今,着実に実り始めた遺伝子治療
- 最新研究と今後の展開
編集:金田安史
(大阪大学大学院医学系研究科遺伝子治療学教授、日本遺伝子細胞治療学会理事長)
金田安史
1.遺伝子治療の復活:世界の現状
小澤敬也
2.日本の遺伝子治療
谷 憲三朗
1.ゲノム編集法を利用した遺伝子修復治療
三谷幸之介
2.次世代がん治療用HSV-1の開発
岩井美和子・藤堂具紀
3.標的化アデノウイルスベクターの開発
町谷充洋・水口裕之
4.アデノウイルスベクターによる遺伝子発現制御技術
鈴木まりこ・近藤小貴・鐘ヶ江裕美
5.レンチウイルスベクター
島田 隆
6.AAVベクターの現状と問題点の克服に向けて
- AAV Barcode-Seq解析法を用いた新たな取り組み -
足立 圭・中井浩之
7.センダイウイルスベクター
井上 誠
8.ワクシニアウイルス
中村貴史
9.悪性腫瘍に対するコクサッキーウイルス療法開発の現況
宮本将平・小原洋志・谷 憲三朗
10.HVJエンベロープベクター
金田安史
11.高分子ナノミセルを用いた生体へのin vivo mRNAデリバリー
内田智士・位啓史・片岡一則
12.化学的アプローチを駆使した核酸医薬の最前線
小比賀 聡・中川 治
■ 第3章 単一遺伝子の異常による遺伝性疾患と遺伝子治療 |
1.ライソゾーム蓄積症とペルオキシゾーム病
大橋十也
2.慢性肉芽腫症
小野寺雅史
3.先天性免疫不全症 (ADA欠損症,X-SCID,WAS
大津 真
4.遺伝性網膜疾患
池田康博
5.表皮水疱症に対する遺伝子治療の現状と展望
玉井克人
6.デュシェンヌ型筋ジストロフィー
岡田尚巳・武田伸一
7.血友病に対する遺伝子治療の現状と展望
水上浩明
8.HGF遺伝子を用いたリンパ浮腫に対するリンパ管新生療法
齊藤幸裕
1.臨床の現場に近づいた前立腺がん遺伝子治療の現状と今後の展開
那須保友
2.ナノパーティクルを用いた脳腫瘍治療
大岡史治・夏目敦至・若林俊彦
3.悪性グリオーマに対するウイルス療法
伊藤博崇・藤堂具紀
4.食道がんに対する放射線併用アデノウイルス療法の臨床開発
藤原俊義・田澤 大・香川俊輔・白川靖博
5.TCR改変T細胞による食道がん治療
池田裕明・珠玖 洋
6.Oncolytic Adenovirusによる消化器がん治療
佐藤みずほ・山本正人
7.悪性中皮腫に対する遺伝子治療の現状
田川雅敏
8.白血病 / リンパ腫に対するCAR-T遺伝子治療
小澤敬也
9.Lung cancer gene therapy using armed-type oncolytic adenovirus
A-Rum Yoon・Jinwoo Hong・Chae-Ok Yun
1.Parkinson病
村松慎一
2.Aβ分解酵素ネプリライシンによるアルツハイマー病の遺伝子治療
永田健一・西道隆臣
3.筋萎縮性側索硬化症
- 孤発性ALSモデルマウスを用いたALSの遺伝子治療法開発 -
山下雄也・郭 伸
1.心不全の遺伝子治療
谷山義明・眞田文博・村津 淳・楽木宏実・森下竜一
2.末梢血管病変に対する遺伝子治療
松田大介・松本拓也・米満吉和・前原喜彦
3.結核
岡田全司
■ 第7章 遺伝子治療におけるレギュラトリーサイエンス |
1.遺伝子治療関連規制
久米晃啓
2.遺伝子治療の審査体制と海外動向
山口照英・内田恵理子