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PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME

VOL.43 NO.10 1998

    蛋白質 核酸 酵素 

8

B5判 100ページ T1105941081237 

ISSN 0039-9450

共立出版株式会社
【総説】
脂溶性ビタミンA,Dの分子作用メカニズム
  −ビタミン欠乏動物からレセプターノックアウトマウスへ 加藤茂明

ビタミンA,Dレセプターはステロイドレセプタースーパーファミリーに属する転写制御因子であることが最近明らかになった。このレセプターを介した遺伝子発現制御メカニズムを分子レベルで追う。

オーガナイザー形成の分子機構
  −発見から3/4世紀を経て見えてきた新しい姿 橋本主税

両生類のオーガナイザーは分子レベルで急速に解明されている。近年,活性と形態の両面からオーガナイザーが複数の機能領域に分けられることが示され,オーガナイザーの本質が見えてきた。

脊索細胞分化を規定するBrachyury遺伝子 高橋弘樹・佐藤矩行

ヒトを含めた脊索動物がどのような原始的動物に起源し、どのように進化してきたのか?脊索細胞の分化を規定するBrachyury遺伝子の解析から、脊索動物の起源と進化の分子メカニズムを探る。

シナプスの構築・シナプス可塑性におけるPDZドメイン蛋白質の役割
 井ノ口馨

脳の高次機能の遂行にシナプス可塑性が重要な役割を果たしており,脳を理解するうえでシナプスの分子構築を明らかにしなければならない。PDZ蛋白質の機能からシナプス構築を探る。

【ショートレビュー】
生体分子機能の1分子イメージング 石島秋彦・小嶋寛明・徳永万喜洋

生体分子1個が機能しているところを直接見るという夢のようなことが可能となった。世界の潮流となりつつある1分子研究に多大な貢献をしている日本のオリジナルな研究を紹介する。

【ライフサイエンスのための系統保存とデータバンク】
大腸菌の系統保存 西村昭子

大腸菌ゲノム 森 浩禎・菅原秀明・内山郁夫

【Fraction Collector】
新しい癌抑制遺伝子の新しい機能

天は二物を与えるか?
  −蛋白質ジスルフィドイソメラーゼの多彩な機能

小胞融合の部位を決定するランドマーク

3次元コラーゲンがNFκBを活性化
【新実験講座】
見直そうpH測定(7)

対談:pHをめぐって 堀場雅夫・高木俊夫 
【Current & Comments】
家族性腫瘍における遺伝子診断のガイドライン作成

  −経緯と問題点 湯浅保仁

    最近,遺伝子診断が多数の疾患で可能になってきたが,解決すべき問題も多々ある。筆者がかかわってきた家族性腫瘍における遺伝子診断のガイドラインの概略と問題点について述べる。

【研究機関紹介】
(39)筑波大学先端学際領域研究センター(TARA) 村上和雄
【学会見聞記】
第5回 アジア転写会議 和田忠士・仲宗根薫
【短期連載】
グリンネルの研究者になるための指針(1)
実験のデザインとデータの解釈 F.Grinnell/白楽ロックビル(訳)
【PNE chips】
たった1/3 -インターネットサーチエンジンの検索範囲 服部俊治

“蛋白質,核酸,酵素”の綱引き 西村光雄

【Book Review】【今月のKey Words】


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