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羊土社
2020年10月の書籍

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1. 美食のサピエンス史
2. 基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第4版
3. ワクチン・レース


美食のサピエンス史

ジョン・アレン,John Allen /著,成広あき/翻訳

はじめに

第1章 サクサク、カリカリ、パリパリ、シャキシャキ......etc.

第2章 “超”雑食のサル─ 二足歩行・大きな脳・小さな顔

第3章 感覚をつかさどる脳と食べ物

第4章 食べ過ぎる人と食べない人

第5章 食の記憶

第6章 カテゴリー:良い食べ物、悪い食べ物、食べていいもの、食べてはいけないもの

第7章 食べ物と創造的な旅

第8章 心の理論と「食の理論」


基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第4版

和田 勝/著,高田耕司/編集協力

第4版の序

第3版の序

第2版の序

初版の序

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生物史年表―本書に登場する人物

用語の異同について

序章 はじめに

1.科学とは何か?

1) 科学とは
2) 法則と理論

2.生物学とは,生物学の方法

1) 生物学とは
2) 生物学は特殊だった?
3) 仮説を立てるために
4) 観察のための道具

1章 生物学の基本

1.地球上には多様な生物が生息している

1) 人は区別する
2) 名前をつける

2.神の栄光のために生物を分類する

1) リンネの自然の体系
2) リンネの考え方
3) 分類学の基礎

3.進化論の登場(神の退場)

1) ダーウィン以前
2) ダーウィンが考えたこと
3) 進化論その後

4.地球上の生物に共通すること(1)(細胞説)

1) 細胞説の前夜
2) 細胞説

5.地球上の生物に共通すること(2)(メンデルの遺伝の法則)

1) メンデル以前
2) メンデルの行った実験
3) メンデルの遺伝の法則
4) 見かけ上,メンデルの法則があてはまらない例
5) メンデルの法則その後

6.生物体のつくりと階層性

1) 細胞,組織,器官,器官系
2) 生物界の階層性
3) 細胞が基本

章末問題

演習(1) データを数量的に扱い,統計処理をしてみよう

2章 細胞のプロフィール

1.光学顕微鏡と電子顕微鏡の発明

2.細胞には多様な横顔がある

1) 多様な細胞の形
2) 細胞の概観

3.細胞を構成している物質

1) 水の性質
2) モノマーとポリマー
3) タンパク質
4) 核酸
5) 糖質
6) 脂質

4.細胞小器官の構造と機能

1) 核
2) 小胞体とリボソーム
3) ゴルジ装置
4) ミトコンドリア
5) 葉緑体
6) 細胞骨格
7) リソソーム,ペルオキシソーム

5.細胞を取り巻く細胞膜の構造と機能

1) 細胞膜の構造
2) 細胞膜の機能

章末問題

演習(2) タンパク質をデータベースで調べ,パソコンで描いてみよう

3章 何が細胞の形や機能を決めているか

1.形質を決めているものを求めて

1) DNAの発見
2) 染色体地図
3) 遺伝子はタンパク質をコードしている
4) 遺伝子の本体はDNAだ

2.遺伝子としてのDNA

1) DNAの化学的性質の研究
2) ワトソン-クリックのモデル
3) 遺伝の暗号はどう解読されたか

3.DNAからタンパク質へ(1)(転写)

1) 転写の過程
2) リボソームとtRNA

4.DNAからタンパク質へ(2)(翻訳)

1) リボソーム表面上にあるさまざまな結合部位
2) 翻訳の過程
3) 合成されたタンパク質の行方

5.タンパク質の構造と機能(形と機能の裏腹な関係)

1) ヘモグロビンの形
2) ヘモグロビンのはたらき
3) ヘモグロビンの変異

章末問題

演習(3) タンパク質の二次構造をつくってみよう

4章 細胞が生きて活動していくために

1.何をするにもエネルギー(ATPの産生)

1) ATPって何?
2) エネルギー獲得の概観
3) 解糖はサイトソルで
4) 解糖の過程を動かし続けるために
5) ミトコンドリア内で営まれる効率的なエネルギー生産

