PROTEIN, NUCLEIC ACID AND
ENZYME |
VOL.53 NO.15 2008 |
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A4変型判 100ページ T1105941091588
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ISSN 0039-9450 共立出版株式会社
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ノンコーディングRNA:現状と問題点
編集 塩見春彦
特集にあたって
塩見春彦
ノンコーディングRNA研究の魅力とその現状
塩見春彦
ノンコーディングRNAこそが生物の複雑さを決めるしくみに重要なのではないか,との新しいコンセプトに反して,現在まで実際にその機能が示されたノンコーディングRNAはきわめて少ない.研究の現状を紹介する.
大量の核内mRNA型ノンコーディングRNAが語るもの
中川真一・石田賢太郎
短鎖RNAによる発現制御機構の研究が進展するなか,mRNA型ノンコーディングRNAの研究は沈黙を保っている.核内に局在するユニークなmRNA型ノンコーディングRNAに注目し,この分野の現状を解説する.
ノンコーディングRNAの機能解明へのアプローチ
廣瀬哲郎
トランスクリプトーム解析により得られたノンコーディングRNAの膨大な配列情報をその機能解明に結びつけるにはどうすればよいのか? ノンコーディングRNAの特徴や細胞内基盤情報,機能解析系について述べる.
コーディングvsノンコーディング:ショウジョウバエから学ぶこと
影山裕二・稲垣 幸
哺乳類の大規模なcDNA解析プロジェクトから多数のノンコーディングRNAが同定されたが,その解析には予想外の困難が存在していた.ショウジョウバエを用いた研究から浮かびあがったその現状と問題点を考える.
2008年ノーベル医学生理学賞
子宮頸癌およびAIDSの原因ウイルスの発見
山本直樹
ビフォー&アフター フォトブリーチ
木村 宏
mRNA型ノンコーディングRNA 核内ボディ ノイズ RNAサイレンシング ゲノムアノテーション ENCODE計画
細胞内現象からみた大脳皮質形成のメカニズム
“in vivo細胞生物学”による神経発生研究の展開
川内健史
大脳皮質を構成する神経細胞は,最終分裂ののち移動し,決められた場所に正しく配置されることによって高次機能を発揮する.神経細胞の移動と,その過程で起こる複雑な形態変化を制御する分子経路について概説する.
イオンチャネルとして機能する昆虫の匂い受容体
佐藤幸治・東原和成
匂い受容体は共通に7回膜貫通構造をもち,脊椎動物ではG蛋白質共役型受容体として匂いシグナルを化学シグナルヘと変換するが,昆虫では匂い分子で活性化されるリガンド活性型イオンチャネルを構成し機能していた.
核の非対称分裂が寿命を制御する
プロテアーゼ切断部位をつかまえる
プロテアーゼの生理的基質およびその切断部位の網羅的な解析
内乱を外交によって抑え込む
自己免疫疾患と腸内細菌との関係
老人斑の周囲で細胞たちは大混乱!?
成長円錐の誘引作用・反発作用と膜電位
BMPシグナル伝達を制御するIV型コラーゲン
環境ホルモンによるシナプス形成の抑制
微小管が免疫シナプス形成を制御する
■ シリーズ 正しい知識が捏造を防ぐ:データを正確に解釈するための6つのポイント
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連載にあたって
Photoshopによるゲル画像の調整
中山敬一
研究のアウトプットの両輪としての論文と特許
後編:特許に必要とされる実証データの実際
石埜正穂
BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp
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