PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.43 NO.13 1998
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B5判 104ページ T1105941091236
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ISSN 0039-9450
共立出版株式会社
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生体膜の進化と起源 Guy Ourisson・中谷陽一
生命の起源にとっての膜の形成は酵素や核酸の生成とともに必須である。原始生体膜が簡単なテルペノイドから構築されたのと仮説を基に、ベシクル形成に始まる原始細胞への複雑化プロセスを探る。
アルツハイマー病の遺伝的要因−βアミロイドとプレセニリンをめぐって 岩坪 威・富田泰輔
家族性アルツハイマー病の原因遺伝子プレセニリン、βAPPの変異は、ともにβAPPのプロセシングに影響を与え、βアミロイドの蓄積を促進することが明らかになった。
生体膜脂質の非対称分布とその生理的意義
−膜と細胞骨格系の新たなクロストーク 榎本和生・梅田真郷
膜リン脂質の非対称分布の生物学的意義は依然として謎であるが、局所的な膜リン脂質の非対称分布の変化が細胞骨格系の制御に関与している可能性が明らかになってきた。
DNA鎖切断分子2'-デオキシシチジン誘導体PCNDACはなぜ固形がんに有効なのか? 松田 彰・佐々木琢磨
DNAに取り込まれて鎖切断をひき起こすとして設計されたCNDACはRNA合成も阻害する固形がんに有効なヌクレオシドである。プロドラッグPCNDACは現在米国で臨床実験が行われている。
Kチャンネルの結晶構造に至る道―K選択性透過を担うポア構造 老木成稔
高いイオン選択性と速い透過速度というイオンチャネルの最も重要な特性を担う構造がついに解かれた。自然はいかに優れた分子デザインの能力をもっているのだろうか。
DNAチップ技術とその応用―ゲノムの機能解析に向けて 君塚房夫・加藤郁之進
DNAチップとは、膨大な遺伝情報を1枚のチップに収めた半導体チップのDNAバージョンである。この技術はゲノムの機能解析研究を飛躍的に発展させる新しい手段として注目されている。
分子シャペロンによる遺伝子病治療の可能性
自己抗原様の癌抗原を免疫系が認識した
多発性外骨腫は形態形成遺伝子異常症?
胃癌予防にお茶をどうぞ
ナイミーヘン症候群とDNA修復
【ライフサイエンスのための系統保存とデータバンク】 |
遺伝資源情報データベース 山崎由紀子
JCRB/HSRRB 細胞バンク 培養細胞研究資源データベース 水沢 博
超遠心分析の基礎と新たな展開―いまさら超遠心?(1)
超遠心分析入門 有坂文雄
超遠心分析は長い歴史をもつが、今日でもなお発展の可能性を秘めている。新しい超遠心分析機XL-A, XL-Iの登場と新たな理論の展開によって超遠心分析はルネッサンスを迎えた。
(40)(財)山形県テクノポリス財団 生物ラジカル研究所 鎌田 仁
須田正巳先生を想う 中川八郎
前田 進博士をしのぶ 宮嶌成壽
The First International Workshop on Advanced Genomics 松村正明
グリンネルの研究者になるための指針(3)
いい評価を得る F.Grinnell/白楽ロックビル(訳)
【Book Review】【今月のKey Words】
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