2.葉緑体による光エネルギーの固定

1) グルコース産生は燃焼の逆反応?
2) 光電子伝達系
3) 炭素同化反応
4) 太陽の恵みと動物と植物の深い関係

3.代謝経路のネットワーク

1) 代謝経路とは
2) 酵素タンパク質
3) 補酵素の必要な酵素
4) タンパク質以外の物質の合成
5) 代謝の調節
6) 代謝経路のネットワーク

章末問題

5章 タンパク質が細胞のさまざまな活動を担う

1.タンパク質のさまざまな機能(酵素,運搬,ホルモン,受容体,細胞骨格)

1) 膜輸送タンパク質
2) ホルモンタンパク質
3) 受容体タンパク質

2.細胞は動く

1) アクチンフィラメント
2) 微小管
3) 筋収縮

3.タンパク質はDNAへはたらきかける

1) オペロン説
2) 真核生物の場合

4.細胞膜に埋め込まれた膜タンパク質の重要な機能

1) 細胞膜の構造
2) グルコーストランスポーターとアクアポリン
3) 接着タンパク質

章末問題

演習(4) ヒトとチンパンジーのタンパク質を比較してみよう

6章 多細胞生物への道(1)(細胞間の情報交換)

1.細胞は集まって

1) 細胞同士の付き合い方―多細胞生物の場合は
2) 細胞間の結合の役割

2.細胞間の情報交換の方式

3.ホルモンと受容体で情報を伝える

1) 信号分子としてのホルモン
2) 水溶性ホルモン受容体の種類
3) Gタンパク質共役型受容体の場合―グルカゴンが作用するしくみ
4) 酵素共役型受容体の場合―インスリンが作用するしくみ
5) 骨格筋における代謝―受容体の有無による作用の違い
6) もう1つのGタンパク質共役型受容体(IP3-Ca2+系)

4.信号分子による転写の調節(細胞外から遺伝子への情報伝達)

1) ステロイドホルモンと受容体
2) ステロイドホルモン受容体複合体は遺伝子の転写を制御
3) ステロイドホルモンの作用のしかた

5.イオンチャネル連結型受容体を介した情報伝達

1) 神経系による情報伝達
2) アセチルコリン受容体

章末問題

演習(5) インスリンと血糖値の変動をグラフ化してみよう

7章 多細胞生物への道(2)(細胞の数を増やす)

1.DNAの複製

1) 細胞の数を増やす
2) DNAはどのように複製されるのか
3) DNA複製の過程

2.細胞周期と体細胞分裂

1) 細胞周期
2) 体細胞分裂の過程

3.細胞周期の調節

1) チェックポイント
2) サイクリン依存性キナーゼとサイクリンの発見

4.突然変異とDNA修復機構

1) 突然変異
2) 突然変異が起こる原因
3) DNAの誤りを正す

章末問題

8章 多細胞生物への道(3)(個体の数を増やす・発生と分化)

1.減数分裂(次の世代をつくるために)

1) 生殖と繁殖
2) 減数分裂とは
3) 減数分裂の過程
4) 減数分裂による遺伝的多様性

2.生殖細胞の形成

1) 性とは
2) 精子形成
3) 卵形成

3.受精

1) 先体反応
2) 多精拒否機構
3) 卵の賦活(活性化)

4.初期発生と器官形成

1) 発生とは
2) ウニの初期発生
3) カエルの初期発生
4) 鳥類の初期発生
5) 哺乳類の初期発生
6) 器官形成

5.始原生殖細胞と性分化

1) 極細胞,始原生殖細胞
2) 生殖腺へ

6.細胞間のコミュニケーションによる分化のしくみ

1) 誘導・分化・拘束
2) 種によって異なる卵での指定の時期
3) 体軸の決定
4) ホメオボックス

章末問題

演習(6) 体細胞分裂と減数分裂を体感してみよう

9章 個体を守る免疫のシステム

1.病原体から身を守る

2.植物の生体防御機構

1) 植物の第一防衛ライン
2) 植物の第二防衛ライン

3.無脊椎動物の生体防御機構

1) 無脊椎動物の第一防衛ライン
2) 無脊椎動物の第二防衛ライン

4.ヒトの生体防御機構(第一防衛ライン)

5.ヒトの第二防衛ライン(自然免疫)

1) 血球細胞の種類
2) 免疫にかかわる膜タンパク質
3) 貪食細胞の活躍
4) 貪食と並行して起こること
5) ナチュラルキラー細胞の活躍

6.ヒトの第三防衛ライン(獲得免疫)

