1. 栄養科学イラストレイテッド 臨床栄養学 基礎編 改訂第2版
2. 栄養科学イラストレイテッド 臨床栄養学 疾患別編 改訂第2版
栄養科学イラストレイテッド
臨床栄養学 基礎編 改訂第2版
本田佳子，土江節子，曽根博仁／編
第1章 臨床栄養学の基礎
【本田佳子】
- 意義と目的
A. 内部環境恒常性の栄養支援
B. 自然治癒の促進
C. 症状の悪化・再発の防止
D. 症状の改善
E. 摂食支援
F. QOL（生活の質，人生の質）
G. ターミナルケア（終末期医療）
- 疾患と栄養
A. 疾患の成因としての栄養
B. 生活習慣病
C. 疾患の結果（病態）としての栄養障害
- [Advanced] リスボン宣言に示された患者の権利
第2章 チーム医療，在宅医療
【鞍田三貴（1〜2），山下扶美（3・4D・5D），井尻吉信・山東勤弥（4A〜C・5A〜C）】
- チーム医療，栄養サポートチーム（NST）
A. さまざまなチーム医療
B. わが国の栄養サポートチーム（NST）
C. NSTにおける管理栄養士の役割
- クリニカルパス
A. クリニカルパスの意義と歴史
B. クリニカルパスの役割
- 医療保険制度
A. 医療保険制度における入院時食事療養制度・栄養食事指導料
- 医療倫理
A. 生命倫理，医の倫理，守秘義務
B. 患者・障害者の権利・心理
C. インフォームドコンセント
D. リスクマネジメント
- 福祉・介護と在宅医療
A. 国際疾病分類（ICD），国際障害分類（ICIDH），国際生活機能分類（ICF）
B. ノーマリゼーション
C. 在宅医療，訪問看護
D. 介護保険制度における基本食事サービス
- [Advanced] 数値だけを見るのではなく，病態に臨む
第3章 栄養ケアマネジメントの概要
【水元 芳】
- 栄養ケアマネジメントの概要
A. 栄養ケアマネジメントの必要性
B. 栄養ケアマネジメントの定義
- 栄養ケアマネジメントの過程
A. 傷病者の栄養ケアマネジメント
B. 要支援者・要介護者の栄養ケアマネジメント
第4章 栄養アセスメント
【河原和枝（1〜5），土江節子（6〜7）】
- 意義と目的
A. 傷病者の栄養アセスメント
B. 要支援者・要介護者の栄養アセスメント
- 栄養スクリーニング
A. 栄養スクリーニングの意義
B. 栄養スクリーニングの方法
- フィジカルアセスメント
A. 主観的評価
B. 包括的評価
C. 自他覚症状の観察
D. 主訴，現病歴（現症），既往歴，家族歴，生活歴
- 臨床検査
A. 栄養状態の評価指標
B. 病態の評価指標
- 身体計測
A. 測定項目
B. エネルギー貯蔵状態のアセスメント
C. 体たんぱく質の貯蔵状態のアセスメント
- 食生活状況の把握
A. 調査内容
B. 外来患者への調査（入院患者に実施する場合もある）
C. 入院患者への食事調査
D. その他の調査方法
- 栄養アセスメント
A. エネルギーのアセスメント
B. たんぱく質のアセスメント
C. 脂質のアセスメント
D. 炭水化物のアセスメント
E. 水分のアセスメント
F. ビタミンのアセスメント
G. 無機質（ミネラル）のアセスメント
H. 総合的な栄養のアセスメント（健康・栄養問題の決定）
- [Advanced] 要介護高齢者に対する栄養評価
第5章 栄養ケア計画のプロセス
【佐藤敏子・宮本佳代子】
- 栄養ケアの目標設定
- 栄養ケア計画
A. 必要栄養量の設定
B. 栄養補給法の決定
- 栄養ケアの実施内容
A. 治療における栄養食事療法の意義
B. 病院における栄養補給法の種類
C. 保健機能食品と特別用途食品の活用
第6章 食事療法，栄養補給の方法
【金胎芳子】
- 食事療法と栄養補給
A. 食事療法と栄養補給の歴史
B. 食事療法と栄養療法の特徴
C. 栄養補給の選択
- 経口栄養補給
A. 治療食と介護食
B. 治療食の種類
C. 治療食の疾患別分類と主成分別分類
D. 一般治療食（常食，軟食，半固形食）
E. 特別治療食
F. 食品選択と献立作成
- 経腸栄養補給
A. 目的
B. 適応疾患と禁忌
C. 投与経路
D. 経腸栄養剤の種類と成分
E. 投与方法
F. 経腸栄養補給に必要な器具・機械
G. モニタリングと再評価
H. 経腸栄養の合併症と対応
I. 在宅経腸栄養サポート
- 経静脈栄養補給
A. 目的
B. 適応疾患と禁忌
C. 投与経路
D. 経静脈栄養剤の種類と成分
E. 栄養補給量の算定方法
F. 栄養補給に必要な器具・機械
G. モニタリングと再評価
H. 経静脈栄養の合併症と対応
I. 在宅経静脈栄養サポート
- [Advanced] 疾患別の診療・治療ガイドライン
