バイオウェブ


2010年1月号 No.466
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○蛍光が出ない分子で生体試料を視覚化

○ハロゲン結合に関する国際会議が開催

○RNAの塩基配列を直接決定する方法

○植物の種子がカーボンナノチューブを取込む

○2009年度の文化勲章

○ノーベル賞学者が科学技術予算に対し緊急声明を発表

■ 化学かわらばん

○元素114の確認

○防氷効果の高いコーティング

○炭酸飲料特有の風味の秘密

○効率よく金属を吸着するポリマー

○シャワーヘッドは細菌の巣窟?

○ガラス細工の新型インフルエンザウイルス

■ インタビュー

インフルエンザ研究の最前線−河岡義裕博士に聞く−
現代化学編集グループ

新型インフルエンザウイルスの特徴から、タミフル耐性ウイルスの発生やワクチン開発まで、インフルエンザウイルス研究のトップランナーが語る。

■ 基礎解説

免疫のしくみとインフルエンザワクチン
矢田純一

インフルエンザワクチンの効果はなぜ短いのか? 接種しても感染するのはなぜか? インフルエンザワクチンの疑問に免疫の視点で答える。

■ 環境問題への視点

中期削減目標25%への提言“低炭素社会”から“脱化石燃料社会”へ
久保田 宏(東京工業大学名誉教授)

日本が掲げる温室効果ガスの排出削減目標を実現するには公平性に基づく各国の合意が必要だが、CO2を指標にするかぎり難しい現実がある。

ホッケースティック曲線の何が間違いなのかー本当の気温変動はわかったか?−
伊藤公紀(横浜国立大学)

人為的な温暖化の有力な証拠の一つとされてきた有名な温度変化曲線は不適切なデータ処理によって生まれた疑いがある。

バイオ燃料と生物多様性
金子信博(横浜国立大学)

バイオ燃料の拡大によって、生物多様性の損失減速の目標達成が困難になっているとの見解がある。

■ 解説

単結晶フラスコー化学反応のスナップショット観察が可能になったー
藤田 誠(東京大学)

結晶をフラスコにうまく使うと、化学反応をX線で解析できる。

生体内のD-アミノ酸を探る
藤井紀子(京都大学)

生体内のD-アミノ酸と老化の関係がみえてきた。

■ 連載

10分で読める有機化学トレンドウォッチ(20)
ケージ分子で不安定化合物を取出す

佐藤健太郎(東京大学特任助教)

ニュースになった化学物質(9)
ダイエット薬(1)ーなかには危ないものもあるー

A. T. Tu (コロラド大学名誉教授)

ウイルス世界への旅(4)
生物界を動きまわるウイルス

山内一也(東京大学名誉教授)

■あれ・これ
地熱資源を活用してCO2を削減
薬理作用を示さないくらい極微量の医薬候補物質をヒトへ投与して, 薬物動態を調べる新しい臨床試験が開始。
■やじうまかがく
温暖化現象
■セキララかがく
宝探し
■ほん
無機機能材料


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