1) 第二防衛ラインから第三防衛ラインへの橋渡し
2) 獲得免疫の概要
3) 獲得免疫にはリンパ球が関与する
4) リンパ系器官
5) 免疫応答

7.抗体による攻撃(体液性免疫)

1) 抗体分子の構造
2) 抗体には種類がある
3) 抗原とは
4) 抗体の多様性はどうして生ずるか

8.細胞傷害性T細胞による攻撃(細胞性免疫)

1) MHCタンパク質
2) 細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)
3) T細胞受容体

9.免疫機能の制御と記憶,訓練など

1) ヘルパーT細胞は獲得免疫の司令塔
2) 記憶細胞
3) 胸腺での訓練
4) 免疫グロブリンスーパーファミリー

10.もう1つの獲得免疫

章末問題

10章 生きること,死ぬこと(細胞の再生と死,個体の死)

1.細胞の再生

1) 細胞再生の違いによる細胞の分類
2) 幹細胞による細胞再生系
3) 分化した細胞
4) 細胞分裂に限りはあるのか

2.細胞が死ぬとき

1) ネクローシスとアポトーシスの違い
2) アポトーシスの起こるとき
3) アポトーシスの共通経路
4) アポトーシスの引き金

3.老化・寿命と遺伝子の関係

1) ヒトの老化は規格外?
2) 早老症
3) 再び老化とは

4.がんを含むさまざまな病気とその原因

1) 病気の定義
2) 遺伝子の変異による病気
3) 病原体による病気
4) がん
5) その他の病気

章末問題

11章 個体としてのまとまり(外部環境を認識し,内部環境を調節する)

1.内部環境を一定に

1) 外部環境と内部環境
2) ホメオスタシスの機構
3) 制御中枢の必要性

2.制御中枢による情報の処理と調節

1) ニューロン
2) ニューロンのはたらき
3) グリア細胞
4) 神経系の発達
5) 内分泌系の中枢

3.動物の行動

1) 生まれつき備わった行動
2) 学習や知能によって獲得される行動

4.感覚器官と感覚の受容

1) 感覚の種類
2) 機械的刺激の変換
3) 化学的刺激の変換

章末問題

演習(7) 静止電位と活動電位を描いてみよう

12章 生物の進化と多様性

1.個体の生きる場所(多様な環境に適応して生きる)

1) 多様な生物を支える多様な生態圏
2) 個体群密度

2.進化と多様性の創出

1) 進化は個体群で起こる
2) ハーディー-ワインベルグの法則
3) 実際の個体群は遺伝子平衡ではない
4) ランダムな変異を方向づける
5) 中立的な突然変異と遺伝的浮動
6) 漸進説,種分化,小進化
7) 断続平衡説,大進化

3.地球上の生物多様性を守るために

1) なぜ生物の多様性か
2) 生物の多様性とは
3) 生物多様性消失の要因と多様性の保全

章末問題

演習(8) 成長曲線を描いてみよう

演習(9) 分子系統樹を描いてみよう

参考図書&Further readings

索引


ワクチン・レース
ウイルス感染症と戦った,科学者,政治家,そして犠牲者たち

第1部 細胞

第1章:はじまり
第2章:発見
第3章:ウィスター再生
第4章:染色体異常と中絶
第5章:死にゆく細胞と定説
第6章:スウェーデンからやってきた細胞
第7章:ポリオワクチンのお客様
第8章:人体実験

第2部 風疹

第9章:姿を見せた厄災
第10章:小さな命を襲う災い
第11章:狂犬病
第12章:孤児と市井の人々
第13章:馴染みの悪魔
第14章:政治と圧力
第15章:大脱走
第16章:熊の穴
第17章:細胞をめぐる闘い
第18章:DBSの敗北
第19章:躍進

第3部 WI-38細胞をめぐる攻防

第20章:奪われた命とスカイラブ
第21章:細胞Inc.
第22章:苦難の道
第23章:ワクチン開発競争
第24章:生物学Inc.
第25章:ヘイフリック限界の解明
第26章:ブート・キャンプの病原体とバチカンへの嘆願
第27章:巣立ちのとき

エピローグ:その後

謝辞

解説/岩田健太郎


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