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実験医学増刊 Vol.38 No.02 2020

いま、本格化する 遺伝子治療
遺伝性疾患・がんと戦う新たな一手

 出版社  羊土社

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小澤敬也/編

■ 序

【小澤敬也】

■ 概論 遺伝子治療の本格的幕開け─その概念・歴史・最新動向

【小澤敬也】

■ 第1章 遺伝子治療の基盤技術
  1. AAVベクターおよびAAVベクター遺伝子治療の概要
    【足立 圭,中井浩之】

  2. レンチウイルスベクター
    【島田 隆】

  3. ゲノム編集による遺伝子治療の現状と問題点
    【永本紗也佳,鐘ヶ江裕美】
■ 第2章 造血幹細胞遺伝子治療
  1. 原発性免疫不全症に対する造血幹細胞遺伝子治療
    【内山 徹】

  2. ライソゾーム蓄積症の造血幹細胞を標的とした遺伝子治療法の進歩
    【大橋十也】

  3. 造血幹細胞遺伝子治療の課題と展望
    【小野寺雅史】
■ 第3章 AAVベクター遺伝子治療

T.局所投与による方法

  1. 脳をターゲットとした遺伝子治療
    【山形崇倫】

  2. 網膜変性疾患に関する遺伝子治療
    【渡辺すみ子】

U.静脈注射による方法

  1. 血友病に対する遺伝子治療
    【大森 司】

  2. 脊髄性筋萎縮症や筋ジストロフィーに対する遺伝子治療
    【喜納(早下)裕美,岡田尚巳,武田伸一】

V.AAVベクター遺伝子治療の課題と展望

  1. AAVベクターの大量製造法と精製法
    【岡田尚巳】

  2. AAVに対する中和抗体の問題と対策
    【水上浩明】

  3. AAVベクターのカプシド改変─対象疾患拡大に向けて
    【村松慎一】
■ 第4章 遺伝子改変T細胞療法

T.遺伝子改変T細胞療法の現状

  1. 造血器腫瘍に対するCAR-T細胞療法
    【大嶺 謙】

  2. 固形がんに対するTCR-T細胞療法
    【影山愼一】

  3. ゲノム編集技術の応用─ユニバーサルCAR-T,免疫チェックポイント阻害など
    【池田裕明】

U.遺伝子改変T細胞療法の課題と展望

  1. CARの構築と改良─長期的有効性を高める戦略
    【大橋要太,平野直人】

  2. 固形がんに対する新たな複合免疫療法の考え方
    【藤原 弘】
■ 第5章 その他の遺伝子治療関連ストラテジー

T.腫瘍溶解性ウイルス療法

  1. 食道がんに対する放射線併用遺伝子組換えウイルス療法
    【藤原俊義,田澤 大,田邊俊介,白川靖博】

  2. がんに対するウイルス治療の現状
    【谷 憲三朗】

  3. メラノーマおよび膵がんに対するHSV-1自然変異株C-REV
    【田中舞紀】

U.プラスミドDNA筋注法

  1. プラスミドDNA筋注による重症虚血下肢に対する遺伝子治療─日本初の遺伝子治療薬コラテジェンの誕生
    【森下竜一】
■ 第6章 規制・知財・医療経済的視点
  1. 日本における遺伝子治療の規制
    【内田恵理子】

  2. ゲノム編集遺伝子治療のPoints-to-Consider
    【山口照英】

  3. 遺伝子治療の商業化に向けた知財の視点
    【白形由美子,逢坂 敦】

  4. 高額医療に対する医療経済的視点
    【池田俊也】
■ 第7章 最近のトピックス
  1. 遺伝子ノックアウトを利用したゲノム編集治療─HIV感染症やサラセミアの場合
    【三谷幸之介】

  2. 造血幹細胞のゲノム編集治療に向けた基盤技術開発
    【花園 豊】

  3. AAVベクターを用いたin vivoゲノム編集治療
    【平本貴史,大森 司】

  4. がん特異的抗原の探索とCAR-T細胞療法への応用
    【保仙直毅】

  5. 非ウイルス遺伝子改変法によるCAR-T細胞療法の開発と臨床応用
    【柳生茂希,中沢洋三】

  6. がん特異的なネオアンチゲンを標的としたTCR-T細胞療法
    【花田賢一】

  7. iPS細胞技術を用いる若返りT細胞療法の開発─実臨床に向けた開発戦略
    【安藤美樹,中内啓光】
■ 索引

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