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実験医学増刊 Vol.38 No.17 2020

新規の創薬モダリティ
細胞医薬

細胞を薬として使う、新たな時代の基礎研究と治療法開発

 出版社  羊土社

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河本 宏,辻 真博/編

■ 序

【河本 宏,辻 真博】

■ 概論 細胞を薬のように使う時代が来た

【河本 宏,辻 真博】

■ 第1章 細胞療法の世界動向
  1. 細胞医薬の歴史
    【河本 宏】

  2. “細胞”モダリティの潮流と将来展望〜「デザイナー細胞」研究開発戦略〜
    【辻 真博】

  3. 米国NIHおよびCIRMのファンディング動向,世界のCAR-T臨床開発動向の詳細解析―再生医療から「デザイナー細胞」へ
    【辻 真博,佐々木麻起子】
■ 第2章 最先端基盤技術の動向と展望
  1. 造血幹細胞の培養技術
    【河東堤子,山崎 聡】

  2. ゲノム編集技術CRISPR-Cas3とその遺伝子治療および診断への応用
    【藤井智明,吉見一人,真下知士】

  3. 安全で機能的なデザイン細胞医薬のための次世代遺伝子導入技術〜ヒト人工染色体ベクター〜
    【山ア匡太郎,宮本人丸,香月康宏】

  4. 受容体シグナルの「デザイン」を評価するイメージング技術〜脂質二重支持膜〜
    【横須賀 忠,若松 英,西嶋 仁,竹原朋宏,西 航,塚本昌子,町山裕亮】

  5. 細胞医薬品に資する非破壊細胞評価技術
    【太田禎生】

  6. TCRレパトア解析を通じた抗腫瘍T細胞応答の解明
    【青木寛泰,七野成之,松島綱治,上羽悟史】

  7. 人工受容体技術を用いた細胞医薬のデザイン
    【戸田 聡】

  8. 細胞創生のための合成ゲノム技術とその応用
    【久春雄,野地博行】

  9. エンハンサーを利用した細胞の制御
    【小西理予,河岡慎平】
■ 第3章 細胞療法の新しい戦略

T.免疫細胞ベース

  1. 固形がんを標的としたCAR-T療法の開発
    【安達圭志,玉田耕治】

  2. 非自己のリンパ球を用いたがん免疫療法の開発
    【池田裕明】

  3. 遺伝子改変による養子免疫細胞療法の改良
    【籠谷勇紀】

  4. 複合的免疫効果を発揮する人工アジュバントベクター細胞の開発
    【藤井眞一郎,清水佳奈子】

  5. 機能的リンパ組織オルガノイドの構築と応用
    【小林由佳,渡邊 武】

  6. 安定で機能的な制御性T細胞の効率的作製法
    【三上統久,坂口志文】

U.幹細胞ベース

  1. 間葉系幹細胞による免疫制御
    【吉川倫太郎,松崎有未】

  2. iPS細胞技術を用いた汎用性T細胞製剤の開発
    【河本 宏,増田喬子】

  3. iPS細胞由来NKT細胞
    【青木孝浩,古関明彦】

  4. 免疫汎用性向上をめざしたHLA編集iPS細胞
    【堀田秋津】

  5. HLA KO型ユニバーサルドナー細胞の作製
    【山地 昇】

  6. 高機能血小板の大量培養法の開発―乱流によるiPS細胞由来血小板の製造
    【杉本直志,江藤浩之】

  7. T型IFN産生ミエロイド細胞を用いたがん免疫療法
    【福田恭子,植村靖史】

V.微生物やナノ構造体の利用

  1. がん治療用デザイン細菌開発の動向と展望
    【野村祥子,橋場(加藤)月,向井英史】

  2. ファージテクノロジーと現代医療
    【氣駕恒太朗,崔 龍洙】
■ 第4章 産業・法規制など社会実装
  1. わが国における細胞委託製造基盤の構築―CAR-T製造の技術移転から学ぶこと
    【川真田 伸】

  2. 医療経済的観点からの国内外動向
    【中村輝郎】

  3. 細胞医薬の産業展開に向けた新しい知財戦略
    【森田 裕】

  4. 細胞医薬をとりまく規制の動向
    【安井治代】
■ 索引

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