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実験医学増刊 Vol.29 No.2 2011

秒進分歩する癌研究と分子標的治療
発癌から浸潤・転移に至るメカニズム解明とトランスレーショナルリサーチの最前線

 出版社  羊土社

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■ 第I部 基礎研究編:発癌から浸潤・転移に至るメカニズム解明

●概論 秒進分歩する癌生物学
【原 英二】

●第1章 発癌シグナルの原因究明

  1. Ras シグナル制御と発癌
    【高橋智聡】

  2. Wnt シグナルネットワークの異常と癌
    【菊池 章/佐藤 朗/松本真司】

  3. 癌の発生・進展におけるTGF- βシグナル
    【生島弘彬/宮園浩平】

  4. ゲノムネットワークを用いた網羅的実験データの解析技術
    【辻 真吾/油谷浩幸】

  5. 癌におけるエピジェネティック異常
    【竹島秀幸/牛島俊和】

  6. microRNA 発現異常と発癌
    【長田啓隆/高橋 隆】

●第2章 癌抑制機構とその破綻メカニズムの解明

  1. DNA 損傷チェックポイント制御因子群による個体発癌防御
    【中西 真】

  2. テロメア機能異常を介した染色体不安定性
    【石川冬木】

  3. ストレスシグナルによるアポトーシス制御と癌形成における役割
    【関根悠介/武田弘資/一條秀憲】

  4. 細胞老化の癌抑制と発癌促進における役割
    【大谷直子/原 英二】

  5. オートファジーと癌抑制
    【西村多喜/高村聡人/水島 昇】

●第3章 悪性化の分子メカニズム

  1. 炎症反応による発癌促進のメカニズム
    【大島正伸】

  2. 上皮間葉転換と癌浸潤転移
    【佐谷秀行】

  3. 自然免疫と癌治療
    【瀬谷 司/押海裕之/志馬寛明/松本美佐子】

  4. 癌の進展,転移に関与するリンフォイドケモカイン
    【早坂晴子/宮坂昌之】

  5. ストレス顆粒によるストレス応答シグナルの制御と癌
    【武川睦寛】

  6. がんの“幹細胞らしさ” と治療抵抗性のメカニズム
    【仲 一仁/平尾 敦】

  7. 大腸がんの浸潤と転移
    【武藤 誠】
■ 第II部 臨床応用研究編:トランスレーショナルリサーチの最前線

●概論 秒進分歩の分子標的治療
【矢野聖二】

●第4章 治療へのトランスレーション

  1. EML4-ALK を標的とした肺癌の分子診断と分子標的治療
    【間野博行】

  2. HGF/c-Met を標的とした分子治療薬開発の現状
    【上仲俊光/中川学之】

  3. PI3K/Akt 生存増殖シグナル伝達経路を標的とした分子標的治療薬開発の現状
    【藤田直也】

  4. ヘッジホッグシグナル伝達経路
    【青木裕子】

  5. がんペプチドワクチン療法の現状と未来
    【吉田浩二/中村祐輔】

●第5章 治療からのリバーストランスレーション

  1. ABL チロシンキナーゼ阻害剤─ CML 予後の劇的な改善と臨床経験が生み出す新薬
    【木村晋也】

  2. KIT/PDGFR チロシンキナーゼ阻害薬─固形腫瘍治療の革命とGIST 治療向上に向けて
    【篠村恭久/新沼 猛/鈴木 拓】

  3. EGFR チロシンキナーゼ阻害薬─肺癌への著効と耐性克服への戦略
    【矢野聖二】

  4. HER2 標的治療薬─乳癌治療での臨床効果と耐性克服に向けて
    【山城大泰/戸井雅和】

  5. VEGF/VEGFR 標的治療薬─腎細胞癌での治療成績と今後の治療戦略
    【金山博臣】

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