PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.42 NO.15 1997
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B5判・ 98ページ・T1105941111231
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ISSN 0039-9450
共立出版株式会社
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プロテイン・スプライシング-その発見と分子機構 安楽泰宏
蛋白質レベルでの遺伝情報の再編成と利己的遺伝子導入をつかさどる新しい仕組みが発見された。プロテイン・スプライシングをキーワードとするこの反応の分子機構を探り、蛋白質の優れた知能に迫る。
ナチュラルキラーT細胞-その機能と起源 小安重夫
ナチュラルキラーT(NKT)細胞が話題になっている。ホットな分野だけに研究者も混乱している。細胞の定義すらも混乱しているNKT細胞研究の現状を解説する。
HLAをリガンドとするヒトNKレセプター 池田英之・P.G.Coulie
NK細胞はなぜ自己の正常細胞を傷害しないのか?その機能に不明な点が多かったNK細胞の細胞認識機構が分子レベルで解明されてきた。著しい増加を示すこの分野の最近の知見を概観する。
核移植による動物クローニングの進歩 長嶋比呂志
体細胞の核移植によるクローン・ヒツジの誕生は、生物学上の一大ブレイクスルーである。同時にこの技術の応用により、家畜の遺伝子操作の新時代が開かれる。
疎水性有機溶媒に対する大腸菌の耐性 青野力三・中島春紫
疎水性有機溶媒の多くが微生物に対して毒性を示す。大腸菌の溶媒耐性度は遺伝的支配を受けている。mar-soxレギュロン発現を活性化することによっても大腸菌の有機溶媒耐性度は向上する。
クローン研究と生命倫理 米本昌平
クローン・ヒツジの出現によって噴出した生命倫理の問題を、政策の理性的絞り込みという観点から欧米の政策を概観し、日本の研究者集団としての進むべき道を示唆する。
脂質二重層を漂ういかだ
−スフィンゴ脂質とコレステロールがつくる動的な集合体
膜結合型転写因子SREBPsのステロール応答機構
パーキンソン病とNAC
プロテオグリカンと突起伸展
細胞の運動性を促進するラミニン
−ラミニン5は分解されて新しい機能をもつ
血小板の活性化とエンドネキシン
DNAポリメラーゼεは何をするひとぞ
蛋白質の熱測定(U) 深田はるみ
示差走査熱量計(DSC)を用いて蛋白質の熱変性を観測することにより、安定性はもちろん、ドメイン構造や会合状態など蛋白質構造をも探ることができる。この装置の仕組みや測定・解析法を紹介する。
熱測定Q&A(その2)
(36)東京工業大学生命理工学部 生命理学科・生体機構学科 太田啓之・森山英明
RNA'97-第2回 The RNA Society ミーティング 牛田千里・姫野俵太・武藤 c
【Book Review】【今月のKey Words】
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