1号 (2004)
遺伝子医学MOOK  出版社  (株)メディカル ドゥ

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再生医療へのブレイクスルー−その革新技術と今後の方向性

編集: 田畑泰彦(京都大学再生医科学研究所生体材料学分野教授)

■ 序文

今、再生医療に必要なものと今後の方向について考えてみよう
田畑泰彦

■ 序論にかえて

再生医療へのブレイクスルー
田畑泰彦

■ 第1章 生物医学研究

1.細胞

1)多能性幹細胞とゲノム再プログラム化-再生医療応用を目指して-
多田 高

2)成体幹細胞からの再生―細胞の可塑性と細胞融合
金井恵理

3)細胞周期と細胞の不死化
清野 透

2.水溶性シグナル分子

1)細胞増殖因子と分化誘導因子の産業化
土方重樹

2)骨の形成と転写制御
野田政樹・近藤久貴・臼井通彦・井上敬一・中島和久

3)細胞死抑制強化タンパク質の細胞内への直接導入による細胞死の抑制
太田成男・麻生定光

4)サイトカイン、ケモカイン
長澤丘司

5)サーカディアンリズムと時間遺伝子-硬組織代謝を中心として
篠田 壽

3. 水不溶性シグナル分子

1)接着基質としての細胞外マトリクスの構造と組織再生への応用
安達栄治郎・大橋しほ花・平井和弥・竹村幸敏

2)天然分解酵素
小林孝志

3)固定化培養基材―造血幹/前駆細胞の体外増幅を目指して-
野川誠之・伊藤義浩

4)Nicheにおける未分化性の維持
山下 潤

4.免疫拒絶抑制

1)糖転移酵素による細胞表面の抗原性の改変
宮川周士

2)CD25+CD4+T細胞による移植免疫寛容の誘導
野村尚史・坂口志文

5.上皮-間葉間の可塑性 (Epithelial-Mesenchymal Transition:EMT)
菅野雅人・谷口英樹

6.トランスジェニックラット-再生医療研究の新しい探索ツール-
袴田陽二・小林英司

7.プロテオミクスと質量分析
高尾敏文・里美佳典・須藤浩三

■ 第2章 材料、技術、方法論の研究開発

1.足場材料と関連技術

1)生理活性ペプチドの合成と組織工学用材料への応用
平野義明

2)基材表面が細胞の形に与える影響
藤本啓二

3)機能化足場-材料創製への展望
木村 祐、田畑泰彦

4)複合材料
菊池正紀・田中順三

5)異形断面繊維と不織布
菅埜幸治

6)多孔質高分子中空糸膜
宮城守雄

2.細胞培養関連材料、技術

1)動物細胞培養装置
高木 睦

2)物理刺激とその再生医療への応用
牛田多加志・古川克子

3)無血清培地
高橋秀和

3.遺伝子関連材料、技術

1)遺伝子ハンティング:HVJ envelope vector によるゲノムライブラリーの迅速スクリーニングおよび高効率遺伝子機能解析システムの開発
金田安史

2)遺伝子発現を高めるための遺伝子デリバリー技術
櫛引俊宏・田畑泰彦

3)小さなRNAの再生医療への可能性
多木 崇・多比良和誠

4.自由電子レーザーの分子レベルにおける医療応用
鈴木幸子・粟津邦男

■ 第3章 細胞、組織、臓器の評価法

1.MR画像を用いた移植幹細胞の生体内無侵襲トレーシング
犬伏俊郎

2.バイオ・医学領域における非侵襲的可視化手段としてのMRマイクロイメージング
中井敏晴・当間圭一郎

3.再生硬組織への結晶学的アプローチによる構造・機能評価-微小領域X線回折法を用いて-
中野貴由・馬越佑吉

4.画像解析-微小血管造影
知久正明・西上和宏・内藤博昭・盛 英三・佐藤英一

5.再生医療を具現化するための基盤技術としての光計測・評価技術
石原美弥・佐藤正人・持田讓治・菊地 眞

6.血管の成熟化
高倉伸幸

■ 第4章 周辺環境制度、規則の整備

1.トランスレーショナルリサーチの方法と実際
手良向 聡・福島雅典

2.細胞治療・再生治療開発に関するレギュレーションと細胞プロセシング
笠井泰成・前川 平

3.バイオ分野における知的財産の活用
寺西 豊

■ 第5章 今後の方向性

1.獣医科領域における再生医療
岸上義弘

2.慢性疾患治療
山本雅哉・田畑泰彦

3.遺伝子-細胞ハイブリット治療-
永谷憲歳・片岡雅晴

4.細胞増殖因子による変形性関節症治療
高橋謙治・井上敦夫・田畑泰彦・久保俊一

5.中枢神経変性疾患
吉崎崇仁・岡野栄之

6.歯科の再生医療
原田英光

7.内耳変性疾患に対する再生医療-その現状と今後の方向性-
小島 憲・伊藤壽一

8.血管柄付き軟組織の再生
田中嘉雄・成 耆徹・文元裕道

9.腎臓内科疾患
伊藤孝仁・倭 正也


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