PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.46 NO.7 2001 |
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A4変型判 98ページ T1105941061581
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ISSN 0039-9450 共立出版株式会社
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脂質超分子集積と細胞の膜構築
編集 : 小林俊秀・梅田真郷
特集にあたって
小林俊秀
カベオリンと脂質
向後 寛・藤本豊士
大切な情報を受け取る通信基地はタンカーの発着する港でもあった。細胞にとってカベオラはまさにそんな場所であり、一見、無関係な2つの“産業”を結びつけるのがカベオリンである。
細胞膜リン脂質のダイナミズムと膜構築
榎本和生・梅田真郷
脂質が生体膜構造の決定因子の1つである可能性は古くから指摘されていた。近年、脂質特異的プローブの開発や、脂質関連分子がクローニングされたことにより、実際に特定の脂質が膜局所の構造変化に寄与していることが示されつつある。
エンドサイトーシス経路における脂質ドメイン
牧野麻美・小林俊秀
細胞に取り込まれた蛋白質や脂質は、エンドサイトーシス経路に従ってさまざまな脂質ドメインに遭遇する。それぞれの脂質ドメインはエンドサイトーシスされた物質の分解や選択的な膜輸送に重要な役割を果たしている。
糖脂質分子集積、ラフトと細胞機能
笠原浩二・佐内 豊・中村京子・橋本康弘
スフィンゴ糖脂質とコレステロールが集積したミクロドメインである脂質ラフトは、さまざまな細胞機能をもっている。ラフトにおいてスフィンゴ糖脂質が糖鎖特異的に機能する可能性を論ずる。
オリゴデンドロサイトの発生を制御する“細胞時計”
近藤 享
最近まで、細胞分化は一方向的にひき起こされると考えられてきたが、オリゴデンドロサイトの分化をモデルにした研究から、細胞分化は特殊な条件下で逆戻りまた分化方向転換することが明らかとなった。
病原性突然変異mtDNA導入によるミトコンドリア疾患病態モデルマウスの作製
井上貴美子・中田和人・磯部ことよ・林 純一
マウスの受精卵に導入した体細胞由来の突然変異mtDNAは、当初心配された精子導入の際に生じるような拒絶反応をくぐり抜け、世界で始めて突然変異mtDNAによるミトコンドリア病モデルマウスの樹立に至った。
青春時代に学んだこと
岡田吉美
応用から基礎がはじまる
別府輝彦
誘引?反発?無関心?神経軸索の挙動決定のメカニズム
「ふうん、これはいいぞ」肥満抑制蛋白質
ブルーマンデー ガングリオシドをもたないマウスは月曜の朝死ぬ
癌転移におけるケモカインの重要性
赤血球によるNO輸送
成長しない老人斑
歯なしの話
インスリン様増殖因子受容体が放射線抵抗性に関与
シリーズ あなたにも役立つバイオインフォマティクス |
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(2)既知の配列と比較する:相同性検索
今西 規・宮崎 智
相同性検索によって、新たに単離した遺伝子配列がどのような機能をもつか、同じ配列がすでに決定されているか、他の生物に由来する配列が混入していないかなどを明らかにすることができる。相同性検索の理論と実践をわかりやすく解説する。
(4)OHPシートの作り方と使い方
猪飼 篤
PowerPointをはじめとするelectronic presentationが広まりつつあるなかで、OHPシートを用いたプレゼンには特筆すべき利点がたくさんある。それら利点と注意点、作製法を具体例をあげて紹介する。
転ばぬ先の杖
三浦謹一郎
第4回プロテインホスファターゼ国際会議
松井秀樹・的崎 尚
異常な正常
吉澤聡子
生きた細胞を生きたまま扱う
小瀬真吾
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