PROTEIN, NUCLEIC ACID AND
ENZYME |
VOL.51 NO.13 2006 |
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A4変型判 100ページ T1105941091588
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ISSN 0039-9450 共立出版株式会社
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セントロメアにおける染色体接着の役割とその分子メカニズム
北島智也・作野剛士・石黒啓一郎・渡邊嘉典
“セントロメアの守り神”Shugoshin蛋白質は,細胞分裂期の姉妹セントロメア間の接着を保護する.Shugoshinはどのようにセントロメア接着を守り,染色体の正確な分配を可能にしているのだろうか.
ショウジョウバエの視覚中枢
脳神経系構築メカニズムのモデルとして
吉田章子・佐藤 純・梅津大輝・多羽田哲也
ショウジョウバエの視覚中枢は複雑な3次元層構造からなるが,少ない細胞数で構成されるため詳細な解析が可能である.ショウジョウバエ視覚中枢をモデル系として,脳神経系の構築過程の一端が明らかになりつつある.
長大な不規則領域をもつ蛋白質
ヒト転写因子を例として
西川 建・峯崎善章・福地佐斗志
蛋白質は固有の立体構造をとって機能すると考えられてきたが,真核生物において,立体構造を形成しない,長大な不規則領域をもつ蛋白質がつぎつぎとみつかってきた.ヒト転写因子を例に,その構造と機能を概説する.
ビタミンD研究の新展開
道上敏美・大薗恵一
20世紀初頭に発見されたビタミンDは,体内で活性化を受けホルモンとして作用すること,転写制御にかかわり,リン代謝に中心的なはたらきをしていることなどが明らかにされ,薬剤開発や臨床応用へ展開しつつある.
哺乳類の冬眠を制御する蛋白質複合体
着想から発見まで
近藤宣昭
冬眠中の哺乳類は,0℃近くという致死的な低体温においても生き抜くことができる.この不思議な能力を制御する体内因子として,脳から冬眠ホルモン候補因子が発見され,冬眠の秘密を解く鍵となると期待されている.
佐々木隆子(ドイツ)
使ってみよう!昆虫細胞
バキュロウイルスによる組換え蛋白質受託サービス
SF+細胞を用いた組換え蛋白質生産
蛋白質受託生産スーパーワームシステム
無細胞蛋白質合成試薬キットTransdirect insect cell
ES細胞から神経系細胞をつくる
島崎琢也・岡田洋平・吉崎崇仁・岡野栄之
ES細胞から神経系細胞への分化誘導系,とくに,神経発生研究で得られた知見を利用してさまざまなタイプのニューロンを効率的に分化させる方法を紹介し,神経変性疾患への応用に関する問題点や今後の展開を考える.
ハエの戦う遺伝子
凶暴系統の樹立による攻撃性遺伝子候補の特定
外は対称で,内は非対称なEGF受容体の2量体構造
エネルギー獲得系の膜酵素に新しいファミリー
血中をめぐるプロテアーゼ前駆体
IL-23は腫瘍形成を促進する悪者?
Oraiでオーライ
CRACチャネルのポア形成分子をとらえた
ケモカイン受容体とT細胞受容体のクロストーク
RNA医薬の開発状況
Japan Bio Net RNA研究会
現在,大きな注目を集めているRNA医薬の開発状況はどうなっているのか.関発の主役となっている各国のバイオベンチャーにつきインターネットによる調査を行ない,RNA医薬の開発状況を網羅的に調査しまとめた.
江橋節郎先生を偲ぶ
生涯三つの戦い
野々村禎昭
第18回高遠・分子細胞生物学シンポジウム
医学生物学における新しいコンセプト
影山俊一郎・影山夏子
BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp
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