バイオウェブ


2011年7月号 No.484
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○発色を増幅してイオンを微量分析

○一つの分子から好みの電気伝導度を得る

○高性能なグラフェンFETをつくった

○触媒なしで飽和炭化水素にN原子を導入

■ 化学かわらばん

○女王蜂への転身の引き金

○量子ドット太陽電池 理論効率75%をマーク

○外部磁場のいらないNMR

○フィラリアの新薬候補

○一成分だけでゲルはできるか?

○銀ナノ粒子の毒性

■ Watch

クライメートゲート事件・原発事故が及ぼす影響
地球温暖化問題の向かう先

伊藤公紀
原発推進の理由とされてきた地球温暖化問題も,今回の事故の影響を免れえないだろう.現実的未来を模索する新たな動きを紹介する.

■ 原発事故問題

飯舘村の除染現場より:今,化学者は何をすべきか

○放射性物質の汚染除去に向けて
熊沢紀之
計画的避難区域に指定された福島県飯舘村で,放射能除染を試験的に実施したので報告する.土壌除染の方針と化学者の役目を考える.

【話題】汚染水から放射性物質を除去する技術

○チェルノブイリとフクシマ
―キエフ「国際科学会議2011」に参加して―

綿貫礼子
吉田由布子
4月に行われたチェルノブイリ25周年国際会議で,参加者の関心はフクシマに集中した.世界はフクシマをどのように受け止めたのか.

■ 解説

金属原子を思い通りに並べる
―ペプチド固相合成で多核金属錯体を合成する―

田代健太郎

■ 免疫学×化学:免疫のアクセルにもブレーキにもなる

インターロイキン10の分子構造
坪井正道

■ 連載

10分で読める有機化学トレンドウォッチ(30)
分子にエネルギーを込める
日進月歩の爆薬ケミストリー
佐藤健太郎

院試で学ぶ有機化学の基礎(4)
医薬品オメプラゾールの合成

生長幸之助

論文で使ってみたい英語表現(4)
過去分詞を使った形容表現をもう少し

赤羽良一・飯野一彦・R.Sampson

データでみる日本の科学技術(6)
基礎研究がうまく実らないのはなぜ?
臨床応用や製薬での課題

林 幸秀

若い力:分子生物学の扉をひらいた人々(7)
初めてウイルスの構造モデルを完成
フランクリン34歳

岡田吉美

 

■あれ・これ
放射性セシウムでワインの生産年を鑑定
■論点
CO2資源化の実用は幻想
■セキララかがく
授 業
■やじうまかがく
日焼け止め
■ほん
「ヘゲダス 遷移金属による有機合成」
 

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