生命科学
改訂第3版
■序説
【1章】生物の多様性と一様性
I 生物の多様性と一様性
II 生物とは
*生物と細胞
*自己の複製
*刺激への応答
*エネルギー通貨ATP
*系統樹での分類
*細胞内小器官
*生体物質の大きさ
*アミノ酸とタンパク質
*脂質
*糖
*無機塩類
*種の概念
*ウイルスとプリオン
*アミノ酸の話
*DNAの塩基の変異はなぜ起こるか
■第I部 細胞と遺伝情報の関係
【2章】遺伝情報の複製
I 細胞増殖とDNA複製
*細胞増殖は細胞の最も基本的な機能
*DNA複製の特殊性
*単位としてのヌクレオチド
*核酸
*DNAは二本鎖である
*RNAは一本鎖である
*原核生物は環状,真核生物は直鎖状の二本鎖DNAをもつ
*遺伝子の定義
*ゲノム
*生物のDNA量
*生物の遺伝子数
*真核生物は遺伝子でないDNA領域をたくさんもっている
*DNA複製のアウトライン
*複製には鋳型を必要とする
*複製は不連続である
*複製開始点と複製終了点がある
*DNAの変性・再会合
*DNAは細くて長い糸である
*DNAの損傷と修復
*複製の正確さ
*複製にかかわる酵素はたくさんある
*DNA複製後の塩基修飾と遺伝情報複製
*PCR(polymerase chain reaction)
*セントラルドグマ
*遺伝子の暗号\
*DNAのセンス鎖
*遺伝子の発現
*RNAの種類
*転写の特徴
*転写の基本
*RNAの切断
*塩基の修飾
*真核生物のmRNAプロセシング
*アミノアシルtRNAの合成
*リボソーム
*mRNAの構造
*タンパク質合成
*転写と翻訳の協調
*タンパク質の行方と翻訳後修飾
*真核生物にはもっと多くの非翻訳RNAがあるのかもしれない
*RNA複製と逆転写…
*大腸菌リボソームの構造
*翻訳の開始
*ペプチド鎖の延長
*翻訳の終了
*21番目のアミノ酸
【4章】遺伝子発現の調節
I 発現からみた遺伝子の種類
*すべての生物でハウスキーピング遺伝子が働く
*多細胞生物ではさらに多くの遺伝子が働く
*一人のヒトの体細胞は同じ遺伝子をもっている
*発現が調節される遺伝子と調節されない遺伝子
*大腸菌のβガラクトシダーゼ遺伝子は正と負に調節される
*転写調節と転写後調節
*真核生物はより複雑な転写調節機構をもつ
*クロマチンリモデリングによる調節
*ヘテロクロマチンとユークロマチン
*クロマチン構造と遺伝子発現調節
*エピジェネティックな制御とは
*ヒストンコード
*遺伝情報を担うもの
*リンパ球だけは遺伝子が異なる
*複数の遺伝子を同時に発現調節するオペロン
*オペロンとレギュロン
*非翻訳RNAの発現
*miRNAによる遺伝子発現調節
*ゲノム,トランスクリプトーム,プロテオーム
*ハエの目の色からわかる遺伝子サイレンシングのしくみ
*エピジェネティックなX染色体の不活性化
■第II部 個々の細胞を機能させる原理
【5章】細胞の膜構造と細胞内小器官
I 細胞が基本
II 生体膜
*生体膜とは何か
*膜タンパク質
*膜の機能
*チャネル
*トランスポーター
*ATP駆動ポンプ〜濃度勾配に逆らって輸送する能動輸送
*細胞内小器官
*膜で囲まれた小胞による輸送
*分泌経路
*エンドサイトーシス
*細胞膜電位を計算するネルンストの式
*神経細胞の活動電位
*細胞内小器官の起源に関する推論
*タンパク質の細胞内小器官への輸送
*分泌経路の順序
【6章】細胞骨格
I 細胞骨格とは
II アクチン繊維に基づく機構
*アクチン分子
*アクチン繊維の重合機構
*アクチン重合に基づく細胞の運動
*ミオシンによる運動〜筋細胞の収縮
*チューブリン分子
*細胞分裂時の紡錘体
*チューブリンミキネシン相互作用による輸送
*細胞内の物質輸送と細胞内小器官の配置
*中間径繊維
*トレッドミル現象
*細胞骨格に作用する薬剤
*Ca2+による筋収縮の調節
*ミオシンとキネシンの活性中心の構造は酷似
【7章】代謝
I 細胞活動と熱力学:代謝の意義
II 自由エネルギー変化と生体エネルギー通貨としてのATP
III 酵素
*酵素の特異性と反応機構
*酵素反応速度論
*酵素の分類
*リン酸化反応(キナーゼ)
*脱リン酸化反応(ホスファターゼ)
*C-C結合の生成・切断反応
*脱水素反応
* 解糖系
* クエン酸回路 (トリカルボン酸サイクル)
*アロステリック制御
*リン酸化による酵素活性の調節
*代謝調節のパラダイム:フィードバック制御とカスケード
*熱力学の法則:自由エネルギー変化と平衡定数
*ミカエリス・メンテン
*炭素と窒素の固定回路
*代謝経路のバイオインフォマティクス (生物情報学)
*メタボロミクス
*代謝経路はなぜ丸い?
