PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.46 NO.3 2001 |
|
3
|
A4変型判 294ページ T1105941031584
|
ISSN 0039-9450 共立出版株式会社
|
|
βカテニン
カドヘリン結合分子としての発見からシグナル伝達分子としての機能まで
小沢政之
βカテニンは細胞接着分子カドヘリンに結合していて、その活性に必要な細胞内分子として発見されたが、その後、遺伝子の転写の活性化というまったく異なる機能を有することが判明した。
高圧NMRが描く新しい蛋白質像(1)
天然構造はどれだけ柔らかいか?
赤坂一之 李 華
蛋白質の構造変化を高い分解能で観測すると、これまでの常識を超える、蛋白質の新しいダイナミックな像が見えてきた。加圧による天然構造内での変化を検証する。
カルシウム受容発光蛋白質イクオリンの高次構造
井上 敏
発光クラゲから最初に得られたカルシウム感受性発光蛋白質イクオリンは、酵素的役割を担っている。その高次構造解析からイクオリンの発光機構と再生機構を探る。
癌抑制遺伝子産物APCの新しいはたらき
川崎善博 秋山 徹
大腸癌の癌抑制遺伝子APCの機能はおもにβカテニン分解との関連で考えられてきたが、今回APCが新規分子Asefを介してアクチン細胞骨格系を制御することが示された。
Caspase-activated DNase(CAD)とそのインヒビターICADのCADドメイン複合体の立体構造と機能
大友崇紀 上垣浩一 坂平英樹 長田重一 山崎俊夫
染色体DNAを切断する酵素CADは、通常ICADとの複合体として存在し、その酵素活性を抑えられている。両者の複合体の立体構造と変異体解析を合わせて、その機能を探る。
ミトコンドリア・プレ配列に隠された多重暗号
神田大輔
ミトコンドリアへの標的シグナルであるプレ配列にはコンセンサス配列が存在しない。しかし、実はコンセンサス配列が巧妙な暗号として、隠されて埋め込まれている。
若い研究者へ
志村令郎
“研究をする”とはどういうことか
桂 勲
前口上
猪飼 篤
(1)スライドの作り方
瀧上 周
スライドの出来が口頭発表の成否を左右するといっても過言ではない。良いスライドの作り方を失敗例も示しながらやさしく手ほどきする。
骨髄細胞の七変化
血管新生阻害 解糖系酵素の意外な働き
ワクチンで痴呆徘徊にさようなら?
アルツハイマー病の新しい危険因子の発見
2つのドーパミンD2受容体の役割分担 抗精神分裂薬ハロペリドールの標的部位の同定
正常プリオン蛋白質の機能
インターフェロンγの新しい機能 破骨細胞分化抑制
水ぶくれをつくる酵素は? 好中球由来酵素の水疱形成に果たす役割
プロテアソームと制御因子の結晶構造 PA28は本当にプロテアソームアクチベーターか?
赤堀四郎先生 生誕100年に想う
崎山文夫
真菌類の効率的遺伝子破壊株作製法
梶原 将
酵母で多用されているPCRによる簡便な遺伝子破壊株の作製方法を解説し、他の真菌類に対して応用する方法を紹介する。
CaMキナーゼIIの構造と機能に関するシンポジウム
福永浩司
研究のむずかしさと面白さを感じながら
織田昌幸
mto1突然変異株に出会って
千葉由佳子
お知らせ・公募 索引
広告索引
BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp
|