実験医学増刊 Vol.23 No.17 2005
解明が進むウイルス・細菌感染と免疫応答
分子メカニズムから新たな治療戦略まで
 出版社  羊土社

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笹川千尋

概論:ここまでわかったウイルス・細菌感染と免疫応答の分子メカニズム
−感染症を克服するために

笹川千尋,柳 雄介,審良静男

■ 第1章 ウイルスの感染と疾患発症機構

1. マウス肝炎ウイルスおよびSARSコロナウイルスの細胞侵入機構:病原性発現への関与
田口文広

2. HIV感染を制御する細胞性因子
小柳義夫

3. 植物ウイルスの宿主域決定因子
滝澤真理,渡辺雄一郎

4. アジアを襲う高病原性H5N1鳥インフルエンザウイルス in 2004
八田正人,河岡義裕
5. リバースジェネティクスを用いたパラミクソウイルス感染の解析
竹田 誠,柳 雄介
6. ヘルペスウイルスの潜伏感染と慢性疾患
近藤一博
7. ポリオウイルスのトロピズムに関与するインターフェロン応答
小池 智
8. 抗原エスケープ:宿主体内でのウイルス進化
佐々木 顕

■ 第2章 細菌感染と宿主応答

1. 腸管病原性大腸菌の感染機構
阿部章夫,桑江朝臣

2. 細菌感染とユビキチン・プロテアソーム
久堀智子
3. オートファジーと細菌感染
小川道永,笹川千尋
4. ブルセラ属菌のマクロファージ感染と細胞内輸送にかかわるプリオンタンパク質
度会雅久
5. 低分子量GTP結合タンパク質を標的にする細菌性病原因子
堀口安彦
6. 抗菌ペプチドによる腸管の感染防御機構
綾部時芳

■  第3章 病原体感染に対する免疫応答メカニズム

1. Toll-like receptorによる生体防御
植松 智,審良静男

2. 核酸成分を認識するTLRによる感染防御機構および自己免疫疾患との関係
改正恒康

3. 細胞内受容体によるウイルス感染の認識機構
小野口和英,藤田尚志
4. 樹状細胞とウイルス免疫応答
米山博之
5. NK細胞受容体によるウイルス感染細胞の認識機構
佐藤毅史,荒瀬 尚
6. 感染免疫に重要なIFN-γ産生細胞に関する新たな知見
 −NK細胞とDCのどちらがIFN-γを産生するか?

永井重徳,小安重夫
7. 細菌感染とT細胞応答
吉開泰信
8. 感染防御システムとしての腸管免疫系
竹田 潔

■ 第4章 臨床研究と新たな治療戦略

1. 腫瘍溶解性麻疹ウイルスを用いた標的癌治療
中村貴史

2. Helicobacter pylori感染と悪性リンパ腫
 −胃MALTリンパ腫の発症機構を中心に

福井寿朗,千葉 勉
3. CCR5を標的としたHIV-1感染症治療戦略
満屋裕明
4. O157感染症の新規治療薬の創製
西川喜代孝
5. 抗マラリア薬の開発:過去−現在−未来
綿矢有佑,金 惠淑
6. 感染症予防のための粘膜ワクチンの開発
幸 義和,清野 宏


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