【8章】生体エネルギー
I 生体エネルギーの2つの規格
*生体エネルギーの役割
*ATPとH+の電気化学ポテンシャル
II 酸化的リン酸化と光リン酸化
III 酸化還元反応と呼吸鎖
*呼吸鎖
*電子伝達とエネルギー放出
*H+輸送のしくみ
*光エネルギーの吸収
*光化学反応と電子伝達
VI 光合成の炭酸固定反応
VII C4光合成
VIII ミトコンドリアと葉緑体のトポロジー
●問題
●コラム
*ATP合成酵素の回転の実証
*光合成の炭酸固定経路図(カルビン回路)
*共役と光による調節
*地球大気の二酸化炭素濃度の変遷と光合成
*細胞分裂と細胞の形態変化:対称分裂と非対称分裂
II 細胞周期という概念
III 細胞周期の各段階
*細胞周期におけるDNA量の変化
*栄養不足とG0期
*正と負の制御
*細胞周期を制御するタンパク質
*サイクリン-CDK複合体
*細胞周期を逆方向に進ませないしくみ
*サイクリンの周期的な分解とユビキチンミプロテアソーム
*DNA損傷チェックポイント
*紡錘体チェックポイント
*細胞周期におけるチェックポイントの意味
VI アポトーシス
VIII 細胞周期と増殖制御の破綻
*がんの自律的増殖
*細胞質分裂
*酵母の話
*アポトーシスの活性化にかかわる経路
*がん遺伝子
*がん抑制遺伝子
第III部 細胞集団の組織化
【10章】シグナル伝達
I 刺激と応答
II シグナルとは
*シグナル伝達という概念
*細胞間シグナル伝達の様式
*細胞内で起こる連鎖反応
III 細胞外での刺激受容から, 細胞内でシグナルが伝わるまで
*受容体
*受容体が刺激を受けた後:膜から細胞質へ
*膜から核へ
*キナーゼ型受容体を介したシグナル伝達
*Gタンパク質共役型受容体を介したシグナル伝達
*チャネル型受容体を介したシグナル伝達
*転写因子型受容体を介したシグナル伝達
*細胞同士の結合に関与するタンパク質:カドヘリン
*細胞外基質との接着に関与するタンパク質:インテグリン
*受容体とシグナル分子の関係
*オーファン受容体と医薬品開発
*タンパク質の分解による細胞内シグナル伝達
*細胞外基質の役割
【11章】発生と分化
I 卵形成
II 受精と卵割
III 胚の方向性の決定
*胚の領域化
*胚の誘導
IV 細胞分化と幹細胞
V 誘導作用と形態形成運動
*形態形成運動
*神経誘導
*線虫の細胞系譜
*ホメオティック遺伝子
*カエルの背側決定における母性因子の役割
*iPS細胞 (人工多能性幹細胞)
*植物の花器官形成のしくみ
*女王蜂か働き蜂かを決めるエピゲノム
【12章】生殖と減数分裂
I 有性生殖と無性生殖
II 体細胞分裂と減数分裂
III 減数分裂の意義
IV 遺伝的組換え
*一般的組換え
*部位特異的組換え
V 配偶子の形成
VI 配偶子の特殊化
VII 受精
*受精の準備
*受精の過程
VIII エピジェネティックな遺伝情報の伝達
IX 種と性
●問題
●コラム
*クローン動物
*性の決定と性転換
*ノックアウトマウス
*アグロバクテリウムと遺伝子組換え植物
*DNAのメチル化,発生,体細胞クローン動物
*ゲノムインプリンティング
■問題の解答
■索引
■執筆者一覧
----------------------------------------------------------------
改訂第2版 免疫学最新イラストレイテッド
【概論】免疫系の四次元的理解を目指して(小安重夫)
■ 自然免疫研究の発展
■ 多様性の獲得とそれを支える免疫系の「場」
■ 閉じた系としての免疫系と開いた系としての免疫系
■ 免疫不全
■ 将来へ向けて
【第1章】自然免疫とToll様受容体(改正恒康)
■自然免疫による微生物認識
* 自然免疫と獲得免疫
* 自然免疫による微生物認識
* TLR による認識
* RLRによる認識
* NLRによる認識
* TLRの機能
* TLR機能を制御する分子機構
* RLRの機能とその分子機構
* NLRの機能およびインフラマソーム
* TLR機能異常と免疫不全
* TLRと自己免疫疾患
* NLRと炎症性疾患
【第2章】免疫細胞表面受容体としてのレクチン(入村達郎)
■レクチンとは?
* 免疫系とレクチン
* レクチンの種類と分布
* レクチンの機能
* レクチンの糖鎖認識特性,糖鎖リガンドおよびカウンター受容体
* I型レクチンと Siglec
* I型レクチンの機能と認識する糖鎖
* セレクチンファミリーのレクチンの分布とリガンド糖鎖
* アシアロ糖タンパク質レセプター型レクチンと多様なシグナル
* ガレクチンの機能とガレクチン遺伝子欠損マウス
* ガレクチンに対するリガンド糖鎖とカウンター受容体
【第3章】補体(木下タロウ)
■補体系の構成と働き
* 異物標識
* C3b のさらなる断片化とそれらを結合するC3受容体群
* 感染局所への食細胞の動員
* 膜傷害性複合体による殺菌
* 古典経路
* レクチン経路
* 副次経路
* C3転換酵素形成の増幅
■C5転換酵素の形成,後期経路と膜傷害性複合体の形成
* C5転換酵素の形成
* 後期経路と膜傷害性複合体形成
* 補体制御因子による自己細胞の保護
* 発作性夜間血色素尿症:自己・非自己識別の破綻
第4章 B細胞の分化と機能【米谷耕平/黒崎知博】
■免疫グロブリン(Ig)遺伝子の再構成
* B細胞の成熟とIg遺伝子の再構成
* Ig遺伝子再構成の制御
* プロB細胞から大型プレB細胞へ
* プレBCRの意味
* 大型プレB細胞から小型プレB細胞へ
* B細胞分化の場
* MZ-B細胞,FO-B細胞 への分化
* B1-B細胞 への分化
* B細胞分化に関与する分子群
* ネガティブセレクションの機構
* ポジティブセレクションの機構
* BCRシグナル分子
* T-D抗原による免疫反応
* T-I抗原による免疫反応
【第5章】T細胞の分化と機能(高浜洋介)
■T細胞とその機能
■T細胞の分化
* T細胞分化の場としての胸腺
* T細胞の初期分化
* DP胸腺細胞とTCR発現
* 自己・非自己の識別を規定するレパトア選択
* レパトア選択における細胞分化制御
* 正負選択における細胞運命分岐
* 胸腺内選択を担う抗原提示細胞
* CD4・CD8陽性T細胞の分化方向決定
* SP T細胞の成熟と移動
* T細胞の二次リンパ組織への移住
* T細胞の維持
* T細胞の活性化
* Thサブセットへの分化
* T細胞メモリー
【第6章】抗原提示と樹状細胞(稲葉カヨ/稲葉宗夫)
■樹状細胞
* 樹状細胞群とそのサブセット
* 樹状細胞の移動
* 抗原の捕捉と食作用機能
* 抗原のプロセシングとローディング
■クロスプレゼンテーション・ クロスプライミング
■クロストレランス
■NKT細胞,制御性T細胞との相互作用と制御性樹状細胞
* NKT細胞とDCとの相互作用
* 制御性T細胞と制御性DC
【第7章】NK細胞とNKT細胞(荒瀬 尚)
■NK細胞とNKT細胞の分布と分化
■NK細胞の抗原認識と機能
* NK細胞の抗原認識機構
* NK細胞の機能
* NKT細胞の抗原認識機構
* NKT細胞の機能
【第8章】リンパ系の構築(國澤 純/清野 宏)
■全身免疫に関与するリンパ組織の構築
* リンパ節の構造
* 脾臓の構造
* 二次リンパ組織の発生
* 粘膜免疫誘導組織とは
* 粘膜免疫実効組織におけるIgA産生
* 粘膜免疫実効組織における炎症性/制御性T細胞分化
* リンパ球の通り道と道しるべ:接着分子とケモカイン
* ケモカインによる二次リンパ組織への移入と分布制御
* 二次リンパ組織 からのリンパ球移出制御
* パイエル板樹状細胞を介した 腸管指向性獲得機構
■粘膜免疫を介した生体防御応答の誘導と粘膜免疫疾患
* 粘膜ワクチンの開発
* 粘膜免疫疾患と腸内細菌
【第9章】アレルギーと自己免疫疾患(川畑仁人/山本一彦)
■アレルギー
* I型過敏反応
* II型過敏反応
* III型過敏反応
* IV型過敏反応
* 疾患感受性遺伝子の同定法
* 疾患感受性遺伝子
* 中枢性トレランスの異常
* 末梢性トレランスの異常
■治療法開発の展望
【第10章】腫瘍免疫(羽室淳爾)
■がんに対する免疫監視機構
* がんは遺伝子病である
* 個体レベルでの発がんと免疫監視〜3種類のがん
* 固形がん治療の標的
* 腫瘍免疫成立にはがん局所細胞性反応が必須である
* ヒトがんに対して免疫は働いているか
* 腫瘍抗原
* がんに対する免疫監視機構とエフェクター細胞および分子
* がんに対するエフェクター細胞,分子の誘導増強
* がん免疫療法の過去,現在
* がんワクチン
* 免疫系からの逃避機構
* 新しい腫瘍免疫
* 治療への展望〜“場におけるがん”をみつめる
【第11章】感染免疫(吉開泰信)
■微生物による共生戦略
* 免疫認識からの回避
* 適切な免疫応答の不活性化
* 自然免疫
* 早期誘導反応
* T細胞への微生物抗原提示
* 免疫応答
* 現行ワクチン
* 新規ワクチン
【12章】移植免疫(西村泰治/入江 厚/千住 覚)
■移植免疫の基礎
* 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)
* T細胞抗原受容体によるHLA-ペプチド複合体の認識
* T細胞による移植片に発現するアロ抗原の認識
* アロ抗原に特異的な抗体による拒絶反応の誘導
* 輸血
* 造血幹細胞移植
* 固形臓器移植
* 異種移植
* 臓器移植における免疫抑制療法
* 組織幹細胞を用いた再生医療
* 胚性幹細胞(ES細胞)を用いた再生医療
* iPS細胞を用いた再生医療
●索引
----------------------------------------------------------------
ライフサイエンス試薬活用ハンドブック
特性,使用条件,生理機能などの重要データがわかる
■第I部 生物学的作用および用途別試薬
●第1章 ビタミンおよび補酵素
【田村隆明】
* ビオチン
* β-カロテン
* シアノコバラミン
* 葉酸
* アスコルビン酸
* ビタミンE
