羊土社 
2008年12
月の書籍

 出版社  羊土社

〒101−0052
東京都千代田区神田小川町2-5-1
TEL 03-5282-1211
FAX 03-5282-1212
URL https://www.yodosha.co.jp/

改訂 培養細胞実験ハンドブック
基本から最新の幹細胞培養法まで完全網羅!

第1章 培養実験の総論

* 1. 細胞培養実験のストラテジー【黒木登志夫/許 南浩】
* 2. いろいろな培養法【許 南浩】
* 3. 研究によく使われる細胞【許 南浩】
* 4. 培養細胞の品質管理【中村幸夫/許 南浩】
* 5. 細胞バンクの役割【中村幸夫/水澤 博】
* 6. 細胞培養の倫理問題,特許【増井 徹】

第2章 細胞培養の基本技術

* 1. 培養の設備・器具と洗浄・滅菌【宮崎正博】
* 2. 培地の特徴と選択【星 宏良】
* 3. 無菌作業【宮崎正博】
* 4. コンタミネーション(微生物,マイコプラズマ,細胞)の防止【榑松美治】
* 5. 細胞の継代【宮崎正博】
* 6. クローニング【宮崎正博】
* 7. 細胞の凍結保存・輸送方法【榑松美治】

第3章 初代培養

* 1. 線維芽細胞【加治和彦】
* 2. ケラチノサイト【柏木麻里子】
* 3. 肝細胞【宮崎正博】
* 4. 血液細胞【坂本明美/徳久剛史】
* 5. 神経細胞【藤田恵理子/桃井 隆】
* 6. 血管内皮 初代培養内皮細胞【渋谷正史】
* 7. 脂肪細胞分化培養 分化過程の経時的解析法【浅香 勲】

第4章 細胞の増殖と死

* 1. 細胞増殖の判定法 増殖曲線,MTTアッセイ【片岡 健/許 南浩】
* 2. 基質依存性増殖/アノイキス(Anoikis)【安達正晃】
* 3. 細胞の同調と細胞周期の解析【田原栄俊/井出利憲】
* 4. 培養細胞におけるアポトーシスの分析法【木口 薫】
* 5. 細胞の不死化【田原栄俊/井出利憲】

第5章 培養細胞の解析

* 1. 一般的な観察法【河野葉子】
* 2. GFP可視化技術を用いたオルガネラ動態観察【加納ふみ/村田昌之】
* 3. 細胞運動観察法【矢野 元/佐邊壽孝】
* 4. 染色体解析【久郷裕之/押村光雄】
* 5. 細胞分画法【野瀬 清】
* 6. 細胞からのRNAの抽出と解析 ノーザン解析,RT-PCR【高石樹朗】
* 7. タンパク質の解析 ウエスタンブロット法,免疫染色法【阪口政清】

第6章 遺伝子工学的・細胞工学的手法

* 1. トランスフェクション【大場 基】
* 2. ウイルスベクターによる遺伝子導入【大場 基】
* 3. タンパク質導入法【阪口政清】
* 4. 細胞融合法【則兼聡子/井上敏昭/押村光雄】
* 5. タグ融合タンパク質【高石樹朗】
* 6. RNAを用いた遺伝子発現抑制【阪口政清】
* 7. ドミナントネガティブ法【大場 基】

第7章 生体組織への近似化,分化制御

* 1. 細胞外基質の役割【寺谷 工/落谷孝広】
* 2. 細胞培養に使用される担体【田所美香/町田浩子/大串 始】
* 3. 伸展培養法【片野坂友紀/竹内 崇/貝原恵子/成瀬恵治】
* 4. 低酸素・低栄養培養法 癌組織微小環境を模倣した培養【江角浩安】
* 5. 培養内組織形成法 三次元培養法【許 南浩/片岡 健】
* 6. 動物への細胞移植【許南 浩】

第8章 幹細胞培養〜再生医療の実現を目指して

* 1. ヒトES細胞の培養法【山内香織/末盛博文】
* 2. iPS細胞の樹立【大貫茉里/山中伸弥】
* 3. 細胞融合と体細胞核の再プログラム化【多田 高】
* 4. ES細胞からの神経分化誘導【小坂田文隆/高橋政代】
* 5. ES細胞からの内胚葉系細胞の分化誘導【白木伸明/粂 昭苑】
* 6. ES細胞からの赤血球誘導【寛山 隆/中村幸夫】
* 7. ヒトES細胞をソースとする血小板産生培養法【高山直也/中内啓光/江藤浩之】
* 8. ヒト骨髄間葉系幹細胞【手塚建一】
* 9. 神経幹細胞【森 英樹/金村米博】

----------------------------------------------------------------

顕微鏡活用なるほどQ&A
意外に知らない基礎知識+一歩進んだ観察のコツもつかめる!

1章 顕微鏡を使う前に〜これだけは最低知っておきたい〜

2章 知っているようで,意外に知らない基礎知識に関するQ&A

3章 機器の準備と維持に関するQ&A

4章 試薬に関するQ&A

5章 観察(基礎編)に関するQ&A

6章 観察(応用編)に関するQ&A

7章 データ処理・論文投稿への準備に関するQ&A

8章 トラブルが起こったら

付録

----------------------------------------------------------------

バイオ研究者が知っておきたい 化学の必須知識

1章 タンパク質を作るもの 結合が分子を作る

* アミノ酸の種類と性質
* アミノ酸の化学修飾
* アミノ酸は無限に連なることができる
* 化学結合の本質
* 分子間力が作る超分子

2章 分子間力は生命を作る タンパク質の構造と機能

* らせんと平面がタンパク質を作る
* タンパク質の高次構造を作るもの
* 酵素の選択性の秘密
* 化学修飾によるタンパク質の機能変化
* ヘモグロビンは4分子の相互作用

3章 二重らせんの秘密 DNAの構造と性質

* DNA、RNAは天然高分子ー単純で平易な構造
* 核酸を構成する共有結合ーDNAの性質がみえてくる
* 友は類を呼ぶー二重らせんになる理由
* DNAはどのように機能するかー遺伝を支配する化学物質

4章 分子膜 細胞と生命を支えるもの

* 水にも油にも溶ける分子ー両親媒性分子
* 両親媒性分子が集まると分子膜になる
* 分子膜は袋になるー細胞膜のモデル
* シャボン玉も細胞もベシクルである
* ダイナミズムこそ細胞膜の命

5章 生体エネルギー エネルギーは生命の源

* エネルギーの正体ーNaOHを溶かすとなぜ発熱するのか
* エネルギーとエンタルピーは何が違う?
* 結合エネルギーーATPが高エネルギーの理由
* 反応を進行させるものは何か?ーエントロピー
* 反応の方向とギブズエネルギー

6章 光と電気 生体エネルギーの発現

* 発光にエネルギーが使われるとき
* ルシフェラーゼ反応ー発光のエネルギーはどこからくるか?
* バラの赤とネオンの赤ー色と分子構造の関係
* 電気エネルギーと膜電位

7章 反応速度 酵素が反応を速める秘密

* 速い反応と遅い反応ー反応速度式と活性化エネルギー
* 多段階反応ー系全体の反応をみる
* 平衡と平衡定数ー可逆反応を考える
* 酵素反応の機構ー酵素が反応を速める秘密
* アレニウスの式が示すものー反応速度定数の正体

8章 生体と放射能 放射性同位体の危険性

* 原子を作るもの
* 原子核も反応するー放射線の性質と崩壊のしくみ
* 放射性元素の利用ー実験で使うRI
* 生命を狙う放射線

9章 毒物 毒はなぜ人を殺すのか

* 致死量ー量が毒を成す(ギリシャの諺)
* いろいろの毒
* 毒はどのようにして人を殺すのか?
* 毒物の取り扱い方

10章 バイオ実験の化学的側面

* スペクトルを見れば分子がわかる
* 生体分子に他分子を結合させるークロスリンカー
* コロイドは生命の本質ーDNAやタンパク質もコロイド粒子
* 濃度の計算方法
* 物質を分離するにはー数々の分離手法

コラム


バイオウェブ - [HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp