森 啓/編 序にかえて ―オールジャパンの底力を認知症研究で示さん!
1. 神経変性疾患の神経病理―タンパク質伝搬仮説の検証(Aβ,タウ,シヌクレイン,TDP43) 2. 劣性遺伝性若年性パーキンソン病(AR-JP)の臨床,病理,分子遺伝学 3. プリオン病の多様性と治療開発 4. 脳内炎症の病理像と意義 5. PETイメージング―Aβ/タウ病変・ミクログリアの可視化による認知症病態の理解
1. 患者脳における異常タンパク質蓄積の病理生化学 2. アミロイドβタンパク質の構造解析と診断への応用 3. APPの代謝と軸索輸送における生理機能 4. 細胞内Aβによる軸索輸送障害とシナプス変性 5. BACE1によるAPP切断とprotective変異 6. γセクレターゼ結合分子ILEI/FAM3CによるAβ産生制御 7. ミクログリアに発現する受容体型アルツハイマー病危険因子TREM2
1. アミロイドβタンパク質産生分子機構 2. タウオリゴマーの実態とその遺伝学的因果関係 3. アルツハイマー病のゲノミクス:リスク遺伝子と防御的遺伝子 4. 認知症のエピジェネティクス 5. 認知症における百寿者コホート―アンチ認知症の遺伝子を探索する試みと意義
1. ヒトiPS細胞を用いた認知症モデル 2. イントロン挿入タウTgマウス 3. Aβオリゴマーマウス:APPOSKトランスジェニックマウス 4. ADモデルマウスの開発と応用 5. 認知症研究におけるカニクイザルの有用性 6. コモン・マーモセットとアルツハイマー病 7. イヌとネコの脳における認知症関連病変
1. Aβおよび関連酵素代謝物 2. 認知症バイオマーカーとしてのCSFタウ 3. アルツハイマー病の髄液バイオマーカー研究:過去・現在・未来
1. アルツハイマー病の分子病理学と神経活動 2. 良質な睡眠を通じた認知症の発症・進展予防の可能性 3. 糖尿病から探る認知症メカニズム 4. 生活習慣病の視点から見た認知症の治療介入 5. 歯周病・咀嚼機能障害と認知症 6. 神経細胞内のミトコンドリア局在異常と認知症
I.オリゴマー仮説と凝集説
II.伝播仮説
1. タウ免疫療法―現状と展望 2. オリゴマー抗体医療の現状と展望 3. ドラッグ・リポジショニングによる抗認知症薬の探索 4. 進行中のアルツハイマー病臨床試験および予防介入試験 |