第7章 薬と栄養・食物の相互作用
【中島 啓】
- 薬と栄養・食物の相互作用を学ぶ意義
- 栄養・食物が医薬品に及ぼす影響
A. 薬物動態学的相互作用
B. 薬理学（薬力学）的相互作用
- 医薬品が栄養・食事に及ぼす影響
A. 味覚，食欲，栄養素の消化・吸収・代謝・排泄に及ぼす薬物の作用
B. 水・電解質に及ぼす薬物の作用
- [Advanced] NSAIDsの副作用が主作用！？
第8章 栄養ケアの記録
【久保ちづる】
- 栄養ケアの記録
- 問題志向型システム（POS）の活用
A. 問題（problem）
B. 志向（oriented）
C. システム（system）
- SOAPに基づく記録用
A. S（subjective data，主観的情報）
B. O（objective data，客観的情報）
C. A（assessment，評価）〔D（diagnosis，診断）〕
D. P（plan，計画）
- [Advanced] 管理栄養士として現場で何を求められているか
第9章 栄養教育の実施
【土江節子】
- 栄養教育（栄養食事指導）
A. 栄養教育（栄養食事指導）の意義と目的
B. 栄養食事指導の方法
C. 栄養食事指導の流れ
D. 栄養食事指導の媒体
E. 栄養食事指導の要点
F. 栄養食事指導の結果の報告
G. 医療チームによる指導（カンファレンスへの参加）
H. 栄養食事指導システムのアセスメント
- 要支援者・要介護者への栄養食事指導
A. 介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護療養型医療施設における栄養食事指導
B. 居宅者への栄養食事指導
- 行動科学理論とカウンセリングの応用
A. 行動科学理論
B. カウンセリングの応用
- [Advanced] 栄養教育（栄養食事指導）の上達には
第10章 栄養ケアのアセスメント
【土江節子】
- 栄養ケア開始後の臨床経過のモニタリングと評価（リ・アセスメント）
A. 栄養ケア開始後の病態・栄養状態のモニタリングと評価（リ・アセスメント）
B. 栄養摂取量・食生活状況の把握とアセスメント，必要栄養量のアセスメント
- 必要栄養素の検討
- 栄養ケアの修正と再実施
- 評価の種類
A. 企画評価
B. 経過（形成的）評価
C. 影響評価（短期目標）
D. 結果評価（中期・長期目標）
E. 経済評価
F. 総合的評価
- 臨床介入の評価
A. 無作為化比較試験
B. コホート研究の応用
C. 介入前後の比較
D. 症例対照研究の応用（後ろ向き研究）
E. 事例評価（個別）
- 栄養ケアの報告・記録
- [Advanced] 「かかりつけ医」と「病院」の連携（例：糖尿病）
付録（臨床で役立つ医学用語一覧）
【監修／本田佳子・曽根博仁】
栄養科学イラストレイテッド
臨床栄養学 疾患別編 改訂第2版
序
【本田佳子，土江節子，曽根博仁】
第1章 代謝系疾患・栄養障害
【武田純枝（1〜4），鈴木和枝（5），飯田薫子（6〜8）】
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 肥満症
- 高尿酸血症，痛風
- 低栄養
- ビタミン異常症
- ミネラル異常症
- アシドーシス，アルカローシス
第2章 内分泌系疾患
【飯田薫子】
- 脳下垂体異常
A.下垂体性巨人症先端巨大症（末端肥大症）
B.成長ホルモン分泌不全性低身長症
C.尿崩症
D.ADH不適合分泌症候群（SIADH）
- 甲状腺異常
A.甲状腺機能亢進症
B.甲状腺機能低下症
- 副甲状腺異常
A.副甲状腺機能亢進症
B.副甲状腺機能低下症
- 副腎異常
A.クッシング症候群
B.アルドステロン症
C.アジソン病
D.褐色細胞腫
第3章 消化管疾患鞍田三貴
- 口腔・歯科疾患
A.う蝕
B.歯周病（歯周疾患）
C.口内炎，舌炎
- 上部消化管疾患
A.胃食道逆流症
B.胃・十二指腸潰瘍
C.たんぱく漏出性胃腸症
- 下部消化管疾患
A.便秘症
B.下痢症
C.炎症性腸疾患：クローン病
D.炎症性腸疾患：潰瘍性大腸炎
E.過敏性腸症候群
- [Advanced]NST（栄養サポートチーム）介入が必要なクローン病の症例
第4章 肝・胆・膵疾患
【冨岡加代子（1），土江節子（2）】
- 肝疾患
A.肝炎
B.肝硬変
C.脂肪肝
D.アルコール性脂肪性肝疾患
E.非アルコール性脂肪性肝疾患
F.肝がん
- 膵・胆道系疾患
A.胆石症，胆のう炎
B.急性膵炎
C.慢性膵炎
D.膵がん
第5章 循環器系疾患宮本佳代子
- 高血圧
A.本態性高血圧
B.二次性高血圧
