バイオウェブ


実験医学増刊 Vol.34 No.15 2016

遺伝子制御の新たな主役 栄養シグナル
糖、脂質、アミノ酸による転写調節・生体恒常性機構と疾患をつなぐニュートリゲノミクス

 出版社  羊土社

〒101−0052
東京都千代田区神田小川町2-5-1
TEL 03-5282-1211
FAX 03-5282-1212
URL https://www.yodosha.co.jp/

矢作直也/編


【矢作直也】

■ 第1章 新たに見えてきた,栄養・代謝物シグナルによる遺伝子制御メカニズム

[概論]栄養シグナルの一覧と全体像
【矢作直也】

  1. 栄養・代謝物シグナルのメタボローム解析
    【大澤 毅】

  2. アミノ酸によるトア(TOR)制御メカニズム―その傾向と対策
    【鎌田芳彰】

  3. S-アデノシルメチオニン代謝と全身性傷害応答
    【三浦正幸】

  4. Sirtuin・NAD+と遺伝子制御
    【山縣和也】

  5. 解糖系派生物メチルグリオキサールによるメタボリックシグナリング
    【井上善晴】

  6. 核内のピルビン酸キナーゼM2による転写調節機構
    【松田知成,松田 俊,井倉 毅】

  7. 脂肪酸結合タンパク質と遺伝子発現調節
    【関谷元博】

  8. コレステロールによる遺伝子発現制御
    【佐藤隆一郎】

  9. 栄養による胆汁酸代謝遺伝子制御からの代謝疾患へのアプローチ
    【横山葉子,中村杏菜,横江 亮,田岡広樹,渡辺光博】

  10. 鉄代謝と遺伝子制御
    【松井(渡部)美紀,五十嵐和彦】
■ 第2章 栄養環境応答において,ゲノムはどのように読まれるか?〜ニュートリゲノミクス〜

[概論]ニュートリゲノミクスとは
【矢作直也】

  1. FAD依存性ヒストン脱メチル化酵素による遺伝子制御
    【日野信次朗,阿南浩太郎,高瀬隆太,興梠健作,中尾光善】

  2. エネルギー代謝とDNAメチル化制御
    【辻本和峰,橋本貢士,袁 勲梅,川堀健一,榛澤 望,小川佳宏】

  3. 絶食時のエネルギー代謝とヒストンアセチル化制御
    【松本道宏,酒井真志人】

  4. エネルギー代謝とメディエーター複合体
    【大熊芳明】

  5. 酸化ストレス応答転写因子NRF2の転写制御機構
    【関根弘樹,本橋ほづみ】

  6. 摂食・絶食サイクルの転写調節機構
    【矢作直也】
■ 第3章 栄養による遺伝子制御と生命現象・臓器機能〜その破綻と疾患の観点から〜

[概論]医学・疾患研究とニュートリゲノミクス
【矢作直也】

  1. オートファジーと栄養遺伝子制御
    【久万亜紀子,水島 昇】

  2. 低酸素と栄養遺伝子制御
    【山口純奈,田中哲洋,南学正臣】

  3. 食品-腸内細菌-宿主クロストークによる腸管免疫制御
    【青木 亮,長谷耕二】

  4. 栄養摂取による概日遺伝子発現の制御
    【明石 真】

  5. 栄養から見る線虫の寿命制御経路
    【廣田恵子,深水昭吉】

  6. 哺乳類の老化・寿命と栄養遺伝子制御
    【池上龍太郎,清水逸平,吉田陽子,南野 徹】

  7. 栄養と代謝物による遺伝子発現と脂肪細胞の機能制御
    【酒井寿郎】

  8. メカノ-メタボ連関と栄養による遺伝子発現制御―エネルギー代謝コーディネータとしての骨格筋機能
    【清水宣明,田中廣壽】

  9. 栄養素によるグルカゴン,インスリンの変動と糖尿病との関連
    【北村忠弘,小林雅樹】

  10. 動脈硬化と栄養遺伝子制御―膜貫通型転写因子が制御する脂質代謝と動脈硬化
    【中川 嘉,島野 仁】

  11. 腸内細菌による栄養成分の代謝物と宿主病態―発がん・がん予防との関連に着目して
    【大谷直子,原 英二】
■ Topics
  1. 哺乳類の細胞サイズを規定する分子基盤
    【山本一男】

  2. ERRによるメタボリックスイッチとiPS細胞誘導
    【櫛笥博子,川村晃久,木田泰之】

バイオウェブ - [HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp