バイオウェブ

現代化学 増刊37
シグナル伝達
ネットワーク

西田栄介編
 出版社  (株)東京化学同人

〒112-0011 東京都文京区千石3-36-7
TEL 03-3946-5311
FAX 03-3946-5316

1.総論 
西田栄介,森口徹生
1・1 はじめに
1・2 細胞内シグナル伝達にかかわるシグナル分子
1・3 シグナル伝達経路の仕組み
1・4 今後の課題
1・5 おわりに

■ 第T部 シグナル伝達ネットワークの基本経路

2.Rasシグナル伝達系とその制御因子
服部成介
2・1 Rasの機能とその作用機序
2・2 がん組織におけるras 遺伝子の活性化
2・3 Rasの活性化因子
2・4 RasのGTPアーゼ活性促進因子(GAP)
2・5 Rasと標的因子の相互作用
2・6 RasとRap1のクロストーク
2・7 Rasシグナル伝達系のノックアウト
2・8 神経細胞におけるRasの機能
2・9 これからの展望

3.MAPキナーゼ
日下部杜央,西田栄介

3・1 MAPキナーゼとは
3・2 古典的MAPキナーゼのシグナル伝達機構
3・3 新規MAPKファミリー分子
3・4 MAPキナーゼシグナル伝達の制御機構
3・5 MAPキナーゼファミリー分子のもつ多様な機能
3・6 まとめ

4.プロテインキナーゼC
吉川 潮

4・1 はじめに
4・2 PKCの分子多様性と構造
4・3 PKCの活性化機構
4・4 PKCの生理機能
4・5 おわりに

5.サイトカイン受容体(IL-2,4,7,9,15) 
浅尾裕信,菅村和夫

5・1 はじめに
5・2 サイトカインとその受容体
5・3 サイトカイン受容体からの情報伝達経路
5・4 まとめ

6.gp130を介する細胞増殖・分化・死のシグナル伝達機構 
西田圭吾,日比正彦,平野俊夫

6・1 はじめに
6・2 gp130の構造とシグナル伝達にかかわる機能領域
6・3 gp130を介する三つの異なった細胞内シグナル伝達経路
6・4 生体内でのgp130を介するシグナル伝達経路の役割
6・5 おわりに

7.Fasを介するシグナル伝達 
米原 伸

7・1 はじめに
7・2 アポトーシスのシグナル伝達
7・3 Fas
7・4 おわりに

8.ケモカイン受容体 
義江 修

8・1 はじめに
8・2 ケモカインスーパーファミリー
8・3 ケモカイン受容体のリガンド特異性
8・4 三量体Gタンパク質の活性制御サイクル
8・5 ケモカイン受容体からのシグナル伝達
8・6 おわりに

9.TGF-βファミリー 
花井順一,宮園浩平

9・1 はじめに
9・2 TGF-β受容体の作用と役割
9・3 シグナル伝達因子Smadの発見とサブタイプ
9・4 Smadの活性化
9・5 Smadの細胞質内での働き
9・6 Smadの核内での働き
9・7 Smadシグナル伝達経路のクロストーク
9・8 おわりに

10.Wntシグナル伝達 
高田慎治,山口良文

10・1 はじめに−Wntシグナル研究のこれまでの流れ
10・2 Wnt
10・3 細胞内でのWntシグナル伝達
10・4 おわりに

11.Notchシグナル伝達 
影山竜一郎

11・1 はじめに
11・2 Notchおよびそのリガンドの基本構造
11・3 Notchの基本経路
11・4 Notchによる三つの基本作用(側方抑制,誘導,不等分裂)
11・5 哺乳類の細胞分化とNotch
11・6 おわりに

12.PI3K-Akt経路のシグナル伝達 
浦 誠司,後藤由季子

12・1 はじめに
12・2 PI3K-Akt経路の活性化メカニズム
12・3 PI3K-Akt経路の遺伝学的解析
12・4 PI3K-Akt経路と生存シグナル
12・5 PI3K-Akt経路と細胞周期
12・6 PI3K-Akt経路と代謝
12・7 おわりに

