2008年10月号 No.451
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○膜タンパク質を壊さずに質量分析する

○細胞1個の重さを量る

○フッ素化の位置を決める技

○NF3は温室効果ガス?

○こすると発色光が変わる液晶

■ 化学かわらばん

○学術雑誌電子化の弊害(出典:Science, 321, 395(2008))

○透過型電子顕微鏡で水素原子を観察する(出典:Nature, 454, 319(2008))

○素早い色変化を示すフォトクロミック化合物(出典:Org. Lett., 10, 3105(2008))

○カーボンナノチューブ製の微量はかり(出典:Nature Nanotech., DOI:10.1038/nnano.2008.200)

○タンパク質の迅速な切断法(出典:Journal of Proteome Research, 7, 3276(2008))

○副作用から既存薬剤の新用途を探す(出典:Science, 321,263(2008))

■ おもな解説記事

■Watch■
iPS細胞の特許の行方とその諸問題

越智 豊

研究開発を推進する上で特許の役割は大きいが、一企業が医療上の発明を独占する行為は人道的でない。iPS細胞でも医療特許のあり方が問われる。

■解説■
押すと発光色が変わる
有機ピエゾクロミック材料の設計に向けて

荒木孝二・務台俊樹

分子の並びが変わることで発光が変化する有機分子が開発された。まったく新しい材料を一からつくり上げた際の、思考の軌跡を追ってみた。

記憶の神経回路に迫る
-海馬における長期増強現象の分子機構-

林 康紀

最新の可視化技術を駆使してわかってきた「記憶の分子機構」の一端を解説する。人と技術とアイデアが噛み合って予想外の成果が出た研究物語。

米国の化学教育システム
-高校〜UCバークレー校化学科での体験から-

中村優希

米国で中学校から大学までを過ごした著者が、米国流・化学教育の実態をレポート。アグレッシブに活動し、猛勉強する米国学生たちの姿も報告

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(18)
免疫はがんを退治できるのか

矢田純一
私の化学論(7)
中世キリスト教世界とアルケミー

妹尾 学
10分で読める有機化学トレンドウォッチ(7)
アミド縮合反応の過去・現在・未来

佐藤健太郎
微生物世界への旅(18)
小さい「微生物」は表面が大切
-不思議な空間「バイオフィルム」に至る道-

森崎久雄
科学英語ポイント講義(7)
ヘビの尻尾を切ろう:接尾辞で見分ける

Olaf Karthaus・上野早苗
 
■セキララかがく
科学を愛する人
■やじうまかがく 
対称
■あれこれ
NASA誕生50年
 


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