実験医学増刊 Vol.22 No.5 2004
免疫研究のフロンティア
分子,細胞から個体レベルでの免疫システムの解明と
それが導く新しい臨床応用
 出版社  羊土社

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概論 システムとしての免疫系
−分子,細胞,場のダイナミックな統合とシステムの破綻としての免疫疾患
中山俊憲

■ 第1章 自然免疫システム

1. エンドトキシン(LPS)の認識機構とTLR4の活性化機構
斉藤伸一郎,三宅健介

2. TIRドメインを含むアダプター分子群がTLRシグナル伝達経路を担っている−
MyD88依存的経路とMyD88非依存的経路の分子的機序

山本雅裕,審良静男

3. IgAおよびIgM に対するFc受容体とその機能
本多伸一郎,渋谷 彰

4. インターフェロン-α/βシグナルによる癌と免疫の制御
高岡晃教,本田賢也,谷口維紹

5. ペア型レセプター群によるウイルス感染生体防御機構
白鳥行大,荒瀬 尚

6. NKT細胞と樹状細胞間における活性化と制御機構
藤井眞一郎


■ 第2章 獲得免疫システム

1. Th2/Tc2細胞分化に伴うTh2サイトカイン遺伝子(IL-4,IL-5,IL-13)座のク
ロマチンリモデリング

山下政克,中山俊憲

2. B細胞のシグナル伝達制御−アダプター分子,Grb2・BLNKによるVavのラフトへ
の移行制御

上村幸子,黒崎知博

3. T細胞のシグナル伝達制御−ラフトドメインによる機能制御
永福正和,小杉 厚

4. 胚中心B細胞の親和性成熟に関与するRNAプライマーゼGANP
桑原一彦,阪口薫雄

5. メモリーB細胞分化とBcl6
徳久剛史

6. SOCSによる自然免疫と獲得免疫の制御
花田俊勝,松村友美子,真島隆一,吉村昭彦


■  第3章 抗原提示細胞とホーミング

1.樹状細胞サブセットと免疫応答制御
稲葉カヨ,稲葉宗夫

2.制御性樹状細胞による急性GVHD制御
佐藤克明,松山隆美

3.コンドロイチン硫酸プロテオグリカンと白血球浸潤
新 和之,平田多佳子,川島博人,寒川延子,梁 甫伎,菅原一樹,宮坂昌之

4.CCR7ケモカインによる胸腺T細胞移動制御
久瀬幸代,上野智雄,高浜洋介

5. RAPL/Rap1によるLFA-1接着と遊走の制御
木梨達雄

6. 癌に対する免疫監視機構−SPA-1遺伝子破壊マウスを用いた解析
服部雅一,湊 長博


■ 第4章 トレランスと粘膜免疫

1.FoxP3とCD25+CD4+制御性T細胞
野村尚史,坂口志文

2.末梢リンパ器官形成と再生
吉田尚弘

3.パイエル板樹状細胞サブセットによる正と負の免疫粘膜制御
佐藤あゆ子,岩崎明子

4.GVHDにおけるパイエル板の意義
  −急性移植片対宿主病の発信源は腸の粘膜にあるパイエル板である

村井政子,松島綱治

5. NALT組織形成メカニズムの特異性と粘膜免疫におけるその機能
福山 聡,清野 宏

6. 腸管粘膜における孤立リンパ小節とクリプトパッチの発生と機能
南野昌信,石川博通


■ 第5章 免疫と疾患

1.Toll様受容体による自然免疫と獲得免疫のクロストーク
改正恒康,邊見弘明

2.サイトカインからみた自己免疫疾患
石原克彦,平野俊夫

3.GVHDにみる生体のアロ認識機序
森島泰雄

4.SLE・RAからみた自己免疫
山口晃弘,山本一彦

5. 腫瘍抗原ペプチドを駆使した癌免疫療法の新展開
中面哲也,西村泰治



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