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2020年12月の書籍

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1. 人類は感染症とともに生きていく
2. 医学 歴史と未来


人類は感染症とともに生きていく
学校では教えてくれないパンデミックとワクチンの現代史

ミーラ・センティリンガム,Meera Senthilingam/著,石黒千秋/翻訳

序章

第1章 21世紀の感染症

第2章 病気と政治

第3章 古来の病気

第4章 新しい感染症

第5章 カによる支配

第6章 病原体の逆襲

第7章 動物由来の感染症

第8章 なくならない感染症

エピローグ


医学 歴史と未来

井村裕夫/著

はじめに

第1部 医学の歴史

第1章 観察と経験に基づく医学

「観察がすべてである」
薬とさじ加減
名医の条件
もっともっとフィジカル

第2章 病因・病態に基づく医学

病理医は裁判官
感染症との戦い ――細菌学、免疫学の勃興
ラボラトリー検査と画像診断の発展
病因あるいは病態に基づく医学への転換
薬の開発 ――その成功と障壁

第2部 医学の現在 ――新しい医学の登場

第1章 証拠(エビデンス)に基づく医療(EBM)

臨床疫学からEBMへ
EBMの誕生
診療ガイドラインの普及と弊害
トランスレーショナル・リサーチの登場

第2章 ゲノム情報に基づく医学 そしてprecision medicineへ

ヒトゲノムの解読 ――神の言語の理解へ向けた挑戦
新しい千年紀(ミレニアム)の科学政策
次世代シークエンサーの登場とがんゲノム医学の進歩
がんの免疫療法とゲノム医学
大統領の演説で有名になったprecision medicine
先天異常へのゲノム・ファースト・アプローチ
人種によるゲノムの相違と医学 ――集団遺伝学の重要性
遺伝子変異はどのようにして起こるのか

第3章 ゲノム医学からみた多因子疾患

多因子疾患の成因 ――人は生まれか育ちか
見つからない遺伝率(missing heritability)
飢餓に学ぶ ――早期環境の重要性
遺伝子か、それとも環境適応か ――バーカーの貢献
育ちの重要性 ――エピジェネティクスを中心に
複雑かつ変化の激しい環境因子 ――exposome という概念
ライフコース・データとは何か、なぜ重要か
体内の仲間との共生 ――マイクロビオータと健康影響
人種による病気の違い

第3部 医学の未来

第1章 がんゲノム医学の確立 がん制圧の日をめざして

がん、その発生機構の解明と予防
注目を集める免疫療法

第2章 先天異常の治療の確立 ゲノム編集はどこまで許されるか

最近の治療法
遺伝子治療への期待と重い課題

第3章 多因子疾患へのアプローチ 残された最大の課題

ゲノムと環境の複雑な相互作用
重要なライフコース・データ

第4章 治療から予防へ、そして先制医療へ

重要な公衆衛生(パブリック・ヘルス)の視点
医療の最終目標 ――先制医療

第5章 果てしなき感染症との戦い 常に備えを

常にあるパンデミックの脅威
われわれがなすべきこととは ――重要な感染症への備え

第6章 脳と心の研究 残された最大のフロンティア

脳研究の発展と障壁
臨床的に重要な脳研究の課題

第7章 再生医学 古くて新しい分野

組織工学から幹細胞医療へ
再生医療 ――残された領域

第8章 情報と医学の融合 医学の未来を拓くフロンティア

ビッグ・データ
人工知能とIoMT

おわりに

文献

医学年表


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