Vol.29 No.06 2010

細胞工学 CELL TECHNOLOGY				◆　出版社　◆　株式会社Gakken

特集　細菌感染が癌を引き起こす　胃癌とピロリ菌の関係から見えてきた発癌の新たなパラダイム
監修　畠山昌則

【基礎の基礎】
石原直忠

■　各論

胃癌幹細胞の同定と特徴付け
高石繁生，Timothy Cragin Wang

ピロリ菌感染による胃粘膜障害と発癌
鈴木仁人，笹川千尋

動物感染モデルを用いたピロリ菌発癌機構解析
塚本徹哉，豊田武士，溝下 勤，立松正衞

胃癌発症におけるピロリ菌癌タンパク質CagAの役割
紙谷尚子，畠山昌則

胃癌発症に関与する宿主遺伝的要因
Dina Fouad，Anahita Dua，Emad El-Omar

ピロリ菌感染によるエピジェネティック異常と発癌
牛島俊和

ピロリ菌感染：炎症発癌の分子機構
丸澤宏之，松本裕子，千葉 勉

胃癌発生における炎症反応の役割
大島浩子，大島正伸

胃MALTリンパ腫発症の分子機構：ピロリ菌の役割とその意義
瀬戸加大

■　せるてく・あらかると

CagAの胃上皮細胞内移行発見の裏話
東 健

胃癌の予防は本当に可能なのだろうか？
浅香正博

ピロリ菌をマーカーにした人類移動史
山岡吉生

■　HOT PRESS

種間で保存された心機能調節因子NOT3の大規模 in vivoショウジョウバエRNAiスクリーニングによる同定
久場敬司，Rolf Bodmer，Josef Penninger

LGI1が仲介するタンパク質複合体の破綻はシナプス伝達異常とてんかんを引き起こす
岩永 剛，深田正紀，深田優子

遺伝子サイレンシングマークを消去するヒストン脱メチル化酵素KDM7の発見
束田裕一，中山敬一

■　Special Review

PHLDA3 は新規Akt抑制因子であり，癌化を抑制する因子である
川瀬竜也，大木理恵子

■　連載

●1枚の写真館
RNAi複合体の直接検出
泊 幸秀

●思い出の論文
留学は研究ジャンルを変える最後のチャンス!?
大森義裕

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