- 動脈硬化
- 虚血性心疾患（冠動脈疾患）
- 心不全
- 脳血管疾患（脳出血，くも膜下出血，脳梗塞）
第6章 腎・尿路系（泌尿器系）疾患
【長浜幸子（1〜5），名和田清子（6〜7）】
- 慢性腎臓病（CKD）
- 糸球体腎炎
A.急性糸球体腎炎
B.慢性糸球体腎炎
- ネフローゼ症候群
- 腎不全
A.急性腎不全
B.慢性腎不全
- 糖尿病性腎症
- 透析療法
- 尿路系疾患
A.尿路結石症
B.前立腺肥大症
- [Advanced]24時間蓄尿とたんぱく質制限食
第7章 神経・精神系疾患
【宮崎由子】
- 認知症
A.アルツハイマー病型認知症
B.脳血管性認知症
- 変性疾患
A.パーキンソン病
B.脊髄小脳変性症
C.ギラン・バレー症候群
- 摂食障害
A.神経性やせ症
B.神経性過食症
- アルコール依存症
- 精神疾患
A.うつ病
B.統合失調症
第8章 呼吸器系疾患
【三浦由美子】
- 上気道疾患
A.かぜ・インフルエンザ
- 気管・気管支疾患
A.気管支喘息
- 肺疾患
A.肺炎
B.肺結核
- 慢性閉塞性肺疾患（COPD）
第9章 血液・造血器系疾患
【土井悦子】
- 貧血
A.鉄欠乏性貧血
B.巨赤芽球性貧血
- 造血器系腫瘍
A.急性白血病
B.慢性骨髄性白血病
- [Advanced]食事がとれない患者への対応の実際
第10章 運動器（骨格）系疾患
【三科貴博】
- 骨粗鬆症
- くる病，骨軟化症
- 変形性関節症
- サルコペニア
- ロコモティブシンドローム
第11章 免疫・アレルギー系疾患
【小竹 茂】
- アレルギー疾患
A.食物アレルギー
B.アトピー性皮膚炎
C.蕁麻疹
- 自己免疫性疾患
A.全身性エリテマトーデス（SLE）
B.関節リウマチ（RA）
C.全身性強皮症（SSc）
D.シェーグレン症候群
- 後天性免疫不全症候群（AIDS）
第12章 感染症
【田邊嘉也】
- はじめに
- 食中毒とは
- 食中毒の病態
A.細菌性食中毒
B.ウイルス性食中毒
- 感染性胃腸炎（食中毒）での食事療法
A.症状が激しいとき
B.症状が回復してきたとき
- 感染症対策
A.感染症法について
B.大規模食中毒対策
C.院内感染対策
D.院内感染対策の実際
第13章 がんとターミナルケア
【武井牧子】
- はじめに
- がんの予防
- がんの診断
- がんの治療
A.外科治療（手術療法）
B.化学療法
C.放射線治療
D.集学的治療
- がんの終末期（緩和ケア，ターミナルケア）
- がんの栄養管理
A.栄養評価
B.栄養基準
C.栄養補給
D.栄養指導
- [Advanced]GPSによる悪液質の分類と制御
第14章 周術期の管理
【加藤チイ】
- 術前の栄養マネジメント
- 消化器・消化管術後
- 人工肛門造設
- 消化管以外の術後
- [Advanced]消化器・消化管術後の食事について
第15章 クリティカルケア
【今本美幸】
- クリティカルケアの特徴
- 栄養食事療法の特徴
- 各論
A.外傷
B.熱傷
C.集中治療
D.急性感染症
第16章 摂食嚥下障害
【府川則子・金丸晶子】
- 摂食嚥下障害
A.臨床医学の復習
B.栄養食事療法
- [Advanced]NST（栄養サポートチーム）の介入が奏功した摂食嚥下障害例
第17章障害者に対するケア
【吉川 睦】
- 身体障害，知的障害
第18章 小児疾患
【杉浦令子】
- たんぱく質・エネルギー栄養障害（栄養失調症）
- 乳幼児下痢症（ウイルス性胃腸炎）
- アセトン血性嘔吐症（周期性嘔吐症）
- アレルギー疾患
- 小児肥満
- 先天性代謝異常症
A.フェニルケトン尿症
B.メープルシロップ尿症
C.ガラクトース血症
D.ホモシスチン尿症
E.先天性副腎過形成症
F.先天性甲状腺機能低下症
G.尿素サイクル異常
H.プロピオン酸血症
I.メチルマロン酸血症
J.糖原病
第19章 妊産婦疾患
【村上文代】
- 肥満，やせ
- 貧血
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠糖尿病
- [Advanced]産まれる前の栄養も大切？―生活習慣病胎児期発症説
第20章 高齢期疾患（老年症候群）
【府川則子・金丸晶子（1），鈴木和枝（2）】
- 高齢期疾患
A.老年症候群
- 褥瘡
- [Advanced]褥瘡：寝たきりにおける体位交換とスキンケア
- [Advanced]高齢者への食事の調整
付録（臨床で役立つ基準値一覧）
【監修／本田佳子・曽根博仁】
索引
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