羊土社 
2003年3月の書籍
 出版社  羊土社

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ここまで進んだ再生医療の実際
いま,基礎医学研究に何が求められているか?
臨床応用の現状と課題を知る!

田畑泰彦/編

概 論

再生医療を実用化するための基盤技術
(田畑泰彦)

第1章 硬組織(骨,軟骨)の再生医療

1. 心臓外科領域における胸骨再生〜胸骨縦隔洞炎予防のストラテジー
  (丸井 晃 米田正始)
2. 頭蓋骨〜成長因子徐放による自家骨再生
  (山田圭介 宮本 享)
3. 顎骨欠損に対する再建外科の現状から必要とされる骨組織移植
  (久保誼修)
4. 顎骨,眼窩底〜骨髄とポリ-L-乳酸メッシュを用いた方法
  (木下靭彦 山崎 正)
5. 関節軟骨〜細胞移植による軟骨再生医療
  (脇谷滋之 縄田昌司 中村幸男 中谷宏幸)
6. 耳介軟骨および指骨格の組織再生
  (磯貝典孝 朝村真一)

第2章 軟組織の再生

1. 皮膚の再生医療
  (鈴木茂彦 佐生泰美 川添 剛 河合勝也)
2. 脂肪組織の再生
  (稲本 俊 山城大泰)
3. 毛髪の再生にむけて
  (大河内仁志 伊藤宗成 矢野正一郎)
4. 血管柄付き軟組織の再生医療
  (田中嘉雄 成 耆徹 文元祐道)

第3章 血管・循環器の再生医療

1. 生体吸収性人工血管の臨床応用
  (小坂由道 新岡俊治)
2. 血管再生医療におけるsoilとseed 〜血管ホルモンとES細胞からのアプローチ
  (伊藤 裕)
3. 遺伝子による血管新生
  (國本 聡 笠原啓史 福山直人 田中越郎 知久正明 永谷憲歳 西上和宏 岩畔英樹 増田冶史 浅原孝之 盛 英三)
4. 心不全に対する再生医療
  (坂口元一 米田正始)

第4章 消化器・泌尿器の再生医療

1. 場の理論を用いた食道の再生
  (中村達雄)
2. 高分子化合物を用いた組織工学的な小腸の再生
  (貝原 聡)
3. 膵臓の再生〜幹細胞を用いたβ細胞の再生
  (宮崎純一 谷口秀典)
4. 塩基性線維芽細胞増殖因子による歯周組織再生
  (村上伸也 高山真一 池澤一彦)
5. 尿路再生・再建の現状と問題点
  (山本新吾 小川 修)
6. 腎疾患の再生医療
  (斎藤亮彦 竹田徹朗 下条文武)

第5章 神経,感覚器の再生医療

1. 末梢神経の再生医療〜臨床応用に向けて理想の人工神経とは?
  (高松聖仁)
2.内耳
  (遠藤 剛 伊藤壽一)
3. 網膜への細胞移植
  (高橋政代)
4. 幹細胞移植による角膜再生医療
  (榛村重人 坪田一男)

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これからの生命科学研究者のための
バイオ特許入門講座

隅藏康一/著

基礎セッション

ステップ1 特許制度は誰のため?

レクチャー1 特許とは?
レクチャー2 特許制度の存在意義とは?
レクチャー3 何が特許になるのか?

ステップ2 特許を出願するその前に

レクチャー4 どんな特許が出願・登録されているのかを探すには?
レクチャー5 特許出願に必要な書類は?
レクチャー6 いつ出願するか?

ステップ3 特許取得への道

レクチャー7 特許請求の範囲には何を書くか?
レクチャー8 何が審査されるか?
レクチャー9 特許が成立するまでのプロセスは?

ステップ4 国際社会と特許制度

レクチャー10 特許出願の手続をめぐる国際的なとり決めとは?
レクチャー11 特許保護の水準の国際的統一は, どこまで進んでいるか?
レクチャー12 世界各地における特許制度の現状は?

ステップ5 特許を活用する

レクチャー13 特許権の,自社で使用する以外の活用法は?
レクチャー14 大学から産業界に技術が移転するしくみは?
レクチャー15 裁定実施権とは?
レクチャー16 大学発ベンチャーにとって特許とは?

ステップ6 特許をめぐる裁判

レクチャー17 特許権が侵害されたらどうするか?
レクチャー18 特許侵害訴訟では,何が審理されるか?
レクチャー19 特許に関連するそれ以外の裁判とは?
レクチャー20 特許権の効力の限界とは?
レクチャー21 今後の特許制度はどうなるか?

ホット・トピックス

1.遺伝子特許
2.国際構造ゲノム会議
3.タンパク質立体構造解析と特許
4.実験動物と特許
5.ES細胞と特許
6.生命倫理と特許
7.マテリアル・トランスファー
8.スクリーニング系と特許
9.医療行為と特許
10.ゲノム創薬における特許
11.パテント・プールの活用
12.エイズ薬と特許
13.生物多様性条約
14.米国バイオ分野の実施可能要件
15.フェスト判決
16.職務発明に対する「相当の対価」
17.デスバレーを越えて
18.大学が知的財産に関して注意すべきこと
19.技術移転人材はどこからくるか?
20.知的財産マネジメント研究会(smips)
21.理工系人材の新たな活躍の場
22.特許事務所の仕事
23.フランスの産学連携
24.私の「知財学」への歩み
おわりに

付録
●用語解説 ●条文原文

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手抜き実験のすすめ
バイオ研究五輪書

福井泰久 岩松明彦/著

第1章 実験の達人・プロの研究者になるためのミチ

はじめに

レベル1 最低限のこころ構え:
      キの抜けた実験にキづく
レベル2 プロの研究者への最低必要条件:
      基本的実験法を上手にミにつける
レベル3 実験のコツをつかむ:
      カミ砕いて理解する
レベル4 実験技術の安定化:
      より高度な技術に対応するキを養う
レベル5 実験器具のポテンシャルを高める:
      ハイテク機器に使われるな
レベル6 バランスの理解:
      キ力でミ力を支える
レベル7 柔軟性と余裕:
      時代の流れ・変化に対応しながら自己の可能性を拡げる
レベル8 完成から超完成へ:
      進化し続ける存在となる
レベル9 感性を研ぎ澄ます:
      独自の世界を切り開き,進むべきミチを定める
レベル10 研究者の究極目的:
      調和をもたらす順序と秩序をリ解しカタチとしてミを結ぶ
レベル番外 主観と客観:
       唯一無二の個性を知り全体の中で自己を活かす

おわりに

第2章 手抜き実験のすすめ

1 はじめに
2 分子生物学をするときチップやチューブ類はオートクレーブしないでよい
3 小スケールのプラスミドDNAの回収法(プラスミドのミニプレップ)
4 制限酵素の利用
5 手軽なコンピテントセルのつくり方
6 特急トランスフォーメーション:早く家に帰る方法
7 アガロースゲル電気泳動に関するたわごと
8 アガロースゲルの見方
9 超高速ゲルとフラグメント精製
10 簡単ライゲーションとプラスミドつくりのテクニック
11 RNAの扱いについて
12 ラムダファージの取り扱い
13 アクリルアミドキャリアー
14 バクテリアによるタンパク質の発現について
15 免疫沈降について
16 カラム法とバッチ法
17 ピペットマンを正しく使えますか
18 動物細胞の見方
19 細胞のメンテナンスについて
20 細胞の増殖因子による刺激のしかた
21 タイムコース実験のポイント
22 つづく

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RNAi実験プロトコール
高効率で簡便な遺伝子ノックアウトの新技術がわかる!

多比良和誠 宮岸 真 川崎広明 明石英雄/編

第1章 RNAi法の基礎知識−原理とメカニズム

● 明石英雄 宮岸 真 川崎広明 多比良和誠

第2章 生物種別RNAi実験プロトコール

1.線虫 ● 作本直子 魚留信子 杉本亜砂子 門田裕志
2.ショウジョウバエ ● 塩見美喜子
3.アフリカツメガエル ● 平良眞規 伊藤万里
4.植物
  1)トランスジェニック植物におけるRNAi ● 三木大介 島本 功
  2)BY-2培養細胞におけるヘアピン型RNA発現プラスミドを用いたRNAi ● 明石英雄 宮岸 真 多比良和誠
5.酵母 ● 川崎広明 多比良和誠
6.哺乳類細胞
  1)siRNA発現ベクターの作製とトランジエントRNAi ● 宮岸 真 多比良和誠
  2)tRNAプロモーターを用いたsiRNA発現システム ● 川崎広明 多比良和誠
  3)ON/OFF制御型RNAiベクター ● 宮岸 真 多比良和誠
  4)レンチウイルスを用いた方法 ● 住本秀敏
  5)アデノウイルスを用いた方法 ● 飯島 修 鈴木要介
7.マウス
  1)dsRNAをインジェクションする方法 ● 蓮輪英毅 岡部 勝
  2)pol III プロモーターを使ったトランスジーンによる方法 ● 蓮輪英毅  岡部 勝

第3章 合成siRNAや市販の試薬の利用

1.siRNAの合成と配列決定を依頼する場合 ● 桝本博之 水谷隆之
2.リコンビナントDicerを用いたsiRNAライブラリーの作製 ● 川崎広明 多比良和誠
3.LipofectamineTM 2000トランスフェクション試薬を用いたRNAiトランスフェクシ ョン ● Steven Edenson

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