* ビタミンK
* ビタミンA
* レチノイン酸
* ビタミンD3
* パントテン酸
* 補酵素A
* アセチルCoA
* ピリドキサール
* リボフラビン
* フラビンモノヌクレオチド
* フラビンアデニン
* ジヌクレオチド
* チアミン
* ビオプテリン
* ユビキノン
* ニコチン酸
* NAD
* NADP
* リポ酸
●第2章 ホルモン,ペプチド性生理活性物質
【阿部洋志】
1)ステロイドホルモンなど
* コレステロール
* エルゴステロール
* アンドロゲン
* テストステロン
* エストロゲン
* エストロン
* エストラジオール
* エストリオール
* 17-エチニルエストラジオール
* プロゲステロン
* ヒドロキシプロゲステロン
* コルチコステロイド
* コルチゾール
* コルチゾン
* コルチコステロン
* アルドステロン
* デキサメタゾン
* プレドニソン
* プレドニソロン
* プロスタグランジン
* インシュリン
* 副腎皮質刺激ホルモン
* チロキシン
* グルカゴン
* ソマトトロピン
* バソプレッシン
* エンドセリン
* エリスロポイエチン
●第3章 植物関連調節因子および細胞刺激因子
【阿部洋志】
* オーキシン
* ジベレリン
* エチレン
* レクチン
* コンカナバリンA
* LPS
* パラヒドロキシ安息香酸
* 没食子酸
* シキミ酸
* インターフェロン
* インターロイキン
* インシュリン様成長因子
* 上皮成長因子
* 線維芽細胞増殖因子
* 血小板由来成長因子
* 神経成長因子
* 肝細胞増殖因子
* トランスフォーミング
* 増殖因子β
* 腫瘍壊死因子α
* アドレナリン
* ノルアドレナリン
* ドーパミン
* ドーパ
* セロトニン
* メラトニン
* アセチルコリン
* サブスタンスP
* エンケファリン
* β-エンドルフィン
* エンドセリン
* NMDA
* GABA
* カフェイン
* カイニン酸
* ニコチン
* ホルスコリン
* TPA
* リアノジン
* 百日ぜき毒素
* タモキシフェン クエン酸塩
* ω-コノトキシン
* ジョロウグモ毒素
* ブンガロトキシン
* モルヒネ
* ウワバイン
* ガンシクロビル
* AMPA
* ムスカリン
* 4-アミノピリジン
* アトロピン
* テトロドトキシン
* オカダ酸
* 塩化コリン
* レシチン
●第6章 抗生物質
【田村隆明】
1)タンパク質合成関連
* クロラムフェニコール
* ピューロマイシン
* カナマイシン
* ストレプトマイシン
* テトラサイクリン
* シクロヘキシイミド
* ネオマイシン
* G418
* ゲンタマイシン
* エリスロマイシン
* スペクチノマイシン
* アニソマイシン
* アクチノマイシンD
* マイトマイシンC
* ナリジクス酸
* ドキソルビシン
* リファンピシン
* クーママイシン
* ペニシリン
* アンピシリン
* アンホテリシンB
* バンコマイシン
* ツニカマイシン
* バシトラシン
* ポリミキシンB
* セファロスポリン
* サイクロスポリンA
* ゲルダナマイシン
* オリゴマイシン
●第7章 核酸・タンパク質合成阻害物質
【田村隆明】
1)核酸代謝関連
* α-アマニチン
* アラビノシルシトシン
* BrdU,BUdR
* ヒドロキシ尿素
* 硫酸ジメチル
* シスプラチン
* ATP-γ-S
* ジエチルニトロソアミン
* 4-NQO
* ニトロソグアニジン
* アザグアニン
* ブロモウラシル
* フルオロウラシル
* メチルメタンスルホン酸
* エトポシド
* メチルニトロソ尿素
* アザシチジン
* メチルコラントレン
* アウリントリカルボン酸
* メチルトリプトファン
* エチオニン
* フルオロトリプトファン
* カナバニン
* サイトカラシン
* イオノホアA23187
* コレラトキシン
* ジギトニン
* ジギトキシン
●第9章 ミトコンドリアや葉緑体の阻害物質
【田村隆明】
* ヒ酸ナトリウム
* 酸化ヒ素
* アジ化ナトリウム
* アンチマイシンA
* キニーネ
* ペンタクロロフェノール
* DCC
* 硫化水素
* CCCP
* FCCP
●第10章 酵素(遺伝子工学関連を除く)
【米沢直人】
* アルカリホスファターゼ
* βガラクトシダーゼ
* プロテイナーゼK
* ホタルルシフェラーゼ
* ペルオキシダーゼ
* α-トリプシン
* クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ
* カタラーゼ
* スーパーオキシド
* ディスムターゼ
* α-キモトリプシン
* パパイン
* ペプシン
* トロンビン
* V8プロテアーゼ
* ファクターXa
* プロナーゼ
* PDE
* クレアチンキナーゼ
* ザイモリエース
* セルラーゼ
* グルコースオキシダーゼ
* キモシン
* カテプシンD
* リゾチーム
* X-gal
* IPTG
* X-Glc
* X-GlcA
* Bluo-gal
* P-Gal
* 4MU-β-DGlcNAc
* アルブチン
* ONPG
* pNP-β-GlcNAc
* pNP-β-D-Gal
* ATEE
* BAEE
* Gly-Pro-pNA
* Gly-Phe-NH2
* pNPP
* Leu-NH2・HCl
* フェニルリン酸
* ナトリウム塩
* o-CPP
* ナフチルリン酸
* ナトリウム塩
* メチルウンベリフェリルエステル
* ルシフェリン
* PPD
* ABTS
* MG-132
* RNaseインヒビター
* 2-アミノ-4-(グアニジノオキシ)酪酸
* DEPC
* MIA
* IAA
* アミノフィリン
* セルレニン
* NEM
* TLCK
* アンチパイン
* α1AT
* アプロチニン
* ロイペプチン
* キモスタチン
* ペプスタチンA
* PMSF
* TPCK
* トリプシンインヒビター
* アセチル-カルパスタチン(184-210)(ヒト)
* ベスタチン
* L-トランスエポキシスクシニルロイシルアミド-(4-グアニジノ)ブタン
* ホスホラミドン
* 1,10-フェナントロリン
* エラスタチナール
* DFP,DIFP
* Tris
* HEPES
* PIPES
* MOPS
* MOPSO
* グリシルグリシン
* トリシン
* BES
* POPSO
* TAPS
* TES
* CAPS
* EPPS
* Bis-Tris
* MES
* Bicine
* EDTA
* EGTA
* 8-ヒドロキシキノリン
* フェナントロリン
* 2-メルカプトエタノール
* グルタチオン
* DTT
* p-(クロロメルクリオ)安息香酸
* DTNB
* ジチオエリスリトール
* DCIP
* ヨードアセトアミド
* N-エチルマレイミド
●第16章 界面活性剤および溶解・変性剤
【伊藤光ニ】
1)界面活性剤
* デオキシコール酸
* N-ラウロイルサルコシン
* SDS
* コール酸
* CTAB
* Brij-35
* Triton X-100
* Tween 20
* Nonidet P-40
* グアニジン塩酸塩
* CHAPS
* グアニジンチオシアン酸塩
* MEGA-10
* n-オクチル-β-D-グルコピラノシド
* 尿素
●第17章 細胞研究および免疫研究関連試薬
【阿部洋志】
* DAPI
* ヘキスト33342
* ヘキスト33258
* ヨウ化プロピジウム
* プロテインA
* プロテインG
* テキサスレッド
* ローダミン
* スキムミルク
* トリパンブルー
* ギムザ染色液
* パパニコロ染色液
* オーラミン
* ヘマトキシリン
* エオシンY
* バルサム
* ディスパーゼ
* コラゲナーゼ
* コラーゲン
* フィブロネクチン
* ポリリジン
* DEAE-デキストラン
* ポリブレン
* ポリエチレンイミン
* ハイグロマイシン
* コルヒチン
* コルセミド
* ノコダゾール
* ビンクリスチン
* タキソール
* サイトカラシンB
* アフィディコリン
* 寒天粉末
* ゼラチン
* 粉末酵母エキス
* ペプトン
* カサミノ酸
* X-Gluc
* 5-フルオロオロチン酸
* 3-アミノトリアゾール
●第19章 電気泳動および核酸実験関連試薬
【田村隆明】
* アガロース
* アクリルアミド,モノマー
* N, Nユ-メチレンビスアクリルアミド
* 過硫酸アンモニウム
* TEMED
* キシレンシアノール
* ブロモフェノールブルー
* 塩化セシウム
* 硫酸セシウム
* セシウムTFA
* ジエチルピロカーボネート
* EtBr
* サイバーグリーン
* ポリビニルピロリドン
* DIG-dUTP
* ポリ(dI-dC)・ポリ(dI-dC)
* オリゴ(dT)12-18
●第20章 タンパク質修飾および蛍光/発光試薬
【佐藤成樹】
* PITC
* TNBS
* 水素化ホウ素ナトリウム
* シトラコン酸無水物
* NBS
* HNBB
* シクロヘキサンジオン
* フェニルグリオキサール
* テトラニトロメタン
* クロラミンT
* N-アセチルイミダゾール
* ジチオビスニトロベンゼン酸
* フェニレンジマレイミド
* CMC
* EDC
* ビオチンヒドラジド
* Biotin-(AC5)2Sulfo-OSu
* Sulfo-NHS-LC-Biotin
* NHS-PEO4-Biotin
* NHS-LC-Biotin
* Amine-PEG2-Biotin
* ダンシルクロリド
* FITC
* TRITC
* Cy3
* Cy5
* SYPROR Ruby
* Fura-2-AM
* ローズベンガル
●第21章 電子伝達に用いられる試薬
【伊藤光ニ】
* 2,6-ジクロロフェノールインドフェノールナトリウム塩
* 亜ジチオン酸ナトリウム
* メナジオン
* ネオテトラゾリウムクロリド
* p-フェニレンジアミン
* フェナジンメトサルフェート
* シトクロムc
* メチレンブルー
* アミドブラック
* CBB
* スダンブラックB
* アクリジンオレンジ
* BTB
* PR
* NR
* ポンソーS
* エバンスブルー
* クリスタルバイオレット
* サフラニン
* 塩基性フクシン
* 酸性フクシン
* マラカイトグリーン
* 1,4-ジオキサン
* DPO,PPO
* POPOP
* BBOT
* ナフタレン
* ピリジン
* ジメチルPOPOP
* p-テルフェニル
* エチレングリコールモノエチルエーテル
* 塩化ベンザルコニウム
* 塩化ベンゼトニウム
* ジメチルクロロシラン
* シリカゲル
* ソーダライム
* ミネラルオイル,軽質
■第II部 無機化合物
●第1章 ハロゲン化物および関連物質
【田村隆明】
* 塩酸
* 過塩素酸
* 塩化カルシウム
* 塩化クロム
* 塩化コバルト
* 塩化銅
* 塩化鉄
* 塩化マグネシウム
* 塩化マンガン
* 塩化水銀
* 過塩素酸カリウム
* 塩化カリウム
* 塩化ナトリウム
* 次亜塩素酸ナトリウム
* 塩化リチウム
* ヨウ化カリウム
* 過ヨウ素酸カリウム
* 過ヨウ素酸
* ヨウ化ナトリウム
* 臭化ナトリウム
* フッ化ナトリウム
* 塩化亜鉛
* ヨウ素
* 塩素
* 硫酸
* 硫酸マグネシウム
* 硫酸ナトリウム
* チオ硫酸ナトリウム
* 硫酸銅
* 亜硫酸ナトリウム
* 硫酸鉄
* リン酸
* リン酸二水素カリウム
* リン酸水素二カリウム
* リン酸二水素ナトリウム
* リン酸水素二ナトリウム
* 二リン酸ナトリウム
●第3章 硝酸化物および窒素を含む物質
【田村隆明】
* 硝酸
* 硝酸カリウム
* 硝酸ナトリウム
