PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.43 NO.15 1998
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B5判 104ページ T1105941091236
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ISSN 0039-9450
共立出版株式会社
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好酸球産生の調節機序 山口祐司
好酸球はアレルギー炎症病態において中心的な役割を果たしている。好酸球産生および好酸球分化決定機序の解明は、年々増加しているアレルギーの病態解明および治療法の開発につながる。
ドーパミンによって制御される線条体蛋白質 DARPP-32
―プロテインホスファターゼ1抑制蛋白質としての役割 西 昭徳
ドパーミンはDARPP-32リン酸化反応を介して線条体神経細胞機能を調節している。ドパーミンの効率的な情報伝達にはDARPP-32は不可欠な調節因子であることがわかった。
糸状菌(カビ)の菌糸生長・分化における細胞壁キチン代謝酵素群の役割
堀内裕之・高木正道
糸状菌は細胞壁をもつが、この細胞壁の主要な構成成分であるキチンの代謝が糸状菌の菌糸生長・分化において重要な役割を果たしていることが、最近、解明されてきた。
電気泳動用ポリアクリルアミドゲルの特性改善
―ポリマーブレンディングによる弾性の付与 相澤克則
リボソーム機能に関する最近の2つの発見
―リボソームRNAがペプチド結合形成を触媒する! 遠藤弥重太
半世紀にもわたって関心を集め続けているポリペプチドポリメラーゼもようやく分子レベルの研究が可能となってきた。2つの発見を切り口としたリボソームの機能とその起源を探る研究を紹介する。
製薬企業におけるプロテオーム解析
Walter P. Blackstock ・西村俊秀・藤田芳司
最近よく耳にするプロテオームとはいったいどのようなものから成り立っているか、またこの技術がどのような成果をもたらすか、製薬企業の立場から解説する。
【ライフサイエンスのための系統保存とデータバンク】 |
オオムギの系統保存 佐藤和広・武田和義
イネの系統保存とデータベース 倉田のり
細胞のリストラ、自食作用の分子生物学の始まり
残された大物遺伝子? ―α2−マクログロブリンはアルツハイマー病の危険因子
‘いかだ’から発信!リンパ球の活性化シグナル
化石糞から取り出されたDNA
リン酸化ヒストンH3の機能 ―体細胞分裂および減数分裂の染色体凝縮に関与
シトクロムcオキシダーゼの兄弟酵素 ― soxB型酵素は抵効率のH+ポンプ?
マウス飽和突然変異体作製プロジェクト 山村研一
ヒトゲノムの機能解析時代に入り、10万個と予想される遺伝子について、ランダムな方法による破壊マウスの作製が始まった。その成否が、一国の生命科学研究の動向を左右する。
超遠心分析法の基礎と新たな展開 ―いまさら超遠心?(3)
沈降平衡法 有坂文雄
沈降平衡法は分子の形状に存在せずに天然状態の分子量を決定できるので、サブユニット構造を決定したり、分子間相互作用を調べたりすることができる。
(41)国立長寿医療研究センター 柳澤勝彦
Cold Spring Harbor Laboratory 1998
Meeting on the Cell Cycle / Symposium on Quantitative Biology : Mechanisms of Transcription 下村敦司・木村 暁・堀越正美
第6回アルツハイマー病および関連疾患国際会議 鈴木利治・森 啓
第2回仏日グライコテクノロジー会議 成松 久
【Book Review】【今月のKey Words】
BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp
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