特集

DOHaD
〜われわれの健康と疾患リスクは胎生期・発達期の環境でどこまで決まるのか？

企画／小川佳宏，伊東宏晃

概論—DOHaD：概念，現状と将来展望
【小川佳宏，伊東宏晃】

妊娠高血圧症候群やDOHaDの観点から見たコホート研究
【目時弘仁】

生殖・発生・周産期における正常と異常のエピジェネティクス
【秦 健一郎】

老化による精子の変化と発達障害発症リスク
【舘花美沙子，木村龍一，大隅典子】

DOHaD理論の拡大
【藤澤泰子，緒方　勤】

環境化学物質による発達神経毒性とDOHaD
【木村栄輝，遠山千春】

胎生期低栄養による肝脂肪変性の増悪とヒストン再構築による改善の可能性
【伊東宏晃】

高血圧発症と中枢エピジェネティクス
【森　典子，藤田敏郎】

●いま知りたい!!●

冬眠・休眠のバイオロジー

企画／山口良文

1．哺乳類の冬眠の基礎知識〜なぜいま，冬眠研究か?
【山口良文】

2．冬眠動物シマリスの冬眠に伴う遺伝子発現制御機構
【塚本大輔，高松信彦】

3．休眠とその医学応用可能性
【砂川玄志郎】

●連載●

News & Hot Paper Digest

母から託された新生児の感染症予防
【小幡史明】

オートファジー誘導による創薬モダリティ
【養王田正文】

グルタミントランスポーターの謎
【河野　晋】

胃がん前がん状態を鑑別するAI
【三浦　基，井元裕也，多田智裕】

カレントトピックス

性ホルモンによる視床下部神経回路の周期的リモデリングが雌性行動を制御する
【井上清香，Nirao Shah】

酸素欠乏によるミトコンドリアタンパク質のリプログラミング
【大場陽介】

自然集団においてサイズの多様性を生み出す遺伝子制御システム
【岡田浩一】

グラム陰性病原菌を選択的に殺す抗生物質ダロバクチンの発見
【今井　優】

脳転移性がん細胞由来エクソソーム中のタンパク質CEMIPはがん脳転移を促進する
【杉浦　圭，橋本彩子，星野歩子】

論文査読のリアル―査読で消耗しない心構えとテクニック

査読の心得（後編）
【水島　昇】

クローズアップ実験法

大腸菌いらずのセルフリー長鎖DNAクローニング
【奈良聖亜，末次正幸】

挑戦する人

生物部コーチとして生徒の発想を伸ばす！
【原田一貴】

ラボレポート―留学編―

3度目の，ついに思い立ったがフランス留学吉日
【福井　一】

Opinion-研究の現場から

ハゲタカジャーナル投稿経験者の主張
【小野田淳人，青木聡樹】

バイオでパズる！

3・3からはじめよう
【山田力志】

HFSP 受賞者インタビュー　いま考える，国際連携・異分野連携のチカラ

国際連携・異分野連携は「自分のやりたいこと」を追求するためのプロセス―森　郁恵
【提供／国立研究開発法人 日本医療研究開発機構　国際事業部　国際連携研究課】