臨床・創薬利用が見えてきたmicroRNA
監修:落谷孝広 (国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野分野長)
編集:黒田雅彦(東京医科大学分子病理学講座主任教授)、尾崎充彦(鳥取大学医学部生命科学科病態生化学分野准教授)
落谷孝広
- 肝疾患におけるmiRNA診断
村上善基・田中正視・棚橋俊仁・田口善弘
- 肺がんにおけるmiRNA診断
石川雄一
- 糸球体腎炎におけるmiRNA診断の展望
平塩秀磨・中島 歩・正木崇生・田原栄俊
- 神経変性疾患に関与するmiRNAとその臨床応用への可能性
今居 譲・服部信孝
- 整形外科疾患におけるmicroRNA
中原啓行・浅原弘嗣
- 乳がんにおけるmicroRNA診断
柴田龍弘
- 小児疾患におけるmiRNA診断
大喜多 肇
- 血液疾患におけるmiRNA診断の応用
大屋敷純子・大屋敷一馬
- 胃がんにおけるmiRNA診断
阿部浩幸・深山正久
- 腎がんにおいて異常発現するmiRNAとその機能
中田知里・守山正胤
- 眼疾患におけるmiRNA
橋田徳康
- 大腸がんにおけるmiRNA診断
大野慎一郎・高梨正勝・土田明彦・黒田雅彦
- 血清中microRNAを用いた炎症性腸疾患の診断
中道郁夫
- 膵がん領域におけるmiRNA研究
金井雅史・松本繁巳・村上善基
- 脳腫瘍におけるmiRNA
秋元治朗・原岡 襄
- 妊娠におけるmiRNA診断 : 胎盤特異的miRNAと妊娠高血圧症候群の発症予知
瀧澤俊広・大口昭英・右田 真・松原茂樹・竹下俊行
- 疼痛と神経疾患による脳内miRNA発現変動 : 中枢性疾患の診断基準としてのmiRNA
西須大徳・山下 哲・葛巻直子・成田道子・落谷孝広・成田 年
- miR-146による関節炎モデルにおける骨破壊抑制
中佐智幸・越智光夫
- がん抑制的miRNAs - 効率な単離法から機能解析まで -
土屋直人・中釜 斉
- マイクロRNAによるがん幹細胞標的治療
百瀬健次・下野洋平
- miR-22による乳がんモデルマウスを用いた増殖・転移抑制
石原えりか・福永早央里・田原栄俊
- 膀胱がんに対するmiRNA治療の可能性
竹下文隆・落谷孝広
- マイクロRNAによるがん転移予防への展開
- miR-143による骨肉腫肺転移抑制効果とその標的遺伝子の同定 -
尾ア充彦・杉本結衣
- 分泌型microRNAによる新たな細胞間コミュニケーション :
エクソソームを用いたmicroRNA治療への挑戦
小坂展慶・萩原啓太郎・吉岡祐亮・落谷孝広
- 核酸医薬などのドラッグデリバリーをめざした磁性ナノコンポジットの創製
並木禎尚
- 2’-OME RNAオリゴを基盤とした独特の二次構造をもつ
新規microRNA阻害剤S-TuD
原口 健・伊庭英夫
- miRNA制御ウイルスによるがん細胞特異的治療法の開発
中村貴史
- microRNAによる遺伝子発現制御システムを搭載したアデノウイルスベクターの開発
櫻井文教・水口裕之
- miRNAによるiPS細胞作製と再生医療への展開
宮崎 進・山本浩文・三吉範克・石井秀始・土岐祐一郎・森 正樹
- miRNAによる抗がん剤感受性増強効果
西田尚弘・三森功士・森 正樹
- アテロコラーゲンによる核酸医薬デリバリー開発
牧田尚樹・永原俊治
- miRNA医薬開発の現状と展望
山田陽史・吉田哲郎
- がんにおけるmiRNA生合成機構の異常と治療標的としての可能性
鈴木 洋・宮園浩平
- がん抑制型microRNAを基点としたがん分子ネットワークの解明とがんの新規治療戦略
野畑二次郎・関 直彦