12号 (2008)
遺伝子医学MOOK  出版社  (株)メディカル ドゥ

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創薬研究者必見!
最新トランスポーター研究2009

編集: 杉山雄一(東京大学大学院薬学系研究科分子薬物動態学教室教授)
金井好克(大阪大学大学院医学系研究科生体システム薬理学教授)

■ 序文

杉山雄一

■ 総論 

薬物動態とトランスポーター(杉山雄一)         

■ 総論 

薬物標的のトランスポーター(金井好克)

■ 第1章 トランスポーター研究の基礎

1.トランスポーターの種類
 1)SLC の構造と機能(本橋秀之・乾 賢一)
 2)ABC タンパク質の機能と輸送メカニズム(植田和光)
 3)Targeted Absolute Proteomics を用いたトランスポーターの新しい研究展開
   (大槻純男・上家潤一・寺崎哲也)
2.構造と機能
 1)核酸塩基-陽イオン共輸送体の構造と機能(岩田 想)
 2)トランスポーターによる多剤認識の構造的基礎(山口明人・中島良介)

■ 第2章 トランスポートソームの概念

1.トランスポートソーム:その概念と生体輸送における重要性(金井好克)
2.薬物動態関連トランスポーターと相互作用するタンパク質(杉浦智子・加藤将夫)
3.薬物動態関連トランスポーターとERM タンパク質(伊藤晃成・鈴木洋史)
4.トランスポートソームの破綻による疾患
 1)偽性低アルドステロン症U型とWNK キナーゼ(内藤省太郎・内田信一)
 2)物質輸送システムの支持機構としてのセプチン系とその破綻(木下 専)

■ 第3章 トランスポーターの発現制御

1.薬物トランスポーター遺伝子の転写調節(小林カオル・降幡知巳・千葉 寛)
2.エピジェネティック調節(菊地良太・楠原洋之・杉山雄一)

■ 第4章 動態における薬物トランスポーターの役割

1.消化管と肝臓(玉井郁巳)
2.血液脳関門・腎尿細管分泌における薬物トランスポーターの役割(楠原洋之)
3.トランスポーターと癌(鈴木健弘・海野倫明・阿部高明)
4.トランスポーターと薬物間相互作用(設楽悦久・堀江利治)
5.トランスポーターの遺伝子多型が臨床薬物動態・薬効に与える影響  
   (前田和哉・杉山雄一)
6.トランスポーターと薬物毒性(前田和哉)
7.製薬企業における研究
 1)医薬品開発過程におけるトランスポーター研究(水野尚美・丹羽卓朗)
 2)第一三共におけるトランスポーター評価(杉山大介)

■ 第5章 薬効標的としてのトランスポーター

1.利尿薬の標的としての腎尿細管のナトリウムトランスポーター(松原光伸)
2.尿酸トランスポーターと血清尿酸値異常(安西尚彦)
3.セロトニントランスポーターと精神神経疾患(酒井規雄)
4.グルタミン酸トランスポーターと精神神経疾患(相田知海・田中光一)
5.アミノ酸トランスポーター:
  悪性腫瘍の診断と治療の分子標的としての可能性
(金井好克)
6.糖(浅野知一郎)
7.NPC1L1・ABCG5/ABCG8 によるコレステロール輸送と創薬(高田龍平・鈴木洋史)
8.胆汁酸トランスポーターの異常による肝内胆汁うっ滞(林 久允・杉山雄一)
9.リントランスポーターと疾患(宮本賢一・瀬川博子・伊藤美紀子・辰巳佐和子・竹谷 豊)
10.Na+/Ca2+ 交換体を分子標的とした新規Ca2+ 調節薬の開発
   (岩本隆宏・喜多紗斗美・伊豫田拓也)
11.Na+/H+ 交換輸送体:機能調節と薬物標的としての意義
   (中村(西谷)友重・古林創史・久光 隆・岩田裕子・若林繁夫)

■ 索引


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