* 亜硝酸ナトリウム
* 硝酸銀
* 臭化シアン
* シアン化カリウム
* シアン化ナトリウム
* ヒドラジン
* チオシアン酸カリウム
* 硝酸アンモニウム
●第4章 炭酸やアンモニアに関する化合物
【田村隆明】
* 炭酸カルシウム
* 炭酸ナトリウム
* 炭酸水素ナトリウム
* 二酸化炭素
* 炭酸アンモニウム
* 塩化アンモニウム
* 硫酸アンモニウム
* アンモニア水
* 水酸化カルシウム
* 水酸化カリウム
* 水酸化ナトリウム
* 水酸化マグネシウム
* 酸化カルシウム
* 過酸化水素
* 一酸化炭素
* 一酸化窒素
* 過マンガン酸カリウム
* タングストリン酸
* フェリシアン化カリウム
* ホウ酸
* カコジル酸ナトリウム
* 硫酸カリウムアルミニウム
* 活性炭素
* 水素
* ヘリウム
* アルゴン
* 酸素
* 窒素
■第III部 有機化合物
●第1章 アミン,アミド,アミノ酸,ペプチド
【池田香織】
* アラニン
* アルギニン
* アスパラギン
* アスパラギン酸
* システイン
* グリシン
* ヒスチジン
* グルタミン
* グルタミン酸
* イソロイシン
* ロイシン
* リシン
* メチオニン
* フェニルアラニン
* プロリン
* トリプトファン
* チロシン
* バリン
* セリン
* トレオニン
* S-アデノシルメチオニン
* シスチン
* エタノールアミン
* スペルミン
* スペルミジン
* ホルムアミド
* シトルリン
* オルニチン
* トリエチルアミン
* ジエチルアミン
* トリメチルアミン
* ヒスタミン
* ホスファチジルエタノールアミン
* N, N-ジメチルホルムアミド
* ヒスチジノール
* クレアチン
* グルタチオン(還元型)
* ヒドロキシルアミン
* BSA
* アビジン
* ストレプトアビジン
* ユビキチン
* GFP
* アクチン
* ミオシン
* フィブリノーゲン
* TRX
* プロテインS
* アデニン
* アデノシン/デオキシアデノシン
* ATP/dATP/ddATP
* グアニン
* グアノシン/デオキシグアノシン
* GTP/dGTP/ddGTP
* シトシン
* シチジン/デオキシシチジン
* CTP/dCTP/ddCTP
* チミン
* デオキシチミジン
* dTTP/ddTTP
* ウラシル
* ウリジン
* UTP
* cAMP
* ポリアデニル酸カリウム塩
* ヒポキサンチン
* イノシン
* AMP
* GMP
* CMP
* TMP
* cGMP
* キサンチン
* N-アセチル-D-グルコサミン
* デキストリン
* デキストラン
* フルクトース
* ガラクトース
* グルコース
* ラクトース一水和物
* アロラクトース
* スクロース
* マルトース一水和物
* ヘパリンナトリウム塩
* リボース
* UDP-グルコースナトリウム塩
* デンプン
* N-アセチル-D-ガラクトサミン
* アラビノース
* ガラクトサミン塩酸塩
* N-アセチルノイラミン酸
* コンドロイチン硫酸ナトリウム塩
* キシリトール
* ソルビトール
* グルコン酸
* グルクロン酸
* チオグリコール酸
* デオキシフルオログルコース
* グルコサミン塩酸塩
* グリセルアルデヒド
* マンニトール
* エタノール
* グリセロール
* メタノール
* ブタノール
* 2-ブタノール
* エチレングリコール
* PEG
* プロパノール
* 2-プロパノール
* イソミルアルコール
* エチルセロソルブ
* メチルセロソルブ
* ジエチレングリコール
●第5章 リン酸エステル化合物(ヌクレオチド,補酵素以外)
【鈴木あい】
* レシチン
* ホスファチジルセリン
* ホスファチジルグリセロール
* イノシトール1,4,5-トリス
* リン酸六カリウム塩
* イノシトールリン酸二シクロアンモニウム塩
* グルコース-1/6-リン酸
* ADPG
* PLP
* β-グリセロリン酸二ナトリウム五水和物
* PRPP
* フルクトース1,6-二リン酸
* フルクトース2,6-二リン酸
* フルクトース6-リン酸二ナトリウム水和物
* フルクトース1-リン酸
* 二ナトリウム塩
* グリセルアルデヒド三リン酸
* PEP
* クレアチンリン酸二ナトリウム四水和物
* ホスホセリン
■総索引
----------------------------------------------------------------
改訂第3版 分子生物学イラストレイテッド
【1章】分子生物学の骨格とその構成要素
1. 分子遺伝学と分子生物学(田村隆明)
* 分子生物学が取り組む課題
* 分子生物学の材料
* 分子生物学の歴史
* 生物の系譜
* 細胞の機能と構造
* DNA,RNAの構成成分:ヌクレオチド
* 線状分子としての核酸の構造
* RNAの構造と機能
* アミノ酸
* ペプチドとタンパク質
【2章】遺伝情報の保持と伝達
1. DNAの複製(多田周右/榎本武美)
* 複製の原則
* DNA鎖伸長反応
* DNA複製開始機構
* RNAポリメラーゼ
* プロモーター
* 基本転写因子
* 転写開始後の過程
* オペロン
* 遺伝暗号(コドン)
* アミノアシルtRNA
* ペプチド鎖合成反応
* 変異原と変異の種類
* DNA損傷の修復機構
* 複製時における修復
* 組換えの種類
* 相同組換えの分子機構
* 減数分裂期組換え
* 非相同組換え
* その他の組換え
【3章】原核生物の遺伝要素
1. ゲノムとその発現(柳原克彦/仁木宏典)
* 原核細胞の基本構造
* 原核細胞のゲノム構造
* ゲノムの遺伝子配置
* 染色体分配と凝縮
* 染色体外因子
* 細胞分裂と細胞骨格タンパク質
* バクテリオファージの多様性
* バクテリオファージの生活環・溶菌過程
* テンペレートファージ:溶原化機構
* 遺伝子水平伝搬役としてのファージ
* プラスミドの機能
* プラスミド複製
* その他のプラスミド
* プラスミドの取り扱い
【4章】真核生物の遺伝子とその構造
1. ゲノムの構造(木南 凌)
* 染色体のなかの遺伝子
* 反復するDNA配列
* ヌクレオソーム構造
* ヌクレオソーム形成
* クロマチン再構築
* ヒストン翻訳後修飾とクロマチン構造変化
* エピジェネティクスとは
* DNAのメチル化
* ヒストンの修飾
* クロマチンの形成
* エピジェネティックな生命現象とヒト疾患
* 真核生物の転写制御
* 配列特異的転写制御因子
* 刺激応答の視点から捉える転写因子
* クロマチン転写の活性化と転写補助因子
* mRNAの修飾
* mRNAのスプライシング
* mRNAのエディティング
* RNAの輸送
* mRNAの翻訳調節
* mRNAの分解と翻訳制御
* ncRNAによる制御
* rRNAの修飾
* tRNAの転写後調節
* 分子シャペロン
* タンパク質トラフィックの制御
* 翻訳後修飾
* タンパク質分解
【5章】RNAバイオロジー
1. 新しいトランスクリプトーム像(石山晃博/林良英)
* 従来のトランスクリプトーム像
* RNA新大陸の発見
* 新しいトランスクリプトーム像
* non-coding RNA
* mRNA型non-coding RNA
* 非コード低分子RNAの概要
* スプライシングにかかわる核内低分子RNA
* RNAの修飾にかかわる核小体低分子RNA
* 遺伝子発現抑制にかかわる低分子RNA
* その他の非コード低分子RNA
3. RNAによる遺伝子サイレンシング(西田知訓/塩見美喜子)
* RNAサイレンシング
* RNAi
* miRNAによる翻訳抑制
* piRNAを介した遺伝子発現抑制
* RNAがかかわる生理機構
* RNA異常が関与する疾病
【6章】真核細胞の機能
1. 細胞接着(永渕昭良)
* 細胞間接着
* 細胞基質間接着
* 細胞接着の多彩な機能
* 細胞骨格の種類と基本的な性質
* 細胞運動と細胞骨格
* 細胞分裂と細胞骨格
* 細胞内輸送(中山和久)
* モータータンパク質(豊島陽子)
* 核膜輸送(浅利宗弘/米田悦啓)
【7章】真核細胞の増殖と死
1. 細胞刺激と受容体(遠田悦子/松島綱治)
* 主な受容体の諸相
* 微生物感染にかかわる受容体
* 多様なリガンドに応答するための2つのストラテジー
* 臨床応用
* マイクロドメイン/ラフト
* シグナル伝達のストラテジー
* シグナル伝達の進化的保存と多様性
* 真核生物の細胞周期制御
* 細胞周期エンジン
* 細胞周期のブレーキ
* M期制御とタンパク質分解酵素系
* 細胞周期のチェックポイント制御
* M期キナーゼと中心体成熟の制御
* アポトーシスの特性
* アポトーシスの事象
* アポトーシスの分子機構
* DNA修復とアポトーシス
* アポトーシスの意義
* 癌遺伝子群と増殖シグナル伝達
* 癌抑制遺伝子の発見
* 癌抑制遺伝子による細胞周期・アポトーシスの制御
* 癌の微小環境と腫瘍血管の問題
【8章】高次生命現象
1. 免疫系による認識と反応の分子機構(渡邊 武)
* 自然免疫と獲得免疫(適応免疫)
* 自然免疫系と獲得免疫系との相互作用
* 獲得免疫系の多様性
* 免疫グロブリンの多様性の源であるAID
* 主要組織適合系複合体(MHC)遺伝子群と組織適合抗原の多型性
* MHC抗原と抗原提示
* 胸腺内でのT細胞分化と正の選択,負の選択
* 免疫細胞の活性化と補助刺激分子
* クラススイッチ,抗体機能の多様性の獲得
* サイトカインと免疫応答の多様性
* CD4陽性ヘルパーT細胞(TH)のサブセットとその機能
* CD8陽性キラーT細胞(TC)による生体防御
* ホメオボックス遺伝子
* 母性因子と体軸形成
* 中胚葉形成と原腸胚形成
* 神経管の形成
* 器官形成
3. 神経系の分化,形成,再生(田賀哲也/鹿川哲史/清水健史/福田信治)
* 神経幹細胞の未分化性維持
* 神経幹細胞の自己複製機構
* 胎生の進行に伴うニューロン分化シグナルとグリア分化シグナルの優位性の変遷
* 神経幹細胞の分化制御シグナル間における相互抑制的作用
* アストロサイト分化シグナルを増幅する2つのシグナルループ
* 神経系の再生に向けた試み
* ヒトの老化の過程
* 老化関連遺伝子とその働き
【9章】生命システムへの挑戦
1. システムズバイオロジー
* 概日時計(南 陽一/上田泰己)
* 細胞シグナリングの情報処理機構(久保田浩行/黒田真也)
* バイオインフォマティクス(宮野 悟)
* 「ゲノム医学」とは
* ゲノム医学の進歩
* ゲノム医学の支柱〜バイオインフォマティクスとELSI
* ゲノム医学の実際
* ゲノム医学のこれから〜パーソナルゲノム時代の到来
* 抗体医薬(大田信行)
* RNA医薬(宮川 伸/藤原将寿/中村義一)
* ケミカルバイオロジー(萩原正敏)
* ES細胞(吉田進昭)
* 組織幹細胞とiPS細胞(八代嘉美/中内啓光)
* 再生医学(中畑龍俊)
5. 植物バイオテクノロジーと遺伝子組換え食品(本瀬宏康/渡辺雄一郎)
* 植物への遺伝子導入法
* アグロバクテリウムの感染機構
* バイナリーベクターの開発
* アグロバクテリウムの感染による遺伝子導入法
* 基礎研究と実用作物における応用例
●索引
----------------------------------------------------------------
博士号を取る時に考えること
取った後できること
生命科学を学んだ人の人生設計
●第1章 データでわかる最新バイオ博士研究者事情
1.博士号はなぜ必要か【仙石慎太郎】
* 修士課程は職業訓練,博士課程は職業「人」訓練
* 欧米では,博士号がないと研究者として認められない
* 論文博士制度がなくなる?
