今年は雪不足というニュースをよく耳にします。極端な天候になりつつあり、本当に大変ですね。これで2、3月ぐらいにドカ雪が来たりするのでしょうね。なかなか困ったものです。

さて、物理系の話題ですが、昨年ブラックホールが画像として捉えられたニュースが、物理学の年間のトピックとして大きく取り上げられました。画像の再構成には、以前このレポートでもご紹介したスパースモデリングという技術が使われています。

ブラックホールからの電波をキャッチする天文台が限られていますし、電波で得られる解像度も低いので、2次元画像を復元するといっても、未知数が多すぎるために、単純に逆算してもとめるようなことができません。

スパースモデリングは、その計算を可能にするためにいくつかの前提条件を加えることで、うまく答えの候補に、たどり着けるような工夫がされています。スパースモデリングは回帰分析などでもLASSO(Least AbsoluteShrinkage and Selection Operator)という名称で知られているのですが、この計算法が発表されてから、あらゆる分野に広がり、時代が一つ変わった感じがしています。