実験医学増刊 Vol.24 No.15 2006
感覚受容から認知,記憶・学習,行動までの
脳機能研究の新展開
分子・細胞・システムレベルからの統合的解明
 出版社  羊土社

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狩野方伸

概論 統合的脳研究の目指すもの
高田昌彦

■ 第1章 感 覚

1.光受容と化学受容の分子・細胞メカニズム
倉橋 隆

2.嗅皮質の神経回路と感覚ゲーティング
柏谷英樹,森 憲作
3.網膜における位相の揃った周期的スパイク発火と逃避行動
立花政夫,石金浩史,雁木美衣
4.視覚野「臨界期」の分子・細胞メカニズム
俣賀宣子,ヘンシュ貴雄
5.聴覚同時検出の分子・細胞メカニズム
久場博司,大森治紀
6.痛みと温度受容の分子・細胞メカニズム
富永真琴
7.体性感覚野(バレル野)発達の分子・細胞メカニズム
岩里琢治
8.体性感覚情報処理の分子・細胞メカニズム
吉村 恵

■ 第2章 認知・判断

1.線条体のドーパミン神経伝達による行動制御
八十島安伸,小林和人

2.前頭葉のモノアミン神経伝達による行動制御機構
曽良一郎,有銘預世布

3.精神疾患のモデルマウス
高雄啓三,山崎信幸,宮川 剛

4.情動発現の神経機構:扁桃体の役割
西条寿夫,堀 悦郎,田積 徹,小野武年
5.頭頂連合野における三次元的視覚認知のメカニズム
筒井健一郎
6.線条体における行動価値と行動選択のメカニズム
鮫島和行
7.高次運動関連脳領域による認知行動の制御機構
本田 学

■  第3章 学習・記憶

1.線虫C. elegansの行動可塑性
石原 健

2.ショウジョウバエによる記憶学習の分子遺伝学的研究
宮下知之,齋藤 実

3.後期長期増強の入力特異性に対するシナプスタグ仮説とHebb理論
岡田大助,井ノ口 馨
4.視覚野の興奮性および抑制性シナプス可塑性メカニズムと生理的意義
吉村由美子,小松由紀夫
5.扁桃体におけるシナプス可塑性と情動記憶の分子メカニズム
真鍋俊也
6.海馬ネットワーク・オシレーションの機能と発生メカニズム
礒村宜和,塚元葉子
7.匂い学習の分子・細胞メカニズム
奥谷文乃

■  第4章 運動・行動

1.ゼブラフィッシュのロコモーションの制御にかかわる脊髄神経回路の分子的基盤
木村有希子,東島眞一

2.マウス脊髄歩行運動神経回路網の作動機構
西丸広史

3.小脳のシナプス形成とシナプス可塑性を制御する分子・細胞メカニズム
平井宏和
4.手の巧緻運動を支える皮質脊髄路とその損傷後の機能回復
西村幸男,伊佐 正
5.運動性視床による眼球運動の制御
田中真樹
6.前頭葉における随意運動の企画・実行のメカニズム
星 英司,丹治 順
7.摂食行動の分子メカニズム
伊達 紫


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