バイオウェブ


2013年3月号 No.504
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

〒112-0011 東京都文京区千石3-36-7
TEL 03-3946-5311
FAX 03-3946-5316
URL https://www.tkd-pbl.com/
■ 特集 早期がん診断の研究最前線―がんの兆候をとらえる―

【特集を読むにあたって】
進展する早期がん診断の研究

馬場嘉信

早期にがんの兆候をとらえる最先端の研究アプローチを概観する.

■ 解説

迅速ながんイメージングを可能にする蛍光プローブの精密設計
神谷真子・浦野泰照

体内のがんをリアルタイムに生可視化する蛍光プローブができた.

血中循環がん細胞検出によるがん診断
岡本行広・馬場嘉信

がん組織から血中へ漏れ出たがん細胞を診断ターゲットとする動き.

マイクロRNAのがん診断マーカーとしての可能性
富永直臣・小坂展慶・落谷孝広

がん細胞に特有のマイクロRNAを微量検出すれば診断可能に.

マイクロRNAによるがん診断プラットフォーム
一木隆範

少量の血液でがん診断を行うデバイスの開発が進んでいる.

エピジェネティクスから迫るがん診断
近藤 豊

ゲノムとエピゲノムに関する異常は,がんの目印となる.

メタボロミクスによるがんの診断マーカー探索
曽我朋義

がん患者特有の代謝がわかれば代謝産物の解析で診断できる.

■ 話題

がん細胞のみを特異的に殺す生薬成分は有望か?
尾崎友紀・野島 博

インド原産のハーブ成分は,がんの特効薬となるか?

■ 連載

結晶美術館(3)
アダマンタン

田中陵二

化学の目でみた考古学・文化財学(7)
白濁した修復剤を除去する

中條利一郎

論文で使ってみたい英語表現(16)
不定詞を使いこなそう(1)

赤羽良一・飯野一彦・R.Sampson




■あれ・これ
百花繚乱のイチゴテクノロジー

セキララかがく

■ FLASH

○蛍光をより多く出す有機分子の設計

○1000万回も反応を繰返す“金サブナノ粒子”

○卵巣腫瘍の診断に使える二機能性の造影剤

○近赤外光が出るようにルシフェリンを改造

■ 化学かわらばん

○セシウムを光らせて検出(物質・材料研究機構プレスリリース

○体から電力を取出す

○カエルツボカビの宿主はザリガニ

○超巨大な表面積をもつ金属錯体を合成

○論文タイトルに美辞麗句はご法度


[バイオウェブ - HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp