羊土社 
2007年1
月の書籍

 出版社  羊土社

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基本からゲノム医療までわかる遺伝子工学集中マスター

●序

●歴史編
生命科学研究の発展を導いた遺伝子工学
メンデルからDNAを経てゲノムへ

1.BD期[Before DNA,〜1953年]
2.AD−BC期[After DNA-Before Cloning,1953〜1972年]
3.AC−BG期[After cloning-Before Genome project,1972年〜1989年]
4.GP期[Genome Project]

●レビュー編

第1章 ゲノムの構造と遺伝子発現

1.ヒトゲノムの基本構造
2.転写段階での遺伝子発現の調節
3.転写後段階での遺伝子発現の調節
4.non protein coding RNA(ncRNA)
5.エピジェネティックな変化

第2章 クローニングから配列決定まで

1.cDNAライブラリーの作製
2.ライブラリーのスクリーニング法
3.塩基配列決定法

第3章 遺伝子情報の解析−遺伝子の場所を探す・見る技術の疾患解析への応用

1.連鎖解析
2.患者解析に用いられる技術(シークエンス解析,遺伝子型タイピングを除く)
3.今後の研究の方向

第4章 遺伝子発現操作I −細胞−

1.遺伝子導入法の基本から最近の動向まで
2.遺伝子発現抑制の有効な方法−RNAi法
3.今後の研究の展開

第5章 遺伝子発現操作II−個体−
−発生工学技術による動物個体での遺伝子改変と医科学研究

1.発生工学技術の歴史
2.発生工学技術の進歩
3.癌研究への発生工学の応用
4.感染症研究への発生工学の応用

第6章 網羅的発現・機能解析

1.遺伝子発現解析に用いられる手法
2.今後の研究の展開

第7章 タンパク質の立体構造解析

1.ハイスループットタンパク質発現スクリーニング
2.ハイスループットNMR構造解析
3. X線結晶構造解析

第8章 バイオインフォマティクス−ホモロジー解析からシステム生物学まで

1.BLAST以前
2.BLASTの登場
3.ゲノム情報解析
4.オーム型研究からシステム生物学へ
5.今後の展開

第9章 ゲノム医療−SNPs解析による医科学研究の展開

1.関連解析の基礎知識
2.多遺伝子性疾患の関連解析の実例:2型糖尿病の疾患感受性遺伝子の探索

●UP TO DATE

最新トピックス

1.ヒト完全長cDNA解析研究が明らかにした選択的スプライシングの多様性

2.mRNAの転写開始点は1カ所ではなく多様である −ヒト完全長cDNA解析研究から

3.一卵性双生児の個性 −エピジェネティックな違い

4.マイクロRNAの発癌における役割

5.non protein-coding RNAには,ヒトゲノム上からたまたま偶発的に転写されて
mRNAになっているものがある?−ヒトゲノムの転写の曖昧さ

6.Gatewayライブラリーで可能となる遺伝子機能解析の効率化

7.新規のシークエンシング法 −1,000ドルでヒトゲノムの配列決定(!?)

8.ヒトはあまりにも多様,ゲノムの中身は異常だらけ!!! −Copy Number
Variation(コピー数多様性)− 

9.多因子遺伝性疾患の感受性遺伝子は,見つけられるか??

10.自己と非自己を区別する二本鎖RNAの構造

11.脳の成熟を制御するmicroRNA

12.4つの遺伝子で,線維芽細胞から多能性幹細胞ができる

13.ES細胞の次の主役

14.ノックアウトマウスもオンラインショッピングの時代?

15.ゲノムのメチル化と脱メチル化 −ゲノムメチル化のONとOFF

16.ゲノムは2コピーとは限らない

17.幹細胞のクロマチン

18.mRNAの通り道をふさぐカスガマイシン ―タンパク質合成の開始を阻害する抗生物質

19.新たに見つかったクロマチン転写制御ドメイン:SWIRM

20.バイオインフォの若き英雄(1):選択的スプライシング制御配列

21.バイオインフォの若き英雄(2):クロマチン・コードの解読!?

22.バイオインフォの若き英雄(3):パスウェイ構築のシステム生物学

23.新たに同定された2型糖尿病におけるTCF7L2(transcription factor 7-like 2) 遺伝子多型

24.全ゲノムスクリーニングによる成功例:加齢黄斑変性症の解析


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