1.CDKインヒビターp27Kip1の分解制御機構
嘉村 巧
1.p27Kip1の発見 2.p27Kip1の構造と発現部位 3.ノックアウトマウスを用いたp27Kip1の機能解析 4.p27Kip1のタンパク質量の調節機構 5.Skp2に依存しないp27Kip1の分解機構 6.p27Kip1の細胞内局在の変化
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2.発生過程における細胞増殖の制御機構
竹内 隆
1.組織形成過程と細胞周期 2.発生過程で細胞周期はどのように調節されるのか 3.心臓形成における細胞増殖制御
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3.サイクリンD1の核移行制御と心筋細胞の増殖
池田正明,安達三美
1.増殖刺激によるサイクリンD1の発現 2.心筋細胞におけるサイクリンD1の核移行の阻害 3.サイクリンD1の核移行によるRbのリン酸化 4.サイクリンD1の核移行による心筋培養細胞の増殖 5.サイクリンD1の核移行による成体の心筋細胞の増殖 6.サイクリンD1の核移行制御 7.最終分化した細胞におけるサイクリンD1の細胞質局在とその役割
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4.S期サイクリン依存性キナーゼによる染色体複製制御
荒木弘之
1.CDKサイクルと染色体DNA複製 2.重複複製の抑制 3.CDKによる複製開始の促進
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5.初期発生における細胞周期のチェックポイント制御
佐方功幸,志牟田 健,宇都克裕,井上大悟,中條信成
1.DNA傷害/複製チェックポイント 2.中期胞胚遷移(MBT)とDNA複製チェックポイント 3.MBTにおけるChk1の機能と活性制御 4.MBTにおけるChk1の標的−Cdc25A 5.後期発生におけるATR/Chk1経路
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6.G2/Mチェックポイント制御の新たな役割
−DNA複製開始制御の異常によるゲノム不安定性を抑制する2つの機構
井手 聖,渡辺圭一,白髭克彦,梅津桂子,真木寿治
1.複製フォークの進行阻害によるゲノム不安定性の誘発 2.正常な増殖環境下での複製フォーク進行阻害の原因は何なのか? 3.Orc1p機能欠損による複製フォーク進行阻害の発生 4.G2/Mチェックポイントによるゲノム不安定性の抑制
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1.哺乳動物細胞における中心体複製機構
泉 秀樹,臺野華子,深澤賢治
1.中心体の構造 2.CDK2/サイクリンEと中心体複製 3.p53/p21経路と中心体複製
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2.セントロメアのヌクレオソームとクロマチンの分子基盤
橋考太
1.セントロメアDNA-タンパク質複合体の基本構造 2.セントロメアコア領域ヌクレオソームと特殊クロマチン 3.細胞骨格系と染色体の動的相互作用の場 4.セントロメア周辺に分布するヘテロクロマチンの形成および維持機構
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3.姉妹染色分体の接着と分配の分子機構
−姉妹に指輪をはめる
田中晃一
1.コヒーシン複合体の構成因子 2.細胞周期におけるコヒーシン複合体の動態と姉妹染色分体接着の制御 3.コヒーシン複合体の構造
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4.中心体に局在するM期制御タンパク質キナーゼ群
薮田紀一,野島 博
1.Aurora-Aキナーゼ 2.Latsキナーゼ 3.その他の中心体キナーゼ
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5.セパレース-セキュリン複合体による姉妹染色体分離の制御機構
長尾恒治,柳田充弘
1.セキュリンのタンパク質分解による細胞周期と姉妹染色体分離との共役機構 2.
