難病研究up-to-date - 臨床病態解析と新たな診断・治療法開発をめざして -
編集:
松原洋一(国立成育医療研究センター研究所長、東北大学名誉教授)
松原洋一
■ 序章:情報共有による難病研究の隘路解消をめざして |
末松 誠
1.未診断疾患イニシアチブ
要 匡
2.エピゲノム
右田王介・秦 健一郎
3.ヒトマイクロバイオームデータと病態診断
服部正平
4.大規模コホート調査とメタボローム解析が明らかにする日本人代謝プロファイル
小柴生造・山本雅之
1.ゼブラフィッシュ
久保 純・宮坂恒太・松本 健・小椋利彦
2.患者由来iPS細胞を用いた病態モデル作製
戸口田淳也・山中伸弥
3.疾患モデルマウス:家族性アミロイドポリニューロパチー
山村研一
4.小型霊長類マーモセットによる病態モデル
井上貴史・佐々木えりか
1.遺伝子治療の現状と展望
金田安史
2.酵素補充療法の現状と今後の展開
奥山虎之
3.核酸医薬
佐々木茂貴
4.難治性神経変性疾患における治療開発〜 疾患特異的iPS細胞を用いた神経疾患モデルの構築と治療薬の開発
岡田洋平・祖父江 元
5.先天代謝異常症のタンパク質ミスフォールディングに対する治療:薬理学的シャペロンとタンパク質恒常性制御因子
大野耕策
6.同種造血幹細胞移植
矢部普正
7.再生医療 iPS ES
梅澤明弘
8.ゲノム編集
高橋 智
1.遺伝子治療
1) 慢性肉芽腫症
小野寺雅史
2) AADC欠損症に対する遺伝子治療
山形崇倫・小島華林・中嶋 剛・村松慎一
2.タンパク質・酵素補充療法
1) ライソゾーム病に対する酵素補充療法
井田博幸
2) 筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するHGF
青木正志
3.核酸医薬
1) デュシェンヌ型筋ジストロフィーの新規核酸医薬品開発をめざして−エクソン53スキップ薬開発の現状−
青木吉嗣・武田伸一
2) 福山型筋ジストロフィー
戸田達史
4.薬剤の開発:低分子化合物,分子標的薬・抗体医薬
1) 肺がんの新しい分子標的薬
矢野聖二
2) 関節リウマチ
南木敏宏・川合眞一
3) 脊髄性筋萎縮症(SMA)における新規治療
齋藤加代子
4) PARP阻害薬開発の現状と展望
三木義男
5.シャペロン
1) リソソーム病の薬理シャペロン療法
檜垣克美・難波栄二
6.移植(骨髄移植,肝移植など
1) 副腎白質ジストロフィー(ALD)の造血幹細胞移植
下澤伸行
2) 先天代謝異常症に対する肝移植
笠原群生
7.再生医療 iPS,ES
1) 重症心不全に対する心筋再生治療法の開発
澤 芳樹
2) iPS細胞を用いた筋萎縮性側索硬化症の疾患モデル
仁木剛史・井上治久
3) ES細胞による再生医療
阿久津英憲・土田奈々絵
8.ゲノム編集
1) ゲノム編集
高田修治
2) 疾患モデルマーモセット
佐藤賢哉・佐々木えりか
9.トピック
1) 炎症性腸疾患の治療総論
水野慎大・金井隆典
1.次々世代のゲノム解析
岩間一浩・松本直通
2.データシェアリングによる研究促進
小崎健次郎