PROTEIN, NUCLEIC ACID AND ENZYME |
VOL.45 NO.7 2000
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B5判 104ページ T1105941041230
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ISSN 0039-9450
共立出版株式会社
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T細胞に抗原を認識させる主要組織適合抗原の構造と機能
西村泰治
ウイルスなどの細胞内に寄生する微生物を識別して排除するために、免疫系は主要組織適合抗原を進化させた。その構造と機能を解説し、著明な多型性についてその生物学的意義を解き明かす。
細胞膜リン脂質代謝と細胞運動
金保安則・野上真宏・本田 晶
リン脂質代謝・分解酵素が細胞運動の一つであるラッフル膜形成に関与しているという興味深い知見を得た。これらの酵素の活性調節機構と生理的役割について述べる。
ミツバチの社会性をめぐる分子生物学
―昆虫の社会性の進化にどのようにアプローチするか
久保健雄・大橋一晶・澤田美由紀・上川内あづさ・竹内秀明
ミツバチの社会の進化や、働き蜂が示すダンス言語や利他行動は、今後、生命科学の先鋭的な問題として注目に値する。この分野の最新の考え方をトピックスとともに紹介する。
リボソームの機能部位が見えてきた
―X線結晶解析が示す翻訳装置の構造
内海利男
蛋白質合成装置であるリボソームの構造が、ついにX線結晶解析により明らかになりはじめた。機能分子としてのリボソームRNAの“すがた”も見えてきた。
リボゾームのX線結晶構造解析
田中 勲
mRNAに転写された遺伝情報を蛋白質の構造へと翻訳する“細胞内装置”リボソーム。その構造がいま解明されようとしている。20年にわたる構造解析の歴史を振り返る。
ウイルスの構造に啓発されたドラッグターゲティング用デバイスの創製
原田敦史・片岡一則
高分子の自発的会合によって形成される高分子ミセルの“人工ウイルス”としての機能に着目し、制がん剤や遺伝子などのデリバリー用材料として利用する試みについて解説する。
2種類の神経伝達物質受容体
―イオンチャネル型とG蛋白質共役型の直接対話
お酒を飲むと脳が縮んでいく
細胞内シグナルが担うニューロンの運命
中枢神経系の再生へ向けて
―CNSミエリン中の突起伸長阻害活性の同定
内在性レトロウイルスが胎盤を形づくる?
NK細胞の新規活性化レセプター
プラスミドを利用したRNAi効果
蛋白質間相互作用の網羅的解析
PIP2による足場の維持
―形質膜-細胞骨格間会合力の調節
ヒトデとO157
蛋白質の質量分析(2) 飛行時間型質量分析装置と微量一次構造解析への応用
中山 洋
ポストゲノムシークエンス時代に向けて蛋白質の機能解析が重要となってきた。質量分析法はこのための基盤技術となりつつある。微量蛋白質を分析するためのシステムを概説する。
つくばと播磨の放射光施設 神谷信夫・坂部貴和子・坂部知平
(46)理化学研究所ゲノム科学総合研究センター
八尾 徹
私のフリーウェア活用法(1)
―賢い研究者に送るTEX 浅川直紀
樹木状枝分かれDNAチップはいかが?
実吉峯郎
【Book Review】
BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp
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