セパレース-セキュリン複合体の形成は姉妹染色体分離に必要である 3.セパレースはコヒーシン構成因子Rad21/SCC1をタンパク質切断する酵素である 4.セパレースのRad21/SCC1タンパク質切断以外の機能
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6.スピンドルチェックポイント制御のメカニズム
土生敏行,松本智裕
1.スピンドルチェックポイント制御 2.Mad2-Cdc20複合体,Mad1-Mad2複合体 3.BubR1-Bub3-Cdc20複合体
vs. BubR1-Bub3-Mad2-Cdc20 4.Zw10-Rod複合体 5.HEC1-Mad1複合体 6.Mad2-CMT2複合体 7.AuroraBキナーゼ複合体
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7.細胞質分裂のメカニズムと細胞周期による制御
三嶋将紀
1.細胞質分裂のマシーナリー 2.細胞周期による制御:M期の終了と細胞質分裂
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1.減数分裂における染色体分配のメカニズム
北島智也,渡辺嘉典
1.体細胞分裂と減数分裂 2.減数分裂特異的コヒーシンサブユニットRec8 3.減数第一分裂における相同染色体分離のメカニズム 4.減数第一分裂後期において,セントロメア近傍のRec8コヒーシン複合体は分解を受けない 5.ヘテロクロマチンによるコヒーシン複合体の濃縮
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2.減数分裂制御におけるRNAとRNA結合タンパク質の相互作用
島田忠之,山本正幸
1.減数分裂進行とMei2タンパク質 2.Mei2ドットの核内位置の解析 3.sme2転写活性がMei2ドット形成に必要である
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3.酵母の胞子形成研究の現状
−細胞膜構築の原理解明をめざして
中瀬由起子,中村太郎,下田 親
1.胞子形成に関与する遺伝子 2.前胞子膜に局在するタンパク質の発見 3.どのようにして前胞子膜は閉じた袋になるのか 4.前胞子膜形成には膜輸送経路が働く 5.前胞子膜形成におけるSPBの役割
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4.減数分裂組換えチェックポイント制御機構
東岸任弘,野島 博
1.減数分裂相同組換えとは何か 2.パキテンチェックポイント 3.分裂酵母の減数分裂組換えチェックポイント
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5.減数分裂前期の相同染色体ペア形成のしくみを探る
−線虫を用いた減数分裂前期の相同染色体対合の研究
鍋島建太郎
1.減数分裂前期の研究に線虫を用いる利点は何か 2.線虫における染色体の減数分裂前期の挙動 3.線虫の減数分裂研究における最近の進展
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6.ショウジョウバエの精子形成過程
−幹細胞分裂から減数分裂まで
山下由起子
1.生殖細胞の分化過程の概観 2.生殖幹細胞の非対称分裂と運命決定 3.分化過程の開始と増殖分裂 4.減数分裂移行のための転写制御 5.減数分裂
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7.出芽酵母で明らかになった減数分裂期の相同染色体分配メカニズム
坪内英生
1.姉妹染色分体接着の制御 2.動原体の配向 3.交叉型組換え体の形成
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1.RBタンパク質の新しい生理機能
田矢洋一
1.pRBはBcl-xLの脱アミド化を抑制することによってアポトーシスを抑制する 2.pRBによる遺伝子発現の促進 3.クロマチンタンパク質とpRBとの結合 4.pRBによるRNAポリメラーゼIとIIIの制御
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2.p16INK4a遺伝子の機能と発現調節機構
大谷直子,原 英二
1.p16INK4a遺伝子 2.p16INK4aとp14ARF 3.細胞老化(replicative
senescence)とp16INK4a遺伝子 4.premature senescenceとp16INK4a遺伝子 5.p16INK4aノックアウトマウス 6.過剰メチル化によるp16INK4a遺伝子のサイレンシング 7.p16INK4a遺伝子の発現制御
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3.RB1遺伝子の発現調節因子RB1CC1と癌における変異
茶野徳宏
1.RB1CC1の基本構造と機能 2.RB1CC1と癌との関係 3.今後の課題
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4.ヒト癌におけるp14ARFとp16INK4aの変異
中村光利,小西 登
1.p16INK4a 2.p14ARF 3.INK4a/ARFノックアウトマウス 4.p14ARF,p16INK4a遺伝子変異と腫瘍の形成
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5.HTLV-I Taxによる細胞周期の撹乱
岩永律子,大谷 清
1.Taxによる細胞周期の促進 2.Taxによる転写因子E2Fの活性化 3.TaxによるG1サイクリン依存性キナーゼの活性化 4.Taxの組織特異的作用 5.Taxのチェックポイントに及ぼす影響
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6.HATインヒビターの一員としてのEID-1
三宅 智
1.EID-1(E1A-like inhibitor of differentiation-1) 2.E1A 3.Twist 4.INHAT(inhibitor
of histone acetyitransferases) 5.EID-1類似分子の存在
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7.増殖抑制因子Tobによる細胞周期進行の制御
鈴木 亨,山本 雅
1.受容体型チロシンキナーゼ/Ras/MAPK経路による増殖制御 2.Erk1/2によるTobのリン酸化 3.Tobリン酸化の意義 4.Tobの細胞周期制御における役割,生理機能
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