PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.43 NO.3 1998
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B5判・ 96ページ・T1105941031232
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ISSN 0039-9450
共立出版株式会社
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P450−その多様な機能と応用 今井嘉郎・鎌滝哲也
P450は多彩な機能をもつ酵素であるゆえに,生物物理,生化学,薬理・毒性学,臨床医学と広く研究が進められている。P450の機能とその応用研究について最近の知見を紹介する。
プラスチドに存在する核コードの新しい転写装置 楠見健介・稲田 仁・射場 厚
葉緑体の転写装置には葉緑体コードのものとは異なる核コードのものが存在することが明らかになってきた。高等植物における葉細胞の分化と関連づけて,この新しい転写装置について総説する。
メチルスフィンゴシンの生理・薬理作用 五十嵐靖之
−スフィンゴ脂質シグナル伝達との関係と脂溶性薬剤導入に向けての一つのアプローチ
ウイルス発癌蛋白質と細胞蛋白質PDZドメインとの結合
−パピローマウイルス E6蛋白質の新しい機能を中心に 平岩厚郎・石橋正英
ヒトパピローマウイルス E6蛋白質はp53機能を阻害する機構とは別に,そのC末端のアミノ酸配列モチーフを介して癌抑制蛋白質のPDZドメインと結合することが明らかになった。
てんかんとグルタミン酸トランスポーター −遺伝子欠損マウスを中心に 和田圭司
てんかんの新しいモデルとしてグルタミン酸トランスポーターGLT-1を欠損したマウスが開発された。てんかんの成立機序を解明し,治療の向上をめざすうえでの重要度は高い。
ヒト老化モデルマウスとその原因遺伝子の発見 名倉 潤・三木哲郎
多くのヒトの老化徴候を発現するヒト老化モデルマウスが発見され,その原因遺伝子が単離された。コードする蛋白質はホルモン様作用をもつ可能性があり,強力な抗老化薬として期待される。
プリオンの相手が見つかった?
外胚葉プラコードから三叉神経節への細胞移動
T細胞機能抑制因子としての Rap-1
成長因子受容体の糖鎖改変と機能不全−NGF受容体とEGF受容体の違い
命名のむずかしさ−ホスホイノシチド依存性リン酸化酵素(PDK)
蛋白質構造解析とゲノム情報解析との融合−欧米の研究と技術の動向 八尾 徹
蛋白質の立体構造予測,モデリング,分子計算などコンピュータ解析技術が進むなか,最近それらの技術をゲノム情報解析へ活用しようとする動きが活発化してきている。欧米の動向を紹介する。
見直そうpH測定(2) ガラス電極pH計の実際(その1) 大川浩美
pH測定の操作が非常に簡単になり気軽に使用されるようになってきた結果,pH測定値やpH電極の使い方に無頓着になってきた。できるかぎり正しく測定するために,pH測定の実際を詳しく解説する。
pH小史(2):"pH"尺度の提案
(38)(株)生物分子工学研究所 須貝潤一
Arolla Workshop 1997
Expression,Maintenance and Propagation of the Genome
Cold Spring Harbor Laboratory 1997 Meeting
Mechanisms of Eukaryotic Transcription
【Book Review】【今月のKey Words】
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