13.核内脂溶性リガンド受容体を介するシグナル伝達機構
加藤茂明

13・1 はじめに
13・2 核内受容体スーパーファミリー
13・3 核内受容体の構造と機能
13・4 核内受容体のコンセンサス標的エンハンサー
13・5 核内受容体による転写促進の分子メカニズム
13・6 リガンド結合による受容体構造変化と転写共役因子群との相互作用
13・7 核内受容体転写共役因子複合体の機能
13・8 おわりに
■ II部 シグナル伝達ネットワークにおけるクロストークと制御機構

14.Wntシグナル伝達経路における分子間相互作用とその制御機構 
岸田想子,岸田昭世,菊池 章
14・1 はじめに
14・2 Wntシグナル伝達経路の構成分子
14・3 細胞質内でのWntシグナル分子間の相互作用
14・4 核内でのWntシグナル分子間の相互作用
14・5 おわりに

15.Wnt経路とMAPキナーゼ経路のクロストーク 
辻 順,石谷 太,久本直毅,松本邦弘

15・1 はじめに
15・2 Dshから分岐するJNKを含むMAPキナーゼカスケード
15・3 TCFを負に制御する新しいタイプのMAPキナーゼ経路
15・4 線虫における陰門の形態形成に協同して働くWnt経路とMAPキナーゼ経路
15・5 おわりに

16.TGF-βシグナル因子Smadを介したシグナルクロストーク 
西田 満,渋谷浩司

16・1 はじめに
16・2 SmadファミリーによるTGF-βシグナル伝達系の制御機構
16・3 TAB1/TAK1による制御機構
16・4 Smadの構造
16・5 MAPキナーゼ経路によるSmadの活性制御
16・6 抑制型Smadの発現誘導を介したシグナルクロストーク
16・7 JAK-STAT経路とSmad経路による協調的遺伝子発現
16・8 核内受容体シグナル伝達系とSmad経路とのクロストーク
16・9 Wntシグナル伝達系におけるSmad4の役割
16・10 おわりに

17.サイトカイン受容体のシグナル伝達と制御機構 
吉村昭彦

17・1 はじめに
17・2 サイトカイン受容体の構造とシグナル伝達機構
17・3 サイトカインシグナルの負の制御機構
17・4 STAT5の負のフィードバック調節因子CIS
17・5 CISファミリー
17・6 JAB/SOCS-1/SSI-1によるIFNシグナルの抑制
17・7 CIS3/SOCS-3/SSI-3の生理機能
17・8 サイトカイン間のクロストーク
17・9 おわりに

18.B細胞抗原受容体を介するシグナルネットワーク 
前田明人,黒崎知博

18・1 はじめに
18・2 B細胞受容体とチロシンキナーゼ
18・3 BCR下流のシグナル伝達経路
18・4 抑制性受容体のシグナル伝達
18・5 おわりに

19.Caspaseの制御 
風間啓敬,米原 伸

19・1 Caspaseとは
19・2 Caspaseの構造と機能
19・3 Caspaseの活性化
19・4 Caspaseの基質となるタンパク質
19・5 Caspaseの阻害
19・6 Caspaseノックアウトマウスの特徴
19・7 まとめ

20.炎症反応のシグナル伝達 
河合太郎,審良静男

20・1 はじめに
20・2 TNF受容体を介するシグナル伝達
20・3 IL-1受容体を介するシグナル伝達
20・4 LPSとToll-like受容体(TLRs)
20・5 おわりに

21.細胞周期制御とがん抑制遺伝子
秋山 徹

21・1 はじめに
21・2 p53と細胞周期制御
21・3 Rb 遺伝子と細胞周期制御
21・4 APC 遺伝子と細胞周期制御

22.細胞内輸送とシグナル伝達
豊島文子,西田栄介

22・1 はじめに
22・2 核−細胞質間輸送の分子機構
22・3 シグナル伝達経路における核−細胞質間輸送
22・4 細胞周期チェックポイントにおける核−細胞質間輸送の役割

索引


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