* 博士号取得の目標は「独り立ち」スキルの獲得
* 「Ph.D.」と「博士」はもともと似て非なるもの
* 日本の「博士」は欧米の「Master」に近い?
* 「博士=専門家」という拘束
* 博士号取得により開ける未来
* あるべき21世紀の研究者像
* 「博士号」取るべきか,取らなくてもいいのか,取らない方がいいのか!?
* 米国におけるPh.D.取得者の就業状況
* 日本の研究関係従業者数に占める博士号取得者数
* 博士号取得者の年収
* 博士課程在籍者,ポスドクのキャリアプラン
* 博士課程修了者の進路
* ポストドクターの進路
* 課程博士と論文博士
* 博士号取得者の自己評価
●第2章 博士に求められるスキル
1.戦略的思考力【仙石慎太郎】
* 研究のプロフェッショナルとは?
* 戦略的な思考はプロフェッショナルに不可欠
* 戦略とは何か?
* 戦略的思考法を研究で実践するには?
* 戦略とは「何をやらないか」を決めること
* 戦略的思考とマネジメント
* アカデミアにおける戦略的思考の実践例
* 日本の大学院教育は大丈夫か?
* 問題の発見・解決力とは?
* 検討範囲を設定する
* 課題を洗い出し,絞り込む
* 重要課題を特定し,解決策を立案する
* 結論づけ,意思決定する
* ミーティングには4つのモード(類型)がある
* ラボラトリーでの実践例
* ミーティング運営のコツ
* プレゼンテーションの技法
* 「知の活用」手法を体系的に捉える
4.プロジェクト・マネジメントのスキル【仙石慎太郎】
* プロジェクト・マネジメントとは
* プロジェクト・マネジメントの方法論
* 幅広い見識をもつ
* 客観評価を利用する
* 粘り強くなる
* デッドラインを意識する
* トレンドに流される危うさ
6.キャリアアップのための具体的行動【三浦有紀子】
* 自分を知ってもらうこと
* 相手を知ること
* 当たり前のことを当たり前にできること
* 前向きな人にこそチャンスは訪れる
* いつまでに結論を出すべきか
●第3章 事例から学ぶ『研究』と『キャリア』のマネジメント術【仙石慎太郎】
1.審良静男 博士
* 学生を主人公にし,チームとして研究に挑む
* 自分の力で考えることの重要性,メンターの必要性
* 良いインプットから最高のアウトプットへ
* 学生との距離感を見極め,インテグリティーを堅持する
* 明確な使命感(ミッション),価値観,構想(ビジョン),戦略
* シンプルな組織形態
* 組織・プロセスの可視化・構造化
* オープン・コラボレーションの実践
●第4章 実録 バイオ博士人材の多様なキャリアパス【三浦有紀子】
1.研究者としての自分が最も活躍できる場所を求めて
加藤珠蘭 博士(武田薬品工業(株))
2.アンテナを広く張ってチャンスを逃さない努力を
濱田光浩 博士(特許庁)
3.本質を突き詰める〜研究するのと同じ気持ちで取り組む
丸 幸弘 博士((株)リバネス)
4.専門性と文章力の融合で実現したライフワーク
永井有紀 博士(技術翻訳者)
5.目的達成を目指して,模索しながら過ごした大学院時代
久保田俊之 博士((株)リクルート)
6.想像を超えたところに自分の能力を活かせる場所がある
武井次郎 博士((株)スリー・ディー・マトリックス)
7.ビジネスの立場から研究成果の事業化に携わるという選択
安西智宏 博士((株)ファストトラックイニシアティブ)
8.研究者の新しい立ち位置〜日本型ファンディングエージェンシーを目指して〜
笠岡(坪山)宜代 博士(独立行政法人 国立健康・栄養研究所)
9.納得がいくまであきらめないことで開けた道
東 義明 博士(University of Kansas)
10.博士課程とはマネジメント教育の場
仙石慎太郎 博士(京都大学)
●索引
●Column
* 大学教員の待遇
* ポスドクの待遇
* 『孫子』にみる戦略的思考法
* 科学者の知的作業
* 競争的資金の課題選定
* ミーティングの参加者
* プレゼンにおける予習と復習の効能
* オンリーワンの力
* 英語力の本質
* 大学における2007年問題
* 大学教員に求められるもの
* 技術翻訳の現場
|