PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.42 NO.11 1997
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B5判・ 100ページ・T1105941081237
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ISSN 0039-9450
共立出版株式会社
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多義語コドンの発見−複数のアミノ酸と結合するファジーなtRNA 上田卓也・鈴木 勉・渡辺公綱
新たに発見された多義語コドンは,蛋白質合成系があいまいなプロセスを積極的に利用している可能性を示唆している。翻訳系も,ただ精密な分子工場ではなく,複雑系の一つかもしれない。
ゲノム全体の比較解析法−RDA法の原理と多彩な応用 牛島俊和・長尾美奈子
新しいゲノムのサブトラクション法により,腫瘍での遺伝子変化がつぎつぎに解明され,連鎖解析のあり方が変わり,ゲノムのメチル化の状態が解明されようとしている。
トリプレットリピート病−臨床的側面からみた分子病態 小牟禮修・上野修一・佐野 輝
最近,遺伝性神経筋疾患の原因遺伝子変異としてトリプレットリピートの異常伸長が相ついで見いだされた。この変異は動的変異であり,不安定性を示し,選択的に神経細胞死をひき起こす。
アルツハイマー病とアミロイド前駆体蛋白質の代謝機構 武田志津・渡辺琢夫・鈴木利治
アミロイド前駆体蛋白質(APP)の代謝機構の解析は,アルツハイマー病の発症メカニズムを知るうえでたいへん重要である。APPの輸送過程の制御について新しいメカニズムを提唱する。
高等植物の胚発生時におけるホメオボックス遺伝子の発現様式と機能 佐藤 豊・千徳直樹・松岡 信
動物やショウジョウバエの胚においてホメオボックス遺伝子はパターン形成に重要な役割を果たしているが,高等植物のホメオボックス遺伝子は胚においてどのような役割を果たしているのだろうか?
微小センサープローブを用いる脳神経機能,遺伝子発現,染色体構造の解析 民谷栄一
微小センサープローブ技術を用いて,小脳シナプスでのグルタミン酸のモニタリングやGFP遺伝子発現細胞,ヒト染色体の構造・機能の解析の可能性を示す。
新たなメラノーマ癌抗原PRAME
Ras経路の新メンバーKSRの正体解明!?
−スフィンゴミエリン経路とRas経路のクロストーク
生存維持シグナルを伝える PI3K−Akt経路
コケイン症候群は転写欠損である
エンドスタチン
−血管新生抑制因子はX[型コラーゲンのC末端領域であった
細胞接着におけるカルレティキュリンの役割
(34)(株)海洋バイオテクノロジー研究所 杉 正人
第2回 ヒトゲノムシークエンシングストラテジー国際会議 藤山秋佐夫
研究と啓蒙 −実績主義が忘れているもの 榎木英介
A Hyperthermophilic Archaeon Speaks Naeem Rashid
暗号変化の発見からコドン捕獲説へ 著者:大澤省三/聞き手:渡辺公綱
【Book Review】【今月のKey Words】
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