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実験医学増刊 Vol.28 No.7 2010

細胞死研究総集編
アポトーシス・非アポトーシスの誘導機構から生体機能への関与,癌・糖尿病・神経変性疾患などの病態メカニズムまで

 出版社  羊土社

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■ 概論

様々な生命現象に関わる細胞死研究の魅力とその生理機能解明
【三浦正幸】

■ 第 I 部 細胞死とシグナル

第1章 ストレスと細胞死

  1. ストレス応答キナーゼシグナルによる細胞死のバランス制御
    【松沢 厚/一條秀憲】

  2. ROSによる細胞死および生体反応の調節─細胞死から組織修復さらにはがん化へ
    【中野裕康】

  3. 非アポトーシス細胞死研究の現状と展望
    【松岡洋祐/辻本賀英】

第2章 核と細胞死

  1. DNA傷害によるキナーゼ活性化機構とアポトーシス誘導制御
    【吉田清嗣】

  2. 発生過程におけるアポトーシスの新しい制御機構:クロマチンリモデリングによるp53のエピジェネティックコントロール
    【西山正章/中山敬一】

  3. 異常な四倍体細胞を除去する細胞死機構
    【小林洋平/米原 伸】

  4. p53を介した細胞死の制御メカニズム
    【政井一郎】
■ 第 II 部 細胞死の関わる生命現象

第3章 細胞貪食

  1. MFG-E8およびTim4を介したアポトーシス細胞の認識・貪食機構とその破綻
    【山口裕嗣/長田重一】

  2. アポトーシス依存的な細胞貪食による生体恒常性の維持
    【白土明子/中西義信】

第4章 発生における細胞死

  1. 生き物の「形」をつくる細胞死
    【倉永英里奈】

  2. なんのために細胞は死ぬのか?─神経系発生発達期におけるプログラム細胞死の意義
    【山口良文】

  3. 神経栄養因子によるニューロンの維持と細胞死
    【上坂敏弘/榎本秀樹】

  4. 筋分化過程での細胞運命決定にかかわる小胞体ストレスシグナル
    【森島信裕】

  5. 脳の性差形成と細胞死
    【木村賢一】

第5章 細胞増殖と細胞死

  1. 癌治療におけるp53依存性アポトーシスの意義
    【北川麻弓/佐谷秀行】

  2. 状況依存的細胞死シグナル制御による上皮のがん抑制
    【大澤志津江/井垣達吏】

  3. 細胞競合の分子機構
    【松田七美】

第6章 再生と組織再編成

  1. 肝再生:細胞死と細胞増殖・成長の分子機構
    【尾崎倫孝】

  2. 骨における細胞死:骨のモデリングとリモデリング
    【松尾光一】

  3. 「増殖か,死か」:組織再生における増殖細胞の生存戦略
    【川上厚志】

  4. 腸幹細胞系における細胞死とその役割
    【高島茂雄/安達 卓】

  5. 細胞死制御を応用した組織再生モデル系の構築
    【菅田浩司】
■ 第 III 部 細胞死と疾患

第7章 炎症と危険信号

  1. 危険信号センサーとしてのインフラマソーム
    【野口拓也】

  2. HMGB1:死細胞が知らせる危険
    【風間啓敬】

第8章 疾患と細胞死

  1. 虚血性細胞死とオートファジー
    【内山安男】

  2. 糖尿病における膵β細胞死
    【石原寿光】

  3. 死細胞処理と自己免疫寛容
    【田中正人】

  4. 神経変性疾患における細胞死研究のパラダイムシフト
    【山中宏二】

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