バイオウェブ


実験医学増刊 Vol.30 No.10 2012

再生医療を実現化する
幹細胞のメディカルサイエンス
stemnessと分化の制御,新規因子の発見から三次元組織形成など臨床につながる最新成果まで

 出版社  羊土社

〒101−0052
東京都千代田区神田小川町2-5-1
TEL 03-5282-1211
FAX 03-5282-1212
URL https://www.yodosha.co.jp/

■ 概論

進展する幹細胞のサイエンスから再生医療へ
【梅澤明弘】

■ 第1章 幹細胞のサイエンス

I.微小環境

  1. ニッシェによる組織幹細胞の維持
    【長澤丘司/尾松芳樹/杉山立樹】

  2. 幹細胞とがんの接点
    【平尾 敦】

II.リプログラミングのメカニズムとエピジェネティクス

  1. ヒトとマウスiPS細胞の共通性と相違点
    【多田 高】

  2. 体細胞初期化を促進する新規因子の探索とGlis1の同定
    【前川桃子/山中伸弥】

  3. iPS細胞とゲノムメチル化ダイナミクス
    【西野光一郎/梅澤明弘】

  4. 幹細胞のゲノムインプリンティングとエピジェネティクス
    【多田政子】

III.分化と多能性のメカニズム

  1. Zfp521による多能性幹細胞の神経分化の開始機序
    【上谷大介/笹井芳樹】

  2. 体軸幹細胞から神経系・中胚葉への分化とその制御
    【竹本龍也/近藤寿人】

  3. 哺乳類の生殖細胞における分化多能性の誘導
    【木村 透】

  4. マウスES細胞におけるシグナル−転写因子ネットワークによる多能性維持のメカニズム
    【浦 大樹/丹羽仁史】

IV.幹細胞の維持と安定化,その他の機能

  1. ES細胞におけるZSCAN4によるゲノム安定性維持
    【平田哲也/洪 実】

  2. 細胞間接着によるヒト多能性幹細胞の生存シグナルの分子機序
    【大串雅俊】

  3. 多能性幹細胞と糖鎖
    【豊田雅士/梅澤明弘】
■ 第2章 多能性幹細胞と分化誘導などのテクノロジー
  1. 医療応用へ向けたヒトiPS細胞作製の技術開発
    【山川達也/沖田圭介】

  2. 特定因子による細胞運命の直接転換
    【鈴木淳史】

  3. クローン胚からのES細胞作製
    【阿久津英憲/福田 篤/Dieter Egli】

  4. 幹細胞の自己組織化による眼杯形成
    【永楽元次】

  5. ES/iPS細胞研究のための遺伝学的手法の新展開
    【堀江恭二/國府 力/竹田潤二】

  6. 転写調節因子を自在に誘導できるES細胞バンクの作製とその応用
    【中武悠樹/西山 晃/洪 実】
■ 第3章 臨床に向けた戦略と最前線ー創薬・多細胞体構築に向けて
  1. 加齢黄斑変性
    【岡本理志/高橋政代】

  2. ES細胞から機能的な下垂体の立体形成
    【須賀英隆】

  3. iPS細胞を用いたParkinson病に対する再生医療の現状と課題
    【西村周泰/高橋 淳】

  4. ES・iPS細胞からの機能的な始原生殖細胞の分化
    【林 克彦/斎藤通紀】

  5. ES細胞・iPS細胞から機能的な血液細胞を作り出す方法
    【原 孝彦/北島健二】

  6. 制御性T細胞と移植免疫
    【木本富子/坂口志文】

  7. 患者から学び患者に還元する,疾患iPS細胞研究の新展開
    【濱崎考史/寺田直弘】

  8. iPS細胞を用いた遺伝子・細胞治療への挑戦
    【香月康宏/押村光雄】
■ 第4章 再生医療実用化の現状とレギュレーション
  1. 臨床用iPS細胞バンク
    【青井貴之】

  2. 再生医療における細胞・組織加工製品の治験とレギュレーション
    【草川森士/佐藤陽治】

バイオウェブ - [HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp