羊土社 
2007年3
月の書籍

 出版社  羊土社

〒101−0052
東京都千代田区神田小川町2-5-1
TEL 03-5282-1211
FAX 03-5282-1212
URL https://www.yodosha.co.jp/

エッセンシャル発生生物学 改訂第2版

●前書き

●日本語版の出版にあたって

●訳者の言葉

[Section 1 発生生物学の基本原理]

●Chapter1 発生生物学の隆盛

・発生生物学の歴史
・生物学における中心的存在
・社会へのインパクト
・将来におけるインパクト

●Chapter2 発生事象の基本原理

・核の全能性と動物のクローニング
・配偶子形成
・初期発生
・形態形成の過程
・成長と死

●Chapter3 発生遺伝学

・発生変異動物
・突然変異体のスクリーニング
・遺伝子クローニング
・トランスジェニック生物の作製
・遺伝子重複

●Chapter4 実験発生学

・正常発生
・発生における運命拘束
・運命拘束のプロセス
・ホメオティック遺伝子
・分子機能を証明する条件

●Chapter5 発生研究に必要な技術

・顕微鏡技術
・生化学的手法による遺伝子発現の解析
・in situ遺伝子発現検索法
・レポーター遺伝子
・微小注入
・細胞標識法
・細胞選別

[Section 2 発生研究に用いられる主なモデル生物]

●Chapter6 発生研究のためのモデル生物

・代表的な6種のモデル生物
・手に入りやすさとかかる費用
・胚へのアクセスと微小操作
・遺伝学と染色体地図
・関連事項

●Chapter7 アフリカツメガエル

・卵の形成,成熟,受精
・胚発生
・アフリカツメガエルを用いた実験方法
・領域の特異化
・誘導の相互作用

●Chapter8 ゼブラフィッシュ

・正常発生
・突然変異誘発
・領域の特異化

●Chapter9 ニワトリ

・正常発生
・初期胚における領域の特異化
・ニワトリの器官形成

●Chapter10 マウス

・哺乳類の受精
・正常な胚発生
・マウスの発生工学
・発生における領域の特異化
・マウス発生におけるその他の重要トピックス

●Chapter11 ショウジョウバエ

・昆虫の発生様式
・正常発生
・ショウジョウバエの発生遺伝学
・発生プログラムの概説
・背腹軸に沿ったパターン化
・前後軸に沿ったパターン化システム

●Chapter12 線虫

・正常発生
・胚における領域の特異化
・胚期以降の発生の解析
・プログラム細胞死

[Section 3 器官形成と再生]

●Chapter13 組織の成り立ちと幹細胞

・組織の種類
・更新する組織
・皮膚
・小腸
・血球系

●Chapter14 神経系の発生

・構造と細胞種についての概説
・神経板の前後パターン化
・神経管の背腹パターン化
・神経新生とグリア新生・神経堤
・神経連絡の発生

●Chapter15 中胚葉由来器官の発生

・体節形成と筋形成
・腎臓の発生
・生殖細胞と生殖腺の発生
・四肢の発生
・心臓と血管

●Chapter16 内胚葉性の器官の発生

・正常発生
・内胚葉の運命決定
・膵臓

●Chapter17 ショウジョウバエの成虫原基

・変態
・幼虫の発生に関する遺伝学的研究
・有糸分裂組み換え
・成虫原基の発生
・翅原基の領域パターン化

[Section 4 成長,再生,進化]

●Chapter18 成長,加齢,癌

・サイズとプロポーション
・身長の増加
・加齢
・生後の成長と分化の異常

●Chapter19 失われた部分の再生

・再生能力の程度
・プラナリアの再生
・脊椎動物の肢の再生

●Chapter20 進化と発生

・大進化
・原始的な動物
・進化において何が本当に起こったのか?

補足:発生に関わる重要な分子群

●用語説明

●遺伝子・因子の読み方一覧

●索引

----------------------------------------------------------------------

理系総合のための生命科学
分子・細胞・個体から知る“生命”のしくみ

●第I部

【1章】生物の基本概念と基本構造

【2章】生物の増殖

【3章】遺伝と生物情報

【4章】エネルギーと代謝酵素

【5章】環境応答と恒常性

●第II部

【6章】生命の物質的基盤

【7章】複 製

【8章】転 写

【9章】翻 訳

【10章】遺伝子発現の調節

【11章】細胞の構造

【12章】細胞内輸送

●第III部

【13章】細胞周期

【14章】シグナル伝達の基本

【15章】シグナル伝達の制御

【16章】エネルギー生産と代謝経路

【17章】細胞運動と神経・筋収縮

●第IV部

【18章】生 殖

【19章】動物個体の形成,分化

【20章】動物個体の環境応答と情報処理

【21章】動物個体の維持

【22章】植物個体の形成と成長

●第V部

【23章】生物圏と環境

【24章】生物進化とゲノム

----------------------------------------------------------------------

バイオ研究マスターシリーズ
タンパク質の一生集中マスター
細胞における成熟・輸送・品質管理

●序 【遠藤 斗志也】

●歴史編

1.研究の歴史 渾沌の前史から「タンパク質の一生」研究が開花するまで
【遠藤 斗志也,吉久 徹,森 和俊,田口英樹】

・タンパク質の細胞内輸送の歴史

・シャペロンと品質管理の歴史

・秩序ある凝集の歴史

2.ブレイクスルーとなった実験法を中心に そのとき「タンパク質の一生」研究の歴史が動いた
【遠藤 斗志也,吉久 徹,森 和俊,田口英樹】

・輸送とシャペロン:40年間現役の無細胞翻訳系

・輸送:小胞輸送研究の両輪となった実験系

・シャペロン:王道の試験管内実験と最新イメージング技術

・品質管理:古くて新しい酵母遺伝学解析の切れ味

・品質管理:ゲノム時代の新たなアプローチ

・プリオン/アミロイド研究:秩序ある凝集を調べる古典的手法とGFPの活用

●レビュー編

第1章 フォールディング入門 −タンパク質の構造や機能の基盤
【櫻井一正,後藤祐児】

・フォールディングと折り紙

・フォールディング経路と中間体の探索

・速いフォールディングと,理論と実験の融合

・遅いフォールディングとアミロイド線維形成

・新たな潮流,一分子フォールディングと可視化

・広がっていくフォールディング研究

第2章 分子シャペロンの作動原理
【元島史尋,吉田賢右】

・分子シャペロンとは

・分子シャペロンの作用機構

・シャペロニン

・Hsp70システム

・Hsp104

・フォールディングメカニズム解明への期待

第3章 ブローベル・コード −交通管制という問題
【遠藤 斗志也】

・タンパク質の交通管制システム

・ブローベル・コード

・トランスロコンの孔

・交通管制システムの進化

・トランスロコンの分子モータ

・今後の研究の展開

第4章 細胞機能を支える巧みな物流管理システム −エンドメンブレンシステムに
おける小胞輸送の分子メカニズム

【佐藤 健,佐藤 美由紀 】

・小胞輸送の基本反応

・輸送小胞の接着,融合機構

・小胞を介した選別輸送の分子メカニズム

・今後の展望

第5章 細胞品質管理に関与するタンパク質ジスルフィドネットワーク
【稲葉謙次,伊藤維昭】

・大腸菌におけるタンパク質ジスルフィドネットワーク

・小胞体におけるタンパク質ジスルフィドネットワーク

・ミトコンドリアにおけるタンパク質ジスルフィドネットワーク

第6章 タンパク質の品質管理機構
【永田和宏】

・タンパク質の品質管理で視野にいれるべきポイント

・小胞体における4つの品質管理戦略

・研究が進む小胞体関連分解(ERAD)の仕組み

・サイトゾルにおける品質管理

・品質管理機構の重要性

第7章 品質管理にかかわる細胞応答の仕組み
【森 和俊】

・品質管理に失敗すると?

・さまざまな細胞応答機構

・今後の研究の展開

第8章 シャペロンと分解の交差点 −AAA+プロテアーゼによるシャペロン・パワード・プロテオリシス
【龍田高志】

・プロテアーゼの“戦略”と基本機構

・基質の解きほぐしと分解の機構

・基質認識機構

第9章 秩序ある凝集:アミロイドとプリオン
【田口英樹】

・秩序ある凝集と無秩序な凝集

・病気・非病気におけるアミロイド・プリオン

・アミロイド・プリオンの構造と形成機構

・細胞内での秩序ある凝集

・アミロイド・プリオンは単なるやっかいものか?

・拡大する「秩序ある凝集」の世界

●最新トピックスがわかるUP TO DATE

1.変性していることが普通の機能性タンパク質
2.せまい方が安定?
3.タンパク質はシャペロニンのゆりかごでどんな夢を見るか?
4.新生タンパク質の歩留まりは?
5.トランスロコンはどうやって組立てられるのか
6.小胞輸送の起源はなにか?
7.ゴルジ体層板間輸送をめぐる論争
8.まだまだ見つかるProtein Disulfide Isomerase(PDI)の新しい機能
9.シャペロンと病態の接点
10.品質管理の切り札:核における品質管理
11.アミロイド病とトランスサイレチン変異体
12.いかに小胞体ストレスを感知するか?
13.哺乳動物では前駆体も駆り出される
14.小胞体ストレスで膜も増加する
15.基質に埋め込まれた“うなぎ”配列
16.神経変性を引き起こす真犯人は?
17.プリオンによるプリオンの誘発
18.水と油のコラボ:膜タンパク質の加水分解
19.シャペロン界の偶像破壊者AAA型シャペロン
20.どこが違う? 植物の品質管理
21.ユビキチン化酵素は異常タンパク質ハンターか?
22.ERADとオートファジーの密かな関係

----------------------------------------------------------------------

バイオ実験の知恵袋
効率アップとピンチ脱出のワザ350+

第1章 実験の準備 編

何事も,まずは準備から.良い加減に,適当に,臨機応変に手を抜くことも

第2章 実験の基本操作 編

基本操作の習得が重要.でも,それなりに,お手軽に,たまには横着することも

第3章 大腸菌・ファージの培養 編

増殖のコントロール.自己都合にあわせられれば,マイスターを称しても

第4章 核酸の抽出とクローニング 編

核酸の確保.偽物ではないアガリをゲットできたら,ど忘れで失わないように

第5章 アガロースゲル電気泳動 編

核酸を入手したら電気泳動.いつもの方法に飽きたら,変則技を使ってみるのも

第6章 遺伝子スクリーニング 編

クローンの選択.お目当ての遺伝子を,あの手この手を使って釣り上げる

第7章 遺伝子発現の検出 編

転写産物の存在確認.間違えず,多次元的に,お手軽に,そして納得して

第8章 実験器具・機器の変身 編

固定概念からの脱却.視点を変えると,それなりだけど,マルチな才能が見え隠れ


バイオウェブ - [HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp