バイオウェブ


2011年10月号 No.487
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○生きた細胞からレーザーが出た

○融けても固まっても電気を通すエレクトライド

○“プロペラ錯体”で分子の立体構造を見分ける

○試験管内で生まれた生殖細胞

○電子の“波乗り”を制御する新理論

■ 化学かわらばん

○欧州まで飛んだ放射性物質

○ゴキブリからグラフェンを合成

○“分解性”高分子は本当に分解するのか

○携帯電話で医療診断

○カーボンナノチューブになぜ水が入るのか

○iPS細胞特許が欧州と米国でも成立

■ Watch

生物資源の有効活用は進むか
○バイオリファイナリーと新時代

中原 剣

石油資源を使ってエネルギーや化学製品を生産するプロセスから,生物資源を活用したプロセスへの動きが進んでいる.

■ 解説 人工光合成への挑戦

<構造生物学からのアプローチ>

光合成の酵素発生の謎を解明
――人工光合成への足がかり――
神谷信夫

光合成では水から酸素と水素ができるが,その反応機構の詳細は不明であった.今回,活性中心の構造がわかり,大きく前進した.

<半導体工学からのアプローチ>

半導体で人工光合成に挑む
―光・化学エネルギー変換の実現に向けて―
藤井克司・中村振一郎

光と電気を操る半導体工学は非常に成熟しているので,半導体は,有機分子よりも人工光合成系の構築に向いているかもしれない.

■ 追悼

光電気化学の巨星
研究はロマンである
―本多健一先生を偲ぶ―
藤嶋 昭

■ 連載

世界の化学企業(2)
新たな方向性を探る伝統企業
デュポン

田島慶三

世界の代表的な化学企業を知ろう.

データでみる日本の科学技術(最終回)
東アジアと緩やかな科学技術協力を
日本は今後どうすべきか

林 幸秀

若い力:分子生物学の扉をひらいた人々(10)
タンパク質のアミノ酸配列を決定
サンガ―37歳

岡田吉美

 

■ 基礎

誰でもわかる化学熱力学(5)
熱容量とエンタルピー
中田宗隆

院試で学ぶ有機化学の基礎(7)
甘味の合成化学
山口潤一郎

■ 語学

YouTubeで鍛えるバイオ英語耳(2)
“RNA structure”と“tRNA”
野島 博

3分程度の短い英語を聴いて英語力をアップ

論文で使ってみたい英語表現(7)
ちょっとややこしいが役に立つ分詞構文(2)
赤羽良一・飯野一彦・R.Sampson

■あれ・これ
海洋の再生可能エネルギー
■書評
○現代化学増刊44 有機金属化学の最前線
○ライフサイエンスのための基礎化学
■セキララかがく
のたりのたり
■やじうまかがく
キノコ

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