大分春らしい季節になりましたが、まだ、花粉や黄砂などこの時期、鼻やのどを刺激する飛散物が多い季節です。私も咳が出やすくなるほうで、まだマスクが離せません。

話は変わり、先日、ある学会のワークショップで、システムズバイオロジーのお話を伺いました。感じたことは、確実に実用化に向かっているということです。

私は今まで、正しくシミュレーションができるか?という観点でこれらのシミュレーション結果を見ていました。この点ではまだまだと思いこんでおりました。

しかし現実は、ぐっとターゲットを絞り、正常系でモデル化した後、新たに得られたデータが同じ正常系か、それとも何らかの異常があると考えたほうが妥当かといった検定と同じような考え方で使われたり、病気のタイプを判定するといった使われ方になってきているのですね。

そういう意味で、真似るところから一歩進んで、違いを見分ける例が増えてきた感じがします。

考えてみると線形回帰など統計モデルを、動的なモデルに発展させて置き換えたというわけですから、うなずけます。そういった使い方がようやくウェット系の人とインフォマティクス系の人との間で共有できるようになったということだと感じます。