バイオウェブ


実験医学増刊 Vol.28 No.5 2010

脳神経系の情報伝達と疾患
さまざまなシグナル伝達因子の異常が引き起こす精神疾患・発達障害・神経変性疾患のメカニズム

 出版社  羊土社

〒101−0052
東京都千代田区神田小川町2-5-1
TEL 03-5282-1211
FAX 03-5282-1212
URL https://www.yodosha.co.jp/

伊佐正,大隅典子,高橋良輔/編

■ 第1章 神経回路・システムの障害
  1. パーキンソン病における認知・情動機能
    【小早川睦貴/河村 満】

  2. モデルマウスの神経活動からジストニアの病態を考察する
    【知見聡美/南部 篤】

  3. 眼球運動障害からみた前頭葉の役割
    【福島順子】

  4. 薬物依存の脆弱性要因
    【曽良一郎】

  5. 内臓感覚の異常と病態
    【福土 審】
■ 第2章 発達障害
  1. 自閉症とシナプスバイオロジー─自閉症の研究と治療の試みへのマウスモデルの活用
    【櫻井 武】

  2. 染色体工学を用いた発達障害のヒト型モデルマウスの作製と解析
    【内匠 透】

  3. 有芯小胞の分泌制御因子CAPS2 と自閉症感受性
    【定方哲史/篠田 陽/林 周宏/古市貞一】

  4. PQBP1 異常による発達障害の分子機構
    【伊藤日加瑠/岡澤 均】

  5. 社会行動の障害の脳解剖学的基盤
    【山末英典】
■ 第3章 統合失調症・気分障害
  1. 統合失調症リスクと神経発達障害─ DISC1 が関わる分子病態メカニズム
    【坪井大輔/貝淵弘三】

  2. うつ病に関するBDNF 研究─現状と課題
    【熊ノ郷晴子/水井利幸/高橋正身/小島正己】

  3. 恐怖記憶を制御する生後の海馬神経新生─ヒトPTSD 治療に貢献できるか
    【北村貴司/井ノ口 馨】

  4. 統合失調症・気分障害とFABP/Fabp 遺伝子
    【前川素子/吉川武男】
■ 第4章 神経情報伝達と疾患
  1. グルタミン酸受容体と孤発性筋萎縮性側索硬化症
    【日出山拓人/山下雄也/郭 伸】

  2. カルシウムチャネルのCAG リピート病─ SCA6 ノックインマウスの解析による病態解明
    【渡瀬 啓/海野敏紀】

  3. 視神経脊髄炎と抗アクアポリン4 抗体
    【中村正史/藤原一男】

  4. Dynactin 変異とPerry 症候群─モータータンパクと神経変性
    【坪井義夫】

  5. 新規シグナル物質として機能する家族性ALS 原因遺伝子VAP
    【津田浩史】
■ 第5章 神経疾患の細胞生物学
  1. 神経変性とオートファジー
    【一村義信/小松雅明】

  2. パーキンソン病とオートファジーによるミトコンドリア品質維持機構
    【田中 敦/Richard J. Youle】

  3. タンパク質分解系活性化による神経変性疾患治療
    【伊野部智由/貫名信行】

  4. GOSPEL によるGAPDH 細胞死誘導の抑制と神経保護効果
    【原 誠/澤 明】

  5. 家族性ALS マウスモデルのワクチン療法
    【漆谷 真】

  6. 遺伝性パーキンソン病原因遺伝子研究の新展開
    【今居 譲】
■ 第6章 疾患研究の基礎
  1. 神経新生からグリア新生へのスイッチ
    【仲・金田勇人/島崎琢也/岡野栄之】

  2. 成体脳ニューロン新生の分子メカニズムと機能的意義
    【今吉 格/坂本雅行/影山龍一郎】

  3. 白質の可塑性と疾患との関わり
    【田中謙二/池中一裕】

  4. 脳におけるエネルギー感受機構とAMPK
    【箕越靖彦】

バイオウェブ - [HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp