羊土社 
2001年6月の書籍
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Bioベンチャー2001年 Vol.1 No.1
ベンチャー躍進の起爆剤!
SNPが変える疾患研究と新薬開発

特集

概論−SNPの医療・創薬への応用
【村松正明】

SNP解析の技術をもとにした今後の医療の展望
【近藤雅敏】

SNPsタイピング技術の展開
【加藤郁之進 佐川裕章】

創薬分子デザインの新戦略
【石川智久 薮内光】

疾患感受性および薬剤応答性の同定
【R. Rex Denton】

欧米のSNP関連ベンチャービジネス
【橋本易周】

連載

《イラストでみる やさしい先端バイオ》

ゲノムってなに?【胡桃坂仁志】

《トレンド・ペーパー》

表面プラズモン共鳴センサーによる新しいSNPの検出法【中谷和彦】

組換えセンダイウイルスによる遺伝子治療【真崎一郎 長谷川護 米満吉和】

おとり遺伝子導入による移植後急性拒絶と冠動脈病変の抑制【鈴木淳一】

理研384フォーマットシークエンシングパイプライン【柴田一浩 林崎良英】

Body Mapによるヒト遺伝子発現プロファイル解析【川本祥子 大久保公策】

《インタビュー》

慶應義塾大学教授 清水信義「30億文字の謎解きを極める!」【編集部】

《現地徹底取材! バイオ超大国アメリカを斬る!》

ドラッグ・デリバリー技術に挑む,米西海岸のベンチャー企業【高木あやか】

《ベンチャーラボ便り》

アメリカンドリームをつかめ! 〜Vertex Pharmaceuticals社【杭田慶介】

《全国TLO紹介》

(株)先端科学技術インキュベーションセンター(CASTI)【山本貴史】

《先端 テクノロジー&プロトコール》

新しい遺伝子増幅法:LAMP法【高野弘 渡辺恵子】

《本気で取りたい人のための バイオ特許入門》

特許制度は誰のため?【隅藏康一】

《かならず役立つ バイオインフォマティクス入門》

バイオインフォマティクスで何ができるの?【坊農秀雅】

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実験医学増刊
ゲノム医科学と基礎からのバイオインフォマティクス
ヒトゲノムデータベース,ホモロジー検索,SNP,プロテオーム解析から疾患解析・
創薬への応用まで

第1章 ゲノム医科学に役立つデータベース

1 生物学・医学の基礎データベースとその利用法 【小池麻子,中井謙太】

2 ヒトゲノムデータベース:ヒトゲノムの再構築と遺伝子発見 【矢田哲士】

3 SNPsデータベース  【小笠原 理,高木利久】

4 遺伝子発現調節に関するデータベース 【Edgar Wingender,高井貴子】

5 生命科学のためのオントロジー  【高井貴子,高木利久】

第2章 基盤となるインフォマティクス技術およびツールの紹介

1 ホモロジー検索 【安永照雄】

2 ホモロジー検索以外の遺伝子機能予測手法 ― 物理化学的パラメータに基づく方法を中心として 【諏訪牧子】

3 比較ゲノムによる機能予測  【遠藤高帆,五條堀 孝】

4 タンパク質立体構造の比較と予測  【川端 猛】

5 発現情報からの遺伝子ネットワーク推測  【藤 博幸,堀本勝久】

第3章 実験支援のためのインフォマティクス

1 ヒトゲノム解読と配列アノテーション 【伊藤武彦,服部正平】

2 cDNA解析データとアノテーション 【鈴木 穣,磯貝隆夫,菅野純夫】

3 プロテオーム解析を支援するインフォマティクス 【高橋勝利】

4 生体分子間相互作用データの収集と情報解析 【坂本 健】

5 ヒトゲノム配列へのヒトESTの写像 【森下真一,本蔵俊彦,小笠原 準】

6 感受性遺伝子の同定とバイオインフォマティクス 【三浦雄治,武田徹哉,青島 健,江口至洋】

第4章 インフォマティクスを利用したゲノム医科学

1 多因子疾患の遺伝子検索 【渡邊 武,谷上 信】

2 疾患遺伝子変異データベース 【蓑島伸生,清水信義】

3 マイクロアレイの情報解析 【堤 修一,加納 真,油谷浩幸】

4 ゲノムワイドなヒト疾患解析とバイオインフォマティクス 【田宮 元,藤本 慶,猪子英俊】

5 プロテオーム解析と疾患解析 【戸田年総】

第5章 インフォマティクスと創薬

1 配列データからの創薬ターゲットの探索 【宮嶋伸行】

2 遺伝子発現情報からの創薬ターゲット探索 【河合隆利】

3 プロテオーム情報からの創薬 【西村俊秀,荻原 淳,藤田芳司】

4 タンパク質立体構造の自動モデリング 【梅山秀明,岩舘満雄】

5 創薬に向けたパスウェイ解析 【五斗 進,金久 實】

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新 臨床医のための分子医学
造血幹細胞のいまと医療への展開

概論:造血幹細胞研究の現状と期待

1.造血幹細胞の発生

2.造血幹細胞の可塑性

3.造血幹細胞の性状

4.ヒト造血幹細胞の新たな測定法

5.造血幹細胞の自己複製因子

6.ヒト造血幹細胞の増殖に関与するサイトカインと造血幹細胞のex vivo増幅

7.造血幹細胞の分化

1章 造血発生と分化制御メカニズム

1 造血発生と血管内皮細胞との相互作用

1.血液細胞と血管内皮細胞の共通祖先細胞

2.造血幹細胞による造血環境の形成

3.血管内皮細胞による造血の維持

4.造血幹細胞の自己複製と血管ニッチェ

2 リンパ球系前駆細胞と骨髄系前駆細胞

1.リンパ球系共通前駆細胞(CLP)の純化

2.骨髄系共通前駆細胞(CMP)の純化

3.細胞系列を決定するメカニズム

4.白血病の前駆細胞からの発症

3 造血幹細胞の自己複製とその限界

1.造血幹細胞の定義

2.造血幹細胞の純化

3.造血幹細胞の測定法

4.造血幹細胞の自己複製能

5.自己複製の限界

4 造血幹細胞の分化可塑性

1.幹細胞のもつ分化可塑性の発見

2.幹細胞の新たな回収技術の確立

3.造血幹細胞移植による多臓器疾患治療

2章 動物モデルから臨床応用へ

1  造血におけるシグナル伝達機構と遺伝子改変マウス

1.レセプター型チロシンキナーゼ

2.レセプター型チロシンキナーゼとそのシグナル分子群の変異マウス

3.サイトカインレセプターのシグナル伝達経路と変異マウス

4.サイトカインシグナルの負の制御機構

2 キメラレセプタートランスジェニックマウスを用いた造血幹細胞の分化・増殖の制御

1.幹細胞の自己複製機構

2.キメラレセプタートランスジェニックマウス

3.骨髄再構築能

3 造血細胞特異的な転写制御機構の解明と遺伝子操作マウス

1.造血細胞特異的な転写制御機構の解明

2.遺伝子操作マウスへの応用

3.遺伝子治療における転写制御の重要性

4 子宮内細胞移植による異種大動物でのヒト造血系の再構築

1.同種異系動物間の子宮内造血幹細胞移植

2.異種動物への子宮内ヒト造血幹細胞移植

3.ブタを用いた子宮内ヒト造血幹細胞移植

3章 造血幹細胞を用いた治療法の展開

1 ヒト造血幹細胞のex vivo増幅

1.ヒト造血幹細胞の評価・測定法

2.造血幹細胞ex vivo増幅の臨床的有用性

3.造血細胞ex vivo増幅の臨床応用の現状

4.前臨床レベルの幹細胞増幅の現状

5.造血幹細胞の新たな階層性

2 ミニトランスプラントの現状と将来

1.骨髄非破壊的移植とは何か

2.骨髄非破壊的移植の初期の試み

3.国立がんセンター中央病院における骨髄非破壊的移植

4.固形腫瘍に対する骨髄非破壊的移植GVTの例

5.骨髄非破壊的移植の前処置における違いについて

6.骨髄非破壊的移植は移植の主流になりうるか

3 樹状細胞を用いた癌に対する免疫療法

1.樹状細胞の性質

2.クロスプライミング(cross-priming) について

3.樹状細胞療法の概略

4.樹状細胞療法の治療評価

5.臨床応用の実際

4 ヒト造血幹細胞を標的とした遺伝子治療

1.レトロウイルスの構造と生活環
2.造血幹細胞遺伝子導入の問題点
3.造血幹細胞への遺伝子導入法の改良点
4.現在までの造血幹細胞遺伝子治療の症例



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