PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.46 NO.5 2001 |
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A4変型判 104ページ T1105941041583
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ISSN 0039-9450 共立出版株式会社
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薬物トランスポーター
多選択的基質認識の分子基盤
編集 : 遠藤 仁
序論
遠藤 仁
多剤排出トランスポーターMDR1の分子機構 生体防御のABC
植田和光
MDR1の多剤認識のメカニズムと輸送メカニズムについて考察した。MDR1は生体異物の侵入から身を守る“生体防御のABC”である。
MRPの基質認識多様性とその分子機構
森川亜紀子・鈴木洋史・杉山雄一
MRPファミリー蛋白質の存在が発見されて約10年、その幅広い基質認識性、多様な生理的役割が明らかにされてきた。その分子機構の解析は今後のMRP研究の中心的課題となるであろう。
有機イオントランスポーターファミリー
遠藤 仁・細山田 真・車 碩鎬
腎排泄型薬物の尿中への分泌経路となる有機アニオントランスポーター(OAT)1が筆者らにより分子クローニングされた。その後のOAT2〜4とカチオントランスポーターファミリー(OCT)を加えて概説する。
有機アニオントランスポーターoatp/LSTとその機能
阿部高明・海野倫明・小野川 徹・徳井太郎
有機アニオントランスポーターの研究は、初期には海外のグループが中心であったが、今日筆者らを含めた日本の研究者が世界の先端を走っているオリジナリティーの高い領域である。
ペプチドトランスポーターファミリー
寺田智祐・乾 賢一
小分子ペプチドやペプチド類似薬物の輸送を媒介するペプチドトランスポーターファミリー。その薬物動態学的役割と基質認識特性、輸送メカニズムの最新知見について概説する。
多選択性アミノ酸トランスポーターファミリー:LATファミリー
金井好克
輸送系Lアミノ酸トランスポーターは広い基質選択性を有し、薬物トランスポーターとして機能する。ここにおいても、疎水性相互作用をたよりにした基質認識が“多選択性”を作りだしている。
HIV感染症に対する免疫療法の可能性
松下修三
エイズの治療に劇的な改善をもたらした抗HIV剤多剤併用療法が導入されて3年が経過した。抗ウイルス化学療法のさまざまな問題点が指摘されるなか、免疫療法を目指した新たな展開が期待されている。
究極のグループTイントロン セルフスプライシング
RNAのコアを求めて
井川善也・井上 丹
1980年代初頭、テトラヒメナのグループTイントロンは、セルフスプライシング機能をもつことが発見された。2000年、その酵素活性はRNA内の1つの単純なへリックス構造に担われることがわかった。
免疫から学ぶ4つの示唆
岸本忠三
批判と創造、懐疑とロマン
吉田賢右
免疫システムにおけるセマフォリン
なんとかなるか帯状疱疹
母親の愛情が子供の学習能力を左右する?
アレキサンダー病は遺伝病?
多発性嚢胞腎の原因遺伝子の機能
分泌蛋白質ジスルフィド結合の源
穴にもいろいろあるけれど 細菌の毒素研究の新たな展開
新しい核内レセプターの転写調節
構造ゲノム科学国際会議(ICSG2000)
有坂文雄・白水美香子
(2)Presentation+Entertainment=Presentainment
PowerPointを用いた発表を上達させたい人へ
柚木克之・山下智也
PowerPointスライドの利点と、基本的な作り方を順を追って解説し、高度なテクニックを使わずに効果的なプレゼンテーションを行なうコツを紹介する。
仕事も人と人とのつながりから
結合因子検索による遺伝子機能解析
増子尋郎
トランスポーターの発現クローニング 薬物間相互作用
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