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羊土社
2021年6月の書籍

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1. 科学を育む 査読の技法
2. グラム染色診療ドリル


科学を育む 査読の技法
+リアルな例文765

水島 昇/著

はじめに

巻頭言
【大隅良典】

第1部 査読のリアル

1 査読依頼がきたら

ピアレビューシステムの原則
査読依頼を引き受けるべきか
断るべき時
世界の動向

2 査読の心得

何を評価すべきか
(1)正当性
(2)論理性(主要な結論が論理的にサポートされているか)
(3)新規性
(4)重要性
(5)普遍性
(6)倫理性
(7)論文の体裁
コメントすべきではないこと
universal principled review templateの提案
総説の査読の場合
改訂論文の評価
英語について
査読者も評価されている

3 査読の実際

プリントアウトすべきか
PC画面で効率よく査読する方法
研究室メンバー内外のヘルプ
コメントの書き方
書き方の例
エディターへの秘密のコメント欄
補足

4 査読システムの試行錯誤

査読と論文出版に関連する問題点
査読の仕組みはジャーナルによって異なる
レフェリーコメントの相互閲覧(cross-review)
査読コメントのリサイクル:他のジャーナルへのトランスファー
査読コメントの公開
査読者名の公開
ダブルブラインド
eLifeのユニークな査読プロセス
新しい査読の共通プラットフォーム「Review Commons」
プレプリントサーバー:「査読後に公開」から「公開後に査読」へ

5 査読者へのインセンティブ

査読者枯渇の危機:完全にボランティアでよいのか?
お金で解決できるか?
査読者名の公表による感謝の意の表明
査読証明書の発行
ジャーナルやデータベースの無料購読サービス
オープンアクセスジャーナルへの掲載料無料サービス
アクセプト率が高くなるのではないかという期待は無駄
第1部の最後に

第2部 特別座談会
【水島 昇(司会),今井眞一郎,田口英樹,中山敬一】

私たちの査読のリアル

はじめに
自己紹介と現在の査読への取り組み
査読を引き受ける・引き受けないの線引きは?
査読者コメントの長さはどのくらいが理想か?
査読者は「建設的」であるべきか?
査読の実際,三者三様
査読者コメントから査読者はばれるのか?
プレプリントサーバーに出す理由・出さない理由
理想の論文評価システムはどのような形か
査読者やコメントの透明性は何をもたらすのか
査読を通じてサイエンスを育み,楽しもう

第3部 査読例文集

はじめに

人称について
時制について

1 論文全体に関わるコメントに使える英語表現

論文の要約
研究分野に関するコメント
肯定的な意見
否定的な意見
論文全体に関わるコメントのまとめ

2 具体的なコメントに使える英語表現

ページや図を指定する
データを言及しつつ指摘する
主な欠点は
データの良くない点を具体的に指摘する
方法が適切ではない
既報告との関連
文献引用
議論,解釈
追加実験の要求
コントロール
説明不足
定量
統計・定量・有意差
遺伝子導入実験
電気泳動データ
顕微鏡データ
RNAiデータ
論文の体裁
図の体裁
つなぎの言葉

3 改訂版(リバイス)原稿へのコメントに使える英語表現

対応は十分
あと少し
まだ問題あり
コメントに応じていない
説明せずにデータを削除するのは良くない

4 エディターへのコメントに使える英語表現

掲載を勧める
改訂後のPublicationを勧める
雑誌のレベルに足りない
リジェクトとしたけれど見直しても良い
少し躊躇するけれどリジェクト

5 総説へのコメントに使える英語表現

良くまとまっている
良く書けている
タイムリーである
バランスがとれている,客観性がある
自分たちの仕事を強調しすぎ
他の総説と重複している

6 やむを得ず辞退する場合に使える英語表現

お礼
本来は引き受けたいところ
専門外
この分野の研究はもうやっていない
他にたくさん査読中
他の査読さえ間に合わない
出張や休暇で読めない
忙しくて無理(こうならないように査読時間は確保しておくべき)
共同研究なので不適切
利益相反がある
すでにみた
少し長目に時間が欲しい
お詫び
他を推薦

索引


グラム染色診療ドリル
解いてわかる!菌推定のためのポイントと抗菌薬選択の根拠

林 俊誠/著

解答記入用紙

微生物名一覧

抗菌薬略語一覧

第1章 基礎知識編

1 検体のとり方
2 グラム染色のしかた
3 顕微鏡の使い方
4 グラム染色像の見方

第2章 ドリル1:基礎編

◆ 問題1〜6
◆ 問題7〜12
◆ 問題13〜18
◆ 問題19〜24
◆ 問題25〜30
◆ 問題31〜35
◆ 問題36〜40

第3章 ドリル2:実践編

1 血管カテーテル関連血流感染症
2 市中肺炎
3 腎盂腎炎
4 鼻副鼻腔炎
5 皮膚軟部組織感染症
6 胆嚢炎・胆管炎
7 腹腔内感染症
8 関節炎
9 髄膜炎
10 骨髄炎
11 肺結節
12 脳膿瘍
13 下痢症
14 広域抗菌薬投与中の血管カテーテル関連血流感染症
15 複雑性尿路感染症
16 人工呼吸器関連肺炎・院内肺炎
17 手術部位感染症
18 院内発症の細菌性髄膜炎
19 肺の空洞影
20 総合問題

菌名索引

索引



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