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実験医学増刊 Vol.37 No.5 2019

心不全のサイエンス
治療法開発をめざして心臓の謎を解く

 出版社  羊土社

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坂田泰史/編

■ 概論

心不全パンデミック時代に向けた心筋への治療アプローチとは
【坂田泰史】

■ 第1章 心疾患・心不全を診る最新技術

1.ヒト肺動脈性肺高血圧症に類似した血行動態と病理組織像を示す動物モデル
【阿部弘太郎】

2.心不全における単一心筋細胞プロファイル
【野村征太郎】

3.最新の心臓PET画像診断
【樋口隆弘】

4.オミックス情報解析技術をどう使うか
【家城博隆,伊藤 薫】

5.循環器領域におけるデータベース研究の現状と可能性
【関 知嗣,石井正将,川上浩司】

6.実用段階に入った心臓シミュレーション
【杉浦清了,岡田純一,鷲尾 巧,久田俊明】

■ 第2章 心疾患・心不全の分子病態の最先端

1.興奮収縮連関―不全心筋ではどこが問題なのか
【田中秀央】

2.心筋細胞肥大の細胞内シグナル
【桑原宏一郎】

3.発生および分化における代謝シフトと可塑性
【森田唯加,遠山周吾】

4.心臓リモデリングにおけるオートファジーの役割
【村川智一,大津欣也】

5.心不全と炎症
【真鍋一郎】

6.心筋炎と免疫の関与
【塙 晴雄】

7.microRNAの病態・診断・治療における意義
【尾野 亘】

8.心臓線維化と心臓線維芽細胞
【岡 亨】

9.心筋−内皮細胞間クロストークによる心臓の発生・恒常性維持の制御機構
―Neuregulin-1/ErbBシグナルを中心に

【中岡良和】

10.心腎連関のメカニズム
【中山幸輝,藤生克仁】

11.心脳連関のメカニズム
【岸 拓弥】

■ 第3章 心疾患・心不全の治療法開発の最前線

1.創薬標的としての心臓のエネルギー代謝
【清水逸平,吉田陽子,南野 徹】

2.直接的サルコメア制御剤による新しい心不全治療薬の開発
【塚本 蔵】

3.循環器疾患に対するドラッグデリバリーシステムの可能性
【的場哲哉,古賀純一郎,江頭健輔,筒井裕之】

4.膜分子のメカノセンシングを標的とした治療戦略
【古川哲史】

5.疾患iPS 細胞を心疾患の創薬に結びつける
【吉田善紀】

6.心不全に対する新しい治療―細胞シート工学を応用した再生治療法の開発
【宮川 繁】

7.ダイレクトリプログラミング(心筋直接誘導)
【山川裕之,家田真樹】

8.ゲノム編集の難治性心筋症医療応用
【肥後修一朗】

■ 第4章 心疾患・心不全治療法開発への未解決問題

1.心筋細胞由来の悪性腫瘍はなぜ少ないか
【高島成二】

2.心筋はなぜ動き続けられるのか―虚血に対する適応の観点から
【三浦哲嗣】

3.左室心筋と右室心筋は何が違うのか
【八代健太】

4.完全人工心臓はなぜ難しいのか?
【築谷朋